2022年6月上旬の Azure SQL Database Update がアナウンスされました。
Archive for the ‘SQL Database’ tag
Build 2022 で発表された SQL Server ベースのアップデート
Build 2022 の Book of News が公開され、様々な情報のアナウンスが行われています。
SQL Server ベースの環境としては、次のような内容が Book of News やセッション内で発表されました。
- SQL Server 2022
- Public Preview: SQL Serer 2022 CTP 2.0
- GA: Ledger
- Public Preview: Azure Functions の Input, Output Binding / ローカル開発環境 / JSON 関数 の機能強化 / 新しいサーバーロール
- Private Preview: HTTPS エンドポイント
- Public Preview: Synapse Link for SQL / Microsoft Graph Data Connect
- GA: Azure Arc Enabled SQL Managed Instance Business Critical Tier
発表された内容について、どのような情報から確認することができるかを記載しておきたいと思います。
2022年5月上旬の Azure SQL Database Update
2022年5月上旬の Azure SQL Database Update がアナウンスされました。
現時点では GA 1 件のアナウンスとなっています。
SQL Server ベースの環境の NULL の格納方法について
sSQL Server ベースの環境で NULL を登録した場合、どのように格納されていたかを忘れていたので、書いておきたいと思います。
SQL Server NULL の取り扱いについては、集計関数 の NULL 値の取り扱いや NULL と UNKNOWN (Transact-SQL) に記載されており、NULL 値については次のように記載されています。
null 値は、通常、認識されないデータ、適用できないデータ、または後から追加されるデータを示します。
SQL Server の NULL 値は インデックス / 統計情報の対象となり、NULL を使用する目的については、私の認識としても上記のとおりです。
NULL を使うべきかどうか / 何らかの初期値を指定するかについては、データの意味と取り扱いに依存しますので本投稿では触れません。
Datadog の Database Monitoring で SQL Server サポートが使用できたので試してみました
Dash 2021: Datadog の最新発表 でアナウンスされました データベース モニタリング の SQL Server の Beta でのサポートですが、先日、Datadog を確認したら、私のアカウントでも使用できるようになっていましたので試してみました。
2022年4月下旬の Azure SQL Database Update
2022年4月下旬の Azure SQL Database Update がアナウンスされました。
SQL Server のデータアクセスコンポーネントの暗号化設定の既定が変更されています
昨年からリリースされている Microsoft 社提供の SQL Server 向けのデータアクセスコンポーネントで、暗号化設定の既定が変更されています。
私が確認した範囲では、次のコンポーネントを使用している場合に影響が出る可能性があります。
- Microsoft ODBC Driver for SQL Server on Windows
- Release Notes for the Microsoft ODBC Driver for SQL Server on Linux and macOS
これらのデータアクセスコンポーネントでは「破壊的変更」として「Encrypt = true, by default」の変更が行われており、各コンポーネントの既定の接続が暗号化設定が有効になっています。
Azure SQL Database の General Purpose のゾーン冗長と性能への影響
以前、Azure SQL Database の Premium / Business Critical のゾーン冗長と性能への影響 という投稿を書きました。
2022/4 に General availability: Zone redundancy for Azure SQL Database general purpose tier というアナウンスがあり、General Purpose (汎用目的) でも、ゾーン冗長構成がサポートされるようになりました。
汎用目的の場合、General Purpose サービス レベルのゾーン冗長可用性 で解説されているように、ゾーン冗長は次のような構成となります。
汎用目的のゾーン冗長では、Premium / Business Critical とは異なり、AlwaysOn 可用性グループによるデータベースの冗長化ではなく、データベースのファイルをストレージレイヤーで冗長化させ、各可用性ゾーンにスペアノードを配置するという構成となっています。
このような構成の場合に、ゾーン冗長を使用した場合にどのように性能に影響が出るのかを、前回と同様に確認してみました。
2022年4月中旬の Azure SQL Database Update
2022年4月中旬の Azure SQL Database Update の情報がアナウンスされましたので、どのような情報が公開されたか見ていきたいと思います。
GA と Public Preview について、Azure の更新情報 で情報がまとめられたものが発信されていますので、アップデートの情報収集ははこの辺を活用するとよいかと思います。
本ブログでも上記のようなアナウンスがあった際には、情報をまとめておきたいと思います。(毎月やろうとは思っているのですがなかなか時間が取れず、頻繁にとん挫しています…。)
Azure SQL Database の Premium / Business Critical のゾーン冗長と性能への影響
Azure SQL Database の Premium / Business Critical では、「ゾーン冗長可用性」(ZR) が GA した機能としてサポートされています。(Business Critical ではプレビュー段階)
Premium / Business Critical のデータベースはローカルの SSD を使用して Always On 可用性グループのテクノロジーを使用して可用性が担保されています。