Denali CTP3 では、AlwaysOn Availability Groups (HADR) で複数のセカンダリを指定した環境 (マルチセカンダリレプリカ) を作ることが可能です。
ただし、マルチセカンダリレプリカを設定する場合にはトレースフラグを事前に設定しておく必要があります。
今回はこの辺をまとめてみたいと思います。
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Archive for the ‘SQL Server’ Category
Denali CTP3 で AlwaysOn Availability Groups のマルチセカンダリレプリカを使用する際に設定するトレースフラグ
Denali CTP3 を検証する際に参考になる資料のメモ
Denali CTP3 になり、CTP1 と比較して検証できる機能の幅が増えています。
Books Online を見ながら検証するのが一般的だと思いますが、海外の Tech Ed の資料がわかり易く、とっかかりとしてはとても便利だと思いますので、今回はこのあたりを備忘録としてまとめておきたいと思います。
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次期 SQL Server 開発ツール "Juneau" がダウンロード可能になっています
次期、SQL Server 開発ツール (SQL Server Developer Tools : SSDT) である、Codename "Juneau" の一般ダウンロードが可能となっています。
次期 SQL Server 開発ツール “Juneau” がダウンロード可能になっています
次期、SQL Server 開発ツール (SQL Server Developer Tools : SSDT) である、Codename "Juneau" の一般ダウンロードが可能となっています。
Denali CTP3 のインストール時で気づいたこと諸々
Denali CTP3 のインストールで気づいたことをちょいちょい書いていきたいと思います。
SQL Server Code-Name “Denali” CTP3 関連のダウンロードが
WPC 参加中ですがこれはと思ったのでメモだけ。
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MicrosoftR SQL ServerR code name ‘Denali’ Community Technology Preview 3 (CTP 3) Feature Pack
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Product Documentation for Microsoft SQL Server Code-Named “Denali” CTP3
Denali の HADR の初期同期を手動で実行
HADR (Always On) を構築する際にはデータの初期同期を実行する必要があります。
構築時に初期同期を実行する場合には、[Start Data Synchronization] をクリックすると、共有フォルダにバックアップを取得して、Secondary のサーバーにリストアすることで初期同期をすることができます。
ただし、初期同期は必須ではないため、[Close] をクリックするとスキップして HADR の初期設定を完了することが可能です。
再度、共有フォルダを使用した初期同期の画面を開こうにもこの画面は構築時にしか開けないようで、スキップした場合は手動で同期を行う必要があります。
今回はこの手順についてまとめていきたいと思います。
Denali の HADR を証明書を利用したエンドポイントで使用
Denali の HADR (Always On) では SQL Server のデータベースミラーリングと同様に、ミラーリング用のエンドポイントを使用してサーバー間の通信が行われます。
HADR はクラスター環境が必須となるので、サービスアカウントにドメインユーザーを使用するための障壁は低くなっているのですが、ドメインユーザーではなくローカルユーザーで SQL Server のサービスを起動することがあるかもしれません。
HADR のエンドポイントは構成中に自動で作成することができます。
ただし、サービスをローカルユーザーで起動している場合には以下のエラーが出力されます。
# Yes をクリックすると構成をすることができるのですが、開始時にエラーとなるかと思います。
ドメインユーザーでサービスを起動していない場合は証明書を利用したエンドポイントを使用する必要があります。
# サービスをローカルユーザーで起動してパスワードを同じにすればパススルーできる気もしますが。まだ試せていません…。
今回の投稿では、証明書を利用したエンドポイントのサンプルをまとめておきたいと思います。
Contained Databases を使用した場合の一時テーブルの照合順序について
Contained Databases を使用したログインを意識しないデータベースの移動 の続きになります。
上記の投稿では Contained Databases を使用して、データベースのユーザーにログインとしての情報を含め、データベースの移動時のログイン作成にどのように影響するかを書きました。
Contained Databases を使用することでデータベースの照合順序を一時テーブルのデフォルトの照合順序として使用できるようになります。
# 通常、tempdb の照合順序はインストール時に設定した照合順序となります。
今回はこの、Contained Database Collations について軽くまとめてみたいと思います。
Contained Databases を使用したログインを意識しないデータベースの移動
SQL Server Codename "Denali" では Contained Databases という機能が追加されています。
Designing and Implementing a Contained Database
これがDenaliの新機能だ!/第四世代 SQL Server の世界へようこそ(後編)
SQL Server Denali Contained Database Feature
この機能を使うと、今まではシステム情報として持っていたサーバーの照合順序 (主に tempdb の照合順序が影響していたもの) やログイン情報といったものをデータベース側に保持することができるようになります。
# SQL Server Agent のジョブも分離できそうなことをちらっと見たのですがこちらは方法を調べきれておらず…。
これにより、サーバー間でデータベースを移動していた際の照合順序の影響やログインの再作成 (SID 変更の対応) の運用が変わってきます。
今回はこの Contained Databases の機能を使用したログインを Denali 間のデータベースの移動についてまとめてみたいと思います。
# 照合順序 (Contained Database Collations) に関してはまた別の機会にまとめたいと思います。