先日 (といっても去年のことですが) ひと目でわかるSQL Server 2012 という書籍をいただきました。
# ありがとうございます!!
本日、読み終わることができたのでブックレビューなどを。
本書ですが、
はじめに
第1章 SQL Server 2012とは
第2章 SQL Server 2012のインストール
第3章 データベースの作成
第4章 テーブルとインデックスの作成
第5章 データ操作とトランザクション処理
第6章 ビューの作成と使用
第7章 ストアドプロシージャの作成と使用
第8章 トリガーの作成と使用
第9章 ユーザーの作成とアクセス制御
第10章 データベースのバックアップと復元
第11章 管理タスクの自動化
第12章 データベースコンプライアンス対策
第13章 データウェアハウスの作成
索引
の全 13 章の構成となっており、ひと目でわかるシリーズとしては大ボリュームの 500 ページ構成となっています。
書籍内にも書かれているのですが、高可用性を除くデータベースエンジンの主要機能についての書籍となっており、BI 系の機能についてはレポート編、セルフサービス BI 編の出版が予定されているそうです。
# Data Tools を使用した DWH k系の機能については 13 章で触れられています。
高可用性を除くということになっていますので、AlwaysOn に関しては紹介にとどまり構築については触れられていません。
表紙に書かれているようにインストールから基本的な機能を GUI (SSMS) と T-SQL でどのように操作するかが画面キャプチャ付きで解説されており、サンプル用のデータベースもダウンロードできるようになっていますので自分で実際に試しながら勉強をすることができるようになっています。
最初にコラムとして全体の説明があり、そのあとに各機能の紹介がポイントについてはメモで捕捉しながら解説されているのではじめて SQL Server を使う方でもわかりやすい構成となっています。
SQL Server の勉強を開始するための教材としては 自習書シリーズ がありますがデータベースエンジン全体の基本的な内容を勉強したいという場合には、本書籍で学習し気になった個所を自習書シリーズで再度勉強し、さらに深いことを知りたい場合には、Books Online やインサイドシリーズで学習をするというのが良いと思います。
私はストレージエンジンを重点に勉強しているため、2012 で新規に追加されたユーザー定義のサーバーロールや監査オブジェクトのフィルターといった機能についてはこの書籍でなるほどな~と思いながら眺めていました。
セキュリティ関連に関しても実際の案件ではそれほど厳密に設定する機会はないため復習するための機会として、とても勉強になりました。
SQL Server の管理や運用に必要となる基本的な内容に触れられてますので、これから SQL Server を勉強する方にとって、最適な入門書になると思います。