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今後の SSMS ロードマップと Copilot の実装の変更について

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先日、次の二つのアナウンスがありました。

SSMS 21.x がリリースされたのは、2025/05/19 で、まだ、数か月しか経過していませんが、次バージョンの SSMS 22 と、次バージョンでの Copilot の実装の変更についてがありましたのでまとめておきたいと覆います。

SSMS 22 のロードマップ

SSMS 21.x の更新となる、SSMS 21.5 の公開が予定されていますが、それ以外にも近日中に SSMS 22 の Preview の提供が予定されていることがアナウンスされました。

SSMS 22 に含まれる機能については、SQL Server Management Studio 製品ロードマップ に記載されています。

現状、Arm64 では、最新の SSMS が動作せず、SSMS 18 等の古いバージョンの x86 の SSMS を使用する必要があるのですが、Arm サポートについても、ロードマップに含まれています。

これ以外の変更として What’s next for Copilot in SSMS でアナウンスされた内容が SSMS 22 に含まれるようです。

 

SSMS 22 の Copilot の実装の変更

SSMS 21.x で SSMS に Copilot が実装されましたが、モデルは Azure OpenAI にデプロイしているモデルのみがサポートされています。

SSMS 22 でも Copilot を使用することができますが、標準で GitHub Copilot が使用されるようになり、Azure OpenAI に固定されていたモデルの利用は SSMS 21.x で終了となるようです。

SSMS 22 の Copilot の基本的な機能は、GitHub Copilot を使用するようになっても変わらないようです。GitHub Copilot で設定可能な独自の API キーを使用したモデルについても使用できるようですので、SSMS 22 になっても Azure OpenAI は利用できるのではないでしょうか。

SSMS での、GitHub Copilot のライセンスを使用した Copilot の利用は Copilot in SSMS does not support using GitHub Copilot license で多数のフィードバックが挙がっていました。

SSMS に Copilot を導入した当初とは状況も変化しており、このフィードバックを踏まえて GtiHub Copilot の利用に転換したようです。

Copilot から外部サービスの接続については MCP Server 経由での接続が汎用的となってきており、MSSQL MCP Server も提供されていますので、SSMS 21 で Copilot が実装された当初とは状況も変わってきているのでしょうね。

SSMS 22 の最初の Preview では Copilot は含まれていないようで、それより後の Preview リリースで Copilot が含まれるようになるようです。

 

2025/09/10 追記

本投稿を書いたのが 2025/09/07 なのですが、2025/09/10 に アナウンスされていた SSMS がリリースされましたので、追記しておきます。

SSMS 22 Preview 1 は SSMS 21.x とサイドバイサイドでインストールでき、日本語も提供されていました。

SSMS 21.x / 22 に含まれている、新機能の接続文字列が表示できる機能は便利ですね。

SSMS 22 については、先日アナウンスのあったとおり、今回の Preview 1 では Copilot の搭載は行われませんでした。

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Written by Masayuki.Ozawa

9月 7th, 2025 at 9:25 pm

Posted in SQL Server,SSMS

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