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SQL Server 2022 以降で別名を設定する方法

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SQL Server では別名を作成する機能があり、リンクサーバーで別のサーバーに接続を行う場合などにサーバー名のエイリアスを作成して使用することができます。

SQL Server 2019 までは、SQL Server 構成マネージャーで設定を行うことができました。

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SQL Server 2022 の構成マネージャーでも同様の UI が提供されているのですが、新しい別名を作成することはできなくなっています。(新規に別名を作成しようとしても、サーバー名の入力等ができなくなっています)

SQL Server 2022 以降でも別名を使用することはできますが、作成方法が変わっていますので、本投稿で触れておきたいと思います。

作成方法が変わった理由

冒頭に記載した クライアントが使用するサーバーの別名の作成または削除 でも触れられていますが、SQL Server 2022 / SSMS 19 以降は、「SQL Server Native Client」(SNAC) の利用が廃止されました。

これについては SQL Server Native Client でも触れられており、当ブログでも SQL Server 2022 / Managed Instance のリンクサーバーでの SQLNCLI の利用について として投稿を書いたことがあります。

SQL Server 構成マネージャーで設定を行っていた別名は「SQL Server Native Client」を使用した場合に有効となる別名の設定となり、SNAC が廃止された SQL Server 2022 では設定ができなくなったというのが、大きな変化点となります。

 

SQL Server 2022 以降で別名を作成する方法

SQL Server 2022 でも別名を作ることができますが、冒頭に記載したドキュメントに記載されている「cliconfg.exe」(SQL クライアント設定ユーティリティ)を使用して、別名の作成を行うように変更になりました。

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これにより、SQL Server 2022 でも別名を設定することが可能です。

設定については従来通りレジストリに設定がされており「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\MSSQLServer\Client\ConnectTo」に保存されるのは変わらないようです。

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Written by Masayuki.Ozawa

1月 10th, 2024 at 2:47 pm

Posted in SQL Server

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