Azure Stack HCI のホスト / ゲストのバックアップについては、いくつかの方法を検討することができ、次のドキュメントで紹介されているパートナーソリューションの利用を使用することができます。
Microsoft ソリューションでバックアップを実現する場合には、Microft Azure Backup Server (MABS) の利用を検討することができます。
MABS でバックアップを取得する際の保護グループの選択については次のようになり、ノードの Hyper-V の下には「RCT\Th-VM」が表示されています。
この項目を取得しようとするとエラーが発生し、正常にバックアップを取得することができませんでした。
「RCT\Th-VM」とはそもそも何なのかについて調べると次のような投稿を確認することができます。
- DPM 2019 insists offering non-existing VM a for Hyper-V host
- Hyper-V lists non-existent VM named "Th-VM" to DPM
- DPM 2016 Chain kann am 2ten Server den auf dem 1. DPM gesicherte VM nicht als Sicherung einrichten da der der VM Name falsch ist
明確な情報は見当たらなかったのですが、Windows Server 2016 以降では、Resilient Change Tracking (RCT) 関連の項目なのかと思います。
「RCT\Th-VM」のバックアップの必要性について、SR で確認をしてみたのですが、次のような回答をいただくことができ、バックアップを取得する必要はないとのことでした。
- 「RCT\\Th-VM\\」 はAzure Stack HCI ホスト上の VSS Writer が内部で利用している情報をDPM に渡してきていることによって表示されてるものです。
- 既にご確認いただいている通り、実在する VM ではないため、バックアップ不可で、バックアップ取得する必要もございません。
- 実際に "RCT\Th-VM" のバックアップを行わずに、ほかのVM のバックアップと復元の実施には影響がございません。
現在、「RCT\Th-VM」について公式のドキュメントで記載されているものはないそうで、バックアップで不要なのであれば、ドキュメントに記載いただくことができないかは検討の依頼を出してみました。