先月 Hotpatch is now available on preview images of Windows Server VMs on Azure with the Desktop Experience installation mode で Windows Server Azure Edition でデスクトップエクスペリエンスを有効にしている環境に対してのホットパッチがプレビュー機能として提供されたことがアナウンスされました。
先日、Windows Server Azure Edition を ISO からインストールする という投稿で、Azure Stack HCI 上の Windows Server Azure Edition の実行についても触れていたのですが、本日、ホットパッチの対象となる更新プログラムの提供が開始され、Azure Stack HCI の実機を使用して、最新の更新プログラムを使用したホットパッチの動作が確認できるようになりました。
実際に使用することができるようになったので Azure Stack HCI 上に展開した Azure Edition で挙動を確認したいと思います。
ホットパッチについては、次の情報を確認しておくとよさそうでした。
- アナウンス
- 現状、Azure VM で デスクトップエクスペリエンスが有効な Azure Edition を使用することができますが、通常選択できるイメージはホットパッチ用に構成されたものではなく、手動で設定をしてもホットパッチによる更新プログラムの導入ができませんでした
- ホットパッチ用のイメージではないものを使用して Azure VM を展開し、ホットパッチ用の設定を投入しても、VM の更新プログラムのブレードでホットパッチ用の設定が表示されなかったため、最初からホットパッチのイメージを使用しておく必要があるのかもしれません
- このイメージで展開した VM についてはホットパッチの適用に必要な設定 / 更新プログラムの導入が実施された状態となっています。
- デスクトップエクスペリエンスが有効な Azure Edition の Azure VM を使用したホットパッチ適用についてのブログ
- ホットパッチについての learn のドキュメント
- ホットパッチのリリースノート
- 直近では、2023/04 に再起動が必要なベースラインのパッチ (KB5025230) が提供され、2023/05 (今月) 再起動が不要なホットパッチ (KB5026456) が提供されました
- 2023/05/10 時点では、Azure Stack HCI 向けの Marketplace で提供されているイメージ (20348.1668.230404) はホットパッチ適用のための設定は含まれていないため、本作業を実行する必要があります
- ホットパッチ向けのイメージでない Windows Server Azure Edition を Azure VM として展開し、本設定を実行してみたのですが、その環境ではホットパッチがダウンロードできなかったので、現時点では Azure Stack HCI 上に展開した環境向けの情報となるかもしれません。
ホットパッチではないですが、Windows Server Azure Edition (WSAE) について、次のドキュメントも確認しておいたほうが良いかと思います。
- Windows Server 用 Azure Automanage
- プレビュー: Azure Automanage 用 Windows Server VNext Datacenter (Azure Edition)
- WSAE には次の特徴があります。
- 年間リリース周期を使用し、Azure のプロパティでの実行に最適化されている WSAE は、従来の長期サービス チャネル (LTSC) エディションの Windows Server (2016、2019、2022 など) より速く、新しい機能を Windows Server ユーザーに提供します。
- WSAE の年 1 回のリリースは、完全な OS アップグレードではなく、Windows Update を使用して提供されます。 この年次リリース周期の一環として、毎年春に WSAE Insider プレビュー プログラムが開始されて次のリリースの早期ビルドにアクセスでき、秋に一般提供されます。 一般提供の前にすべての新機能に早期にアクセスするには、プレビューをインストールしてください。