Azure Automation の Runbook を任意の環境上で動作させる方法として、Hybrid Runbook Worker があります。
Hybrid Runbook Worker を使用することで、任意の環境上で Automation の Runbook を実行することができるようになりますので、オンプレミスの環境や Azure VM 上で Runbook を実行するということが可能となります。
Hybrid Runbook Worker の導入方法としては、エージェントベースワーカー (v1) と拡張機能ベースワーカー (v2) の 2 種類があります。
- Automation でエージェントベースの Windows Hybrid Runbook Worker をデプロイする
- 拡張機能ベースの Windows または Linux ユーザー Hybrid Runbook Worker を Automation にデプロイする (プレビュー)
エージェントベースについては、Log Analytics ワークスペースへの接続が必要でした。
拡張機能ベースについては、Log Analytics ワークスペースに接続はする必要はなく、オンプレミスの環境であれば、Azure Arc Enabled Server の拡張機能としてインストールをすることができます。(Azure VM の場合は、Arc ではなく、Azure VM エージェントの拡張機能としてインストールできます)
Azure Arc が導入されている環境を Hybrid Runbook Worker でしようとした場合、現時点ではエラーとなるケースがあるようです。
原因都回避策については、次の Q&A で解説が行われており、現時点では既知の問題となるようです。
追記
2022/1/25 時点では、問題が解決され、Automation アカウントのマネージド ID が有効な状態でも、Runbook が実行できるようになりました。