当面、リモートワークをする機会が多くなり、Teams を使用する機会が増えてきました。
私が使っているテナントでも Team は利用できるのですが、設定の変更はあまり実施していませんでしたので、この機会にいろいろと見ていきたいと思いメモを。
使いながらのんびり更新していこうと思います。
Teams は無料版もあり、Microsoft Teams と無料版の Microsoft Teams の相違点 で違いが公開されているようですね。
Teams ではなく Skype で実施できる範囲 (Teams ライブ イベントと Skype 会議ブロードキャスト 参照) があるのであれば、それでも良いかと思います。
Skype については https://www.skype.com/ja/free-conference-call/ から、ワンタイムの会議が行うことができる Meet Now というような機能を使うこともできますので。
Contents
リモートワークで使用している機材
ノート PC があればそれだけで対応できると思いますが、使用している環境の制約もあり、昔持っていた機材などを引っ張り出しながら使用しています。
カメラ
一部、カメラが付いていない環境があるので、ここは昔の機材を引っ張り出しながら。
(Windows 10 でも使用できています)
- Logicool Qcam Orbit AF QCAM-200R
- Intel RealSense SR300
テレカン用スピーカー
周りの音をそれなりに拾ってしまうと思いますが、スピーカー / マイクの ON,OFF が手軽にできるので、外部スピーカーを使っています。
USB と bluetooth の両方で接続できるので重宝しています。
昔、Jabra SPEAK 510 を買ったはずなのですが、引っ越しの際に持ってこなかった疑惑があり新しく調達しました。
Anker PowerConf でも良かったのですが調達したタイミングでは在庫がなくなっていたので、YVC-200 を購入
マイク
Webinar の音声の修正が必要となった場合用に Facebook で教えていただいたマイク類を購入
アームスタンドは私の机では設置が難しそうだったので、卓上三脚で使っています。
- マランツプロ 放送・配信用 USB コンデンサーマイク・ブームアームスタンド付き Pod Pack 1
- 【 2020年改良版 】ポップガード ポップブロッカー コンデンサーマイク マイクスタンド AT2020 二重張り ノイズ防止 ネット直径15.5cm
- Getaria ミニ マイクスタンド 卓上三脚 折りたたみ ブラケット ホルダー マイク対応 (Mic Stand)
Teams の管理
Teams のサーバーサイドの設定については Microsoft Teams 管理センター から実施を行います。
実際には、次のようなポータルが表示されます。
管理者タスクについては次のドキュメントから確認ができるかと。
Teams の制限については Microsoft Teams の制限事項と仕様 に記載されています。
Teams のライブイベントについての制限もこの情報に記載されています。
設定の変更の反映は時間がかかることがありますので、設定変更の効果があるかは時間をおいてから確認した方が良いかと思います。
「ライブイベントの許可」については、私が試していた場合は 2 時間程度、設定が反映されるのに時間がかかりました。
ゲストユーザー (組織外の匿名ユーザー) の参加許可
Teams の会議設定には「匿名ユーザーが会議に参加できます」という設定があり、デフォルトでは「オン」となっています。
Microsoft Teams で会議の設定を管理する では、次のように記載されています。
この設定が有効な場合には、Teams アカウントを保持していなくても会議に参加することが可能です。
デフォルトの会議のオプションですと、Teams アカウントを持っていないゲストユーザーは会議出席のリンクにアクセスすると、次のような画面が表示されます。
「今すぐ参加」をクリックすると、ロビーに待機した状態になりますので、Teams 会議の役割 でロビーからの入室を許可できる権限を持つロール (開催者 / 発表者) が参加を許可することで会議に出席することができます。
「匿名ユーザーが会議に参加できます」を「オフ」にした場合、Teams の組織へのアクセス権を持たないユーザーについては「この組織へのアクセス権を持つユーザーだけが、その会議に参加できます」となり、匿名ユーザーの会議参加ができなくなります。
他社との打ち合わせを柔軟に実施する必要がある場合には、匿名ユーザーの会議への参加許可を検討する必要があります。
ライブイベントの設定
Teams には、会議用途ではなく、ライブイベント という機能があります。
こちらはミーティング用途ではなく、オンラインのイベントを開催する際に活用できる機能です。
全てのライセンスで使用できるわけではなく Microsoft Teams ライブ イベントの使用を開始する で使用可能なライセンスについて触れられています。
Office 365 Enterprise E1、E3、E5 ライセンス、または Office 365 A3、A5 ライセンス。
会議を作成する際に「ライブイベント」を作成することで、オンラインイベント用の会議を作成することができます。
ライブイベントでは組織外のユーザーがオープンに参加できる「パブリック」なイベントを作成することができます。
デフォルトの設定では「パブリック」はグレーアウトされていると思います。
パブリックなライブイベントの作成を許可する場合は、Teams の管理設定の「ライブ イベント ポリシー」で「スケジュールされたライブイベントに参加できるユーザー」を「全員」にする必要があります。
設定を変更しても、2 時間程度待たないと、パブリックはグレーアウトしたままかと思いますので、設定変更後もパブリックがグレーアウトされている場合は気長に待ちましょう。
Teams 会議とライブイベント
イベントの配信を実施する際に Teams を使用する場合、会議とライブイベントでは性質が大きく異なります。
制限事項等については Microsoft Teams の制限事項と仕様 に記載されています。
(Teams ライブ イベントと Skype 会議ブロードキャスト も参考になるかと)
会議
ライブイベント
ライブイベントの場合、不特定多数のユーザー (パブリック) に公開を行った場合、
- どのユーザーが参加しているか
(匿名ユーザーが参加に使用したクライアントの情報のようなものは取得できますが、ユーザー名を入力しなくても参加ができるため、ユーザー特定は厳しそうです) - 予期せず参加しているユーザーのイベントへからの強制退出
は実施できなさそうですので、オンラインのイベントで Teams を使用する場合、すべてをライブイベントにしていいかはイベントの性質によりそうですね。
会議の場合は参加者の表示 / ロビー機能による参加者の判別 / 参加者の強制退出が実施できるので、小規模であれば会議の方が取り回しはし易そうです。