Windows 10 や Windows Server 2019 は、「設定」の「更新とセキュリティ」の「配信の最適化」中に「アクティビティ モニター」という項目があります。
ここから、Windows Update のダウンロードの状況を確認することができるようになっています。
Windows 10 であれば、配信の最適化によって Windows Update の更新プログラムが他の PC からダウンロードされている場合は、「ローカル ネットワーク上の PC から」の項目で確認ができるはずです。
Windows 10 であれば、配信の最適化のコマンドレットからコマンドでアクティビティモニターの情報を取得することができます。
Windows Sever 2019 については、配信の最適化が含まれていないため、これらのコマンドレットを使用することができません。
Windows Server 2019 の場合は、Local System のアカウント内のレジストリに格納されているようで、次のようなコマンドで状況を確認できそうです。
(Windows 10 の場合は 「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\DeliveryOptimization\Usage」からも情報を取得できます)
$ret = Get-ItemProperty registry::HKEY_USERS\S-1-5-20\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\DeliveryOptimization\Usage foreach($item in (Get-Item registry::HKEY_USERS\S-1-5-20\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\DeliveryOptimization\Usage).GetValueNames()){ Write-Host ("{0,-50} : {1:#,##0}" -f $item, (Get-ItemProperty registry::HKEY_USERS\S-1-5-20\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\DeliveryOptimization\Usage -Name $item).$item) }
平均ダウンロード速度は「DownloadMonthlyRateFrBps」あたりが表示されているようですが、この値はバイトとなっており、GUI で表示した場合は Mbps に変換して表示をしているようです。
サーバー OS の場合はどの情報を参照しているのかが気になったので調べてみた小ネタでした。