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ML Services をインストールせずに、Revoscalepy を使用する

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ML Services は SQL Server 2017 Express Edition (Windows) でも使用できるので、Express Edition をインストールする際に ML Services を Python を含めてインストールすることで、Revoscalepy のパッケージをインストールすることができます。

しかし、環境によっては、ML Services をインストールしないで、Revoscalepy のパッケージを使用できるようにしたいというケースがあるかと思います。
(Linux については、現時点では、ML Services をインストールすることができないというのもありますが)
今回は ML Services をインストールせずに、Revoscalepy をインストールするための方法をまとめたいと思います。

Revoscalepy のパッケージをインストールする方法ですが、How to install custom Python packages and interpreter locally on Windows で情報が公開されています。
Windows の場合は、次のスクリプトでインストールが実行できるかと。

Invoke-WebRequest http://aka.ms/mls-py -OutFile ./Install-PyForMLS.ps1
./Install-PyForMLS.ps1

これで、「C:\Program Files\Microsoft\PyForMLS」にRevoscalepy を実行するために必要となる各種パッケージが展開されます。
あとは、Python の IDE でインタープリターのパスとして、上記のフォルダーの python.exe を指定すれば、IDE で Revoscalepy を使用したパッケージを開発することが可能です。
VS Code の場合は、ユーザー設定に次の設定を追加することで、使用することができるかと。

{
    "python.pythonPath": "${env:ProgramFiles}/Microsoft/PyForMLS/python.exe"
}

 
Pycharm を使用する場合は、プロジェクトの作成時に使用するインタープリターを指定することができますので、「C:\Program Files\Microsoft\PyForMLS\python.exe」を指定すれば問題ないかと。
image
これで、このような感じで、Revoscalepy を使用したスクリプトを IDE を使用して開発することが可能になります。

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Written by Masayuki.Ozawa

10月 25th, 2017 at 10:55 pm

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