先ほどの投稿で少し、Azure 連携の強化点を記載しましたがもう少し掘り下げてみてみたいと思います。
SQL Server 2012 SP1 CU2 で Azure Storage にバックアップを取得できるようになりました。
2012 ではクエリベースだったのですが、SQL Server 2014 CTP2 では、バックアップが GUI で実行できるようになりました。
バックアップ先として [URL] が選べるようになっていますので、ここからストレージにバックアップが取得できます。
システムモニター (パフォーマンスモニター) に関しても Azure ストレージの項目が増えています。
HTTP_STORAGE_OBJECT というカウンターが増えていますので、Azure ストレージに対してのアクセス状況はここから確認ができるようです。
一番大きいのは Azure ストレージにデータベースを作成する機能でしょうか。
作成の流れについては Tutorial: Integrating SQL Server with Windows Azure Storage service が詳しいです。
実際に試してみてポイントとなったのは、
- Shared Access Signature (SAS) key の作成
- 資格情報の作成
の 2 点でしょうか。
SAS Key を作成するためには、Azure Storage Explorer 5 Preview 1 を使うとよいかと思います。
データベースを作成するコンテナーを選択して、Security から SAS を生成することができます。
必要となるのは生成されたシグネチャの ? 以降になりますのでそれを用いて資格情報を作成します。
# Read / Write / Delete はつけておくとよいのかなと。
なお、Lesson 3: Create a SQL Server Credential に SAS の指定例がありますが、こちらについては Shared Access Plicies を使用した場合の形式となるようですので、ポリシーを使用しない場合は少し形式が変わってきます。
また、SAS の期間ですが、Azure Storage Explorer のポリシーを使用しないで作成したものは singed identifier の影響かスタートとエンドを1 時間以内にしないとエラーになり、ポリシーを作り、そのポリシーを使う SAS の場合は 1 年以上を指定してもうまくいったので、この辺の回避策は要調査なのかなと…。
# Delegating Access with a Shared Access Signature (REST API) あたりを読まないといけなさそうですね…。
SAS については安心と信頼のステマ兄者 (お義父さん) のブログが参考になります。
Shared Access Signature
Shared Access Signature と Signed identifier
資格情報設定時のポイントは、WITH IDENTITY かと思います。
以下はチュートリアルのサンプルなのですが、 IDENTITY=’SHARED ACCESS SIGNATURE’ は固定のようなので、IDENTITY に任意のものを設定するとうまくいかなさそうです。
# これがわからなくてはまりました。。。。
CREATE CREDENTIAL credentialname - this name should match the container path and it must start with https. WITH IDENTITY='SHARED ACCESS SIGNATURE', -- this is a mandatory string. SECRET = 'sharedaccesssignature' -- this is the shared access signature key that you obtained in Lesson 2.
うまく設定ができていると CREDENTIAL の URL のコンテナーに SECRET の SAS を使用してデータベースを作成しに行きます。
# IDENTITY が ‘SHARED ACCESS SIGNATURE’ でないと、Azure ストレージに対して DB を作成しに行っていなさそうでした。
Azure ストレージに対してデータベースを作成した場合はパスに以下のような設定が行われ DB が作成されます。
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