SQL Server のベンチマークソフトとしては、SQLIOSIM や SQLIO がありますが、 これらのソフトは SQL Server と同様の I/O パターンを SQL Server をインストールしなくても試すことができるツールになります。
SQL Server をインストールした後にベンチマークを行いたい場合には、私は HammerDB という TPC のベンチマークができるソフトを使用しています。
日本語環境の OS / SQL Server で HammerDB の TPC-H のベンチマークを実行する際に少し注意する点がありましたのでメモとして残しておきたいと思います。
TPC-C を実行した場合は、特にエラーにはならなかったのですが、TCP-H を実行した場合にはテスト用のスキーマを作成している途中でエラーとなってしまいました。
エラーを解消するためには ODBC の接続で [LANGUAGE=us_english] を指定することで回避することができました。
TPC-H のスキーマ作成は [C:Program FilesHammerDB-2.13hdb-components] の [hdb_tpch.tcl] のスクリプトを使用して実行されています。
このスクリプトの中で、ODBC の接続文字列を生成している以下のような箇所が複数あります。
DRIVER=$odbc_driver;SERVER=$server;PORT=$port;TRUSTED_CONNECTION=YES |
この文字列を
DRIVER=$odbc_driver;LANGUAGE=us_english;SERVER=$server;PORT=$port;TRUSTED_CONNECTION=YES |
というように変更することでエラーにならなくなりました。
また、HammerDB を日本語の環境で実行したばあい、エラーメッセージが日本語で表示されるとコンソールの表示が文字化けしてしまいます。
言語指定を英語にしておくとエラーが発生した場合も文字化けしないで情報が出力されるようになります。
エラーの内容を見たい場合はこの辺を変更しておくとよさそうですね。
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.NET Clips
21 1月 13 at 10:22
参考にしました。
青木
4 8月 14 at 14:05