SQL Server 2012 の SSMS (SQL Server Management Studio) では、登録済みサーバーから SQL Server のログを確認することが可能となっています。
今回はこの機能についてまとめてみたいと思います。
■登録済みサーバーから SQL Server のログを確認
SQL Server 2008 R2 までの SSMS で登録済みサーバーを右クリックした際に表示されるメニューは以下のようになっていました。
SQL Server 2012 の SSMS では以下のようになります。
SQL Server 2012 の SSMS では、[SQL Server ログの表示] が追加されています。
このメニューをクリックすると、SQL Server のログが表示されます。
SQL Server のログを確認するときは、SSMS で管理の SQL Server ログから見ることが多いかと思います。
# ERRORLOG ファイルを直接メモ帳等のテキストエディタで開くこともあるかと思います。
SQL Server 2012 の SSMS では、オブジェクトエクスプローラーで階層を展開しなくても表示することが可能となっています。
登録済みサーバーからのログ表示で面白いのは、対象の SQL Server のインスタンスが停止していてもログを表示できる点です。
オブジェクトエクスプローラーはサービスが起動している状態の SQL Server でないと接続することができません。
登録済みサーバーからのログの確認については停止している状態の SQL Server のインスタンスについてもログの表示をすることができます。
こちらが停止しているインスタンスのログを表示した画面になります。
# SQL Server 2005 のインスタンスのログを表示しています。
(オフライン) となっており、インスタンスが停止した状態を表しています。
今までは停止しているインスタンスのログは ERRORLOG ファイルを直接開く方法をとる必要がありましたが、SQL Server 2012 の SSMS であれば、管理ツールから停止しているインスタンスのログを確認することができます。
# 接続対象が SQL Server 2012 以外でもログの表示が可能です。
ちょっとした機能改善なのかもしれませんが、運用では便利そうな機能ですね。