App Controller を使用すると管理ポータルを使用しなくても Windows Azure 上にデプロイすることが可能です。
今回は App Controller でデプロイする手順を見ていきたいと思います。
■App Controller から Azure にデプロイ
それでは、App Controller から Azure にデプロイをしてみたいと思います。
- ポータルにアクセスをして、Cloud から、登録した Azure のサブスクリプションを選択して [Deploy] をクリックします。
- [HOSTED SERVICE] の [Configure] をクリックして、ホステッドサービスの設定を行います。
- [DEPLOYMENT] の [Configure] をクリックして、デプロイのプロパティを設定します。
OS のバージョンとステージング / プロダクションの設定をこの画面からすることが可能です。 - [PACKAGE] の [Select a package] をクリックして、Azure Storage 上に保存しているパッケージを選択します。
- [CONFIGURATION] の [Select a configuration] をクリックして、Azure ストレージ上に保存している構成ファイルを選択します。
- 必要に応じて [ROLE] のリンクをクリックして、インスタンス数の調整やリモートデスクトップのユーザーの設定を行います。
- 設定が完了したら [Deploy] をクリックします。
デプロイをすると、Jobs にデプロイのジョブが登録されます。
デプロイの状況に関しては、[Services] から確認をすることが可能です。
# Status が Running になっていても管理ポータル上ではデプロイ中だったりするようですが。
停止、削除も App Controller から実施することが可能です。
# Delete は Stop をしてからでないとできないようです。
VIP のスワップに関しては、[Upgrade] から実施をするようです。 <
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管理証明書の管理についても App Controller 上から可能なようですね。
Azure への接続はインターネット越しになりますので、Azure 用の接続にはプロキシの設定も可能なようになっています。
プロキシは、[Settings] の [Connection] から [Windows Azure] を選択して、[Properties] から設定可能です。
Windows Azure の管理ですが、[management.core.windows.net] に接続をして行われているようです。
接続先の情報に関しては、データベースのテーブル上に設定がされており、[CloudSystemEntities] のデータを書き換えることで接続先の変更が可能なようです。
FGCP/A5 Powered by Windows Azure もこの情報を変更することで管理ができるかもしれないですね。
管理ポータルでできる主要な操作に関しては App Controller を使用して操作が出来そうな感じです。