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Archive for 10月 3rd, 2010

SQL Server 2008 SP1 CU8 スリップストリーム インストール時の注意点

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SQL Server 2008 はスリップストリームインストールで Service Pack と Cumulative Update を同時にインストールすることが可能です。

ただし、SP1 最新のSQL Server 2008 SP1 CU8 をスリップストリームインストールしようとすると以下のエラーが発生します。
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この情報については、以下の技術情報に記載されています。
SQL Server 2008 のインストールを更新またはスリップストリームする方法

この技術情報の中に、[必要な属性 ‘Path’ が見つかりません。] のエラーが表示された場合の対処方法が記載されています。
# このエラーの発生は、[累積的な更新プログラム パッケージ 8 以降] となっていますが、これは SP1 RU8 以降が対象となります。

回避方法としては以下の方法が記載されています。

方法 1
累積的な更新プログラム パッケージを抽出した場所

CU8<CPU>setupsqlsupport.msi

から、特定のアーキテクチャに対する SQL サポート .msi ファイルを手動でインストールします。
方法 2
ローカル フォルダーからセットアップを開始する前に、オプション 2 の手順 4. で示されているファイルに加えて、次の手順で示されているファイルをコピーする必要があります。ファイルをコピーするには、以下の手順を実行します。

  1. Microsoft.SQL.Chainer.Package.dll ファイルを、RTM フォルダーから、<メディア><アーキテクチャ フォルダー> フォルダーのローカル コピーにコピーします。
  2. Sqlsupport.msi ファイルをコピーします。次の最初の場所から、2 番目の場所のローカル コピーに、ファイルをコピーします。

    C:<kb_number_of_hotfix package><アーキテクチャ>setupSqlsupport.msi

    <メディア><アーキテクチャ フォルダー>setup

簡単に書いてしまうと CU8 のインストーラーに同梱されているサポートツールをインストールしてから、スリップストリームインストールを実行するということが書かれています。

サポートツールは [Setup] ディレクトリ内に各言語別に用意されているのですが、CU8 のインストーラーには 1041 (日本語) のセットアップツールが含まれていません…。
# 1031 は英語用のディレクトリになります。
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英語用のディレクトリ内にある、[sqlsupport.msi] をインストールすれば、SP1 CU8 をスリップストリームインストールできるようになるのですが、セットアップが英語になってしまいます…。
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英語のサポートツールをインストールしても、インストールされる SQL Server の LCID は [1041] で、[SqlCharSetName] は [cp932] となっているのですが。

 

日本語のセットアップツールを使ってスリップストリームインストールしたい場合は、現状は SP2 のサポートツールをインストールしてからスリップストリームインストールすることでエラーが発生しなくなります。

まずは、SP2 のインストールモジュールを展開します。
展開に使用するコマンドは以下のような形式になります。

c:tempSP2SQLServer2008SP2-KB2285068-x64-JPN.exe /extract:c:SP2

展開が終わったら、 [x64setup1041sqlsupport.msi] を実行して SP2 のサポートツールをインストールします。
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サポートツールのインストールが終了したら通常のスリップストリームインストールの方法と同じ形式でコマンドを実行してインストールを行います。

setup.exe /PCUSource="C:SP1" /CUSource="C:SP1CU8"

SP2 のサポートツールであれば、SP1 CU8 をスリップストリームインストールすることが可能です。
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SP2 は最近リリースされたものなので、この方法も最近になって使えるようになったものですが…。
SP2 がリリースされている状態で SP1 CU8 を新規にインストールする機会は少ないかもしれませんがメモとして。

2010/10/3 追記

CU には以前から英語のセットアップサポートツールしか含まれていないですね。
全言語用のサポートツール入れていたらかなりのサイズになってしまうので、現在のモジュール構成は納得。

Written by Masayuki.Ozawa

10月 3rd, 2010 at 8:13 pm

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Exchange 2010 と TMG 2010 の共存環境の構築

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Exchange Server 2010 のエッジ トランスポートサーバーと Threat Management Gateway (TMG) 2010 は共存することが可能になっています。

TMG 2010 では [電子メール ポリシー] という設定があります。

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上記のダイアログにも表示されているようにこの機能を使用するためには Forefront Protection 2010 for Exchange (FPE) と Exchange のエッジ トランスポートサーバーをインストールしている必要があります。

この構成は以下の 3 種類のソフトで構成されます。

  1. Exchange Server 2010 エッジ トランスポート
  2. Forefront Protection 2010 for Exchange Server
  3. Forefront Threat Management Gateway 2010

 

自宅の検証環境にも TMG とエッジ トランスポートは構築されているのですが、常時起動しているサーバーで起動するにはリソースが足りていないので、複数の物理サーバーで実行しています。

検証環境のサーバー増強で一台でTMG とエッジを実行できる環境を構築できそうなので、この環境の構築方法をまとめてみたいと思います。
# メモリが 2GB はないと検証環境として動かすのも少し厳しいかと。 AD LDS が 2 インスタンス、SQL Server Express、TMG、Exchange 2010 が動作しますので。

 

FPE に関してはオプションではなく必須コンポーネントとなっています。
エッジ トランスポート + TMG の構成で電子メール アドレスポリシーを設定しようとしても以下のエラーとなり、電子メール ポリシーが動作しません。

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■Exchange 2010 エッジ トランスポートのインストール

まずは、エッジ トランスポートをインストールします。
Exchange 2010 の現時点の最新版は、[Exchange Server 2010 SP1] となっています。

最近、[TMG 2010 SP1 Software Update 1] の提供が開始されました。
Software Update 1 for Microsoft Forefront Threat Management Gateway (TMG) 2010 Service Pack 1

こちらの Overview に以下の記載があります。

  • Support for Exchange 2010 SP1

あまり意識していなかったのですが、 Update 1 から Exchange 2010 SP1 をサポートとなっています。
Update 1 に関しては、現時点では日本語版の提供がされていません。

そのためエッジ トランスポートに関しては Exchange 2010 RU4 で構築をしています。

エッジ トランスポートのインストールに関しては通常のインストールと変わりませんのでインストール手順の概要のみ記載しておきます。

  1. システムのプロパティを開き、[このコンピューターのプライマリ DNS サフィックス] を設定します。
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  2. コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行して必要となる機能をインストールして、再起動します。

    ServerManagerCmd ?ip D:ScriptsExchange-Edge.xml
  3. Exchange 2010 のセットアップを起動してエッジ トランスポートの役割をインストールします。
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  4. Exchange 2010 RU4 をインストールします。
    Exchange Server 2010 用の更新プログラムのロールアップ 4 (KB982639)
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■Forefront Protection 2010 for Exchange のインストール

 

次に FPE をインストールします。
Exchange 2010 のインストーラーを起動すると FPE 2010 のインストールというメニューがあります。
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これをクリックすると、Download Center の FPE のダウンロードサイトが開きます。
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TMG のインストーラーにも FPE のインストールメニューがあります。
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こちらをクリックすると、FPE のインストールが開始されます。
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TMG のインストーラーには FPE のインストールモジュールが含まれていますので、FPE をインストールする場合にはこちらを使った方が楽かと。

FPE のインストールも通常のインストールと同じですので概要を。

  1. FPE のインストールを実行します。
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■Threat Management Gateway 2010 のインストール

 

最後に TMG をインストールします。

こちらもインストールの概要を。

  1. [準備ツールの実行] をクリックして、TMG に必要な役割/機能をインストールします。
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    今回はアレイ構成ではないので、[Forefront TMG のサービスと管理] を選択しています。
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  2. TMG のインストールを開始します。
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  3. TMG 2010 SP1 をインストールします。
    Microsoft Forefront Threat Management Gateway (TMG) 2010 Service Pack 1
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以上で、Exchange 2010 のエッジトランスポートと TMG の共存環境の構築は完了です。

インストールですが、

  1. Forefront Threat Management Gateway 2010
  2. Exchange Server 2010 エッジ トランスポート
  3. Forefront Protection 2010 for Exchange Server

の順番でも構築することは可能です。

FPE は、Exchange を保護するものになりますので、エッジ トランスポート導入後にインストールする必要がありますが。
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通常であればエッジトランスポートの受信/送信コネクタは [Exchange Management Console] から作成することになりますが共存環境で電子メール ポリシーを有効にすると、TMG の管理コンソールで設定をすることになるようです。

電子メールのゲートウェイとして使用できるようにするための設定は別の投稿でまとめたいと思います。

Written by Masayuki.Ozawa

10月 3rd, 2010 at 1:24 pm

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