SE の雑記

SQL Server の情報をメインに Microsoft 製品の勉強内容を日々投稿

Archive for 3月, 2009

SCVMM のライブラリの更新について

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SCVMM のライブラリはデフォルトでは 1 時間に 1 回更新されます。
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手動で更新する場合の操作はヘルプでは以下の内容になっています。

ライブラリ サーバーを手動で更新するには:
ライブラリ ビューで、[ライブラリ サーバー] を展開し、更新するライブラリ サーバーに移動します。
ライブラリ サーバーを選択した状態で、操作ウィンドウの [ライブラリ サーバー] で [ライブラリ共有の更新] をクリックします。
ライブラリ サーバー上の指定したライブラリ共有内にあるすべてのファイルのインデックスが直ちに Virtual Machine Manager に
作成され、ライブラリ ビューに追加されます。

しかし SCVMM のライブラリの操作ウィンドウを見ても [ライブラリ共有の更新] は存在しません。
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手動更新をするためには [最新の情報に更新] をクリックします。
これをクリックすることにより [ジョブ] で [ライブラリ共有の更新] が実行されます。
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コマンドで実行するには PowerShell で Refresh-LibraryShare を実行します。

> Get-LibraryShare | Where-Object {$_.Name -eq “<ライブラリ名>”} | Refresh-LibraryShare

手動更新のための GUI 操作を探していてヘルプが誤っていることにようやく気付きました…。

Written by Masayuki.Ozawa

3月 30th, 2009 at 2:35 pm

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SCVMM 2008 R2 Beta で Live Migration を試してみました

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SCVMM 2008 R2 で Live Migration を試せる環境が構築できました。

Windows Server 2008 R2 Beta で CSV を有効にした状態の WSFC が構築済みの状態から検証しています。
SCVMM では Windows Server 2008 のクラスタを登録済みです。

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SCVMM から WSFC のクラスタのプロパティを開くと、記憶域から CSV として割り当てているボリュームを確認できるようになっていますね。
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それでは Live Migration 環境の仮想サーバーを SCVMM 上から作る手順から

[仮想サーバー作成]

  1. [アクション] → [新しいバーチャルマシン] をクリックします。
    image?
  2. 仮想サーバーのソースを選択し、[次へ] をクリックします。
    今回は事前に準備していた Windows Server 2003 R2 をテンプレートとして選択しています。
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  3. [バーチャルマシン名] を入力して、[次へ] をクリックします。
    Live Migration のテストなので今回は [LM-TEST] としています。
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  4. ハードウェア プロファイルを設定し、[次へ] をクリックします。
    事前にハードウェア プロファイルを用意していなかったので、今回は [メモリ] の割り当てを増やし [統合ネットワークアダプタ] を使用するように設定をしています。
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  5. [バーチャル マシンをホストに配置する] を選択し、[次へ] をクリックします。
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  6. 配置するノードを選択し、[次へ] をクリックします。
    クラスタに参加しているサーバーを選択すると高可用性についてのメッセージボックスが表示されるので [はい] をクリックします。
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  7. CSV のボリュームを選択し、[次へ] をクリックします。
    [参照] をクリックすると、仮想サーバーを配置できるボリュームを選択することができます。
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  8. 仮想ネットワークを選択し、[次へ] をクリックします。
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  9. 追加のプロパティを設定し、[次へ] をクリックします。
    選択できるオペレーティングシステムの欄を見ていて気づいたのですが、Windows Server 2008 R2 の 32 bit がなぜかあるんですよね。
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  10. [作成] をクリックして仮想サーバーを作成します。
    image?
  11. 仮想サーバーの作成終了です。
    image?

続いて Live Migration の実行です。

[Live Migration]

  1. 仮想サーバーを右クリックし、[移行] を選択します。
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  2. Live Migration 先のサーバーを選択し、[次へ] をクリックします。
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  3. [移動] をクリックします。
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  4. Live Migration が実行されます。
    image?
  5. PING が 1 回 ロストしますが、リモートデスクトップは切断されていません。
    SCVMM から Live Migration が実行できています。
    ?image

CSV に仮想サーバーを作成する以外は Quick Migration と操作は変わらずに Live Migration を設定、実行できました。
CSV で使用するネットワークの優先順位や SCVMM ではなくフェールオーバー クラスター マネージャーから変更する必要がありますので、SCVMM ですべての設定を一元管理することはできないみたいですね。

Written by Masayuki.Ozawa

3月 24th, 2009 at 3:34 pm

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SQL Server 2008 Cumulative Update 4 が公開されています

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投稿時点では英語の KB でしか表示することができませんが、SQL Server 2008 Cumulative Update 4 が公開されています。
?
最近、検証環境の SQL Server のメンテナンスをしていないのでそろそろ見直さなくては…。

Written by Masayuki.Ozawa

3月 17th, 2009 at 10:55 pm

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SCVMM 2008 R2 Beta のインストールで気になった点

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時間が取れたので SCVMM 2008 R2 Beta のインストールをしているのですが気になった点がいくつかありました。

  1. サーバー名の英字が英大文字になっているとエラー
    以前、SCVMM 2008 のインストール時に [ID: 2917. 詳細: ネットワーク パスが見つかりません。 (0x80070035)] のエラーが発生 の投稿で書いていたのですが、SCVMM 2008 R2 Beta でも同様のエラーが発生しました。
    私の AD DS の構築の仕方が悪かったのでしょうか…。
    サーバー名をすべて小文字にしたところ今回も正常にインストールできました。
    ?image
  2. 使用する SQL Server を [.] (ドット) にするとエラーになる
    使用する SQL Server のサーバー名を [.] にしてインストールするとエラーになります。
    [.] ではなくサーバー名を指定すると正常にインストールできます。
    image image
  3. ファイアウォールの規則を設定しないと Windows Server 2008 R2 をホストとして追加できない
    Windows Server 2008 R2 をホストとして追加しようとしたところ以下のエラーが発生しました。

    エラー? (406)
    サーバー xxxxxxx への接続中にアクセスが拒否されました。?

    推奨する操作
    1. 指定されたユーザー アカウントに xxxxxxxx での管理者特権があることを確認してください。
    2. Administrators グループについて、DCOM のアクセス、起動、およびアクティブ化のアクセス許可が xxxxxxxで有効であることを確認してください。dcomcnfg.exe を使用してアクセス許可を変更し、操作を再試行してください。

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    DCOM のアクセス許可も調べたのですが特に設定が必要そうな個所もなかったため、追加するホストのファイアウォールの設定を見直していたところ、「Netlogon サービス (NP 受信)」の受信の規則を有効にするとホストの追加ができました。
    image?

ひとまずこれで SCVMM 2008 R2 Beta で Windows Server 2008 R2 Beta を管理できる状態にすることができました。

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これからいろいろと検証してみたいと思います。

Written by Masayuki.Ozawa

3月 17th, 2009 at 4:13 pm

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SCVMM 2008 R2 Beta が connect に追加されています

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System Center Virtual Machine Manager 2008 R2 Beta が connect に追加されています。
まだダウンロードはできないようなのですが、追加される機能については確認することができます。
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大きな点としてはやはり Windows Server 2008 R2 Beta のサポートでしょうか。
これにより SCVMM で LiveMigration や Cluster Shared Volumes (CSV)?がサポートされるようになります。
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ダウンロードできるようになりましたら SCVMM 2008 R2 Beta からの LiveMigration 操作について
投稿したいと思います。
?
2009/03/15 追記
先ほど確認したらダウンロード可能になっていました。

Written by Masayuki.Ozawa

3月 12th, 2009 at 10:49 pm

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WSFC のクラスタ関連のドライバの表示場所

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クラスタのドライバとして

  • Cluster Disk Driver (ClusDisk.sys)
    • 1 ノードだけがディスクにアクセスするように制御
  • Cluster Network Driver (ClusNet.sys)
    • ハートビートの送信やネットワーク障害の検出

があります。

Windows Server 2003 の MSCS では [デバイス マネージャ] で [非表示のデバイスの表示] を有効にすると
[プラグ アンド プレイではないドライバ] に両デバイスが表示がされていました。

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Windows Server 2008 の WSFC ではどこに表示されるのか今まで確認したことがなかったので、
調べてみたところ場所が移動していました。

Cluster? Disk Driver → システムデバイス の Cluster Disk Driver (ClusDisk.sys)
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Cluster Network Driver → ネットワーク アダプタ の Microsoft Failover Cluster Virtual Adapter (Netft.sys)
# WSFC では ClusNet.sys → Netft.sys に変更になっています。
??? Overview of Failover Clustering in Windows Server 2008?に変更されたことが記載されていますね。

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Cluster Network Driver は [非表示デバイスの表示] を有効にする必要があります。?
Cluster Disk Driver は有効にしなくても表示されます。

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Windows Server 2008 では DISKPART コマンドの UNIQUEID を使用することでディスク署名を設定することも
できるようになっています。
# 2003 以前ではディスク署名を変更するためには Windows 2000 リソースキットの dumpcfg.exe を使う必要がありました。

これらの情報を利用して、MSFC のクラスタの共有ディスクを交換した場合の復旧手順を確立しておくといざという時に役に立ちそうです。

Written by Masayuki.Ozawa

3月 11th, 2009 at 2:09 pm

Posted in MSCS/WSFC(MSFC)

Microsoft SQL Server 2008 オンライン ブック (2009 年 1 月) が提供されていました

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提供されていたようです。
英語版が出ていたな~と思い、久しぶりに日本語版の情報を確認してみたところ気づきました。
?
最近、仕事で SQL Server に触れる機会が著しく減っているので時間を見つけ勉強していかないと
だめですね~。
# ブログの投稿もクラスタについて調べたことがメインになりつつありますね…。
?
Codeplex でもいくつか面白そうな機能が公開されていますのでこれらも使ってみたいです。

Written by Masayuki.Ozawa

3月 8th, 2009 at 10:59 pm

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WSFC 構築手順 [設定編] ファイル共有マジョリティの設定

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<WSFC 構築手順 [設定編] クォーラムディスクの設定

久しぶりに検証する時間が取れたのでファイル共有マジョリティの設定方法をまとめてみたいと思います。

ファイル共有マジョリティは Windows Server 2008 から追加されたクラスタクォーラムの設定です。
下図のような構成になり、ノード 1 / ノード 2 / 共有ディレクトリの三か所にクォーラム情報を保持します。

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設定は

  1. 共有ディレクトリの設定
  2. クォーラムの設定

の 2 つの手順で行います。

今回は以下の環境でファイル共有マジョリティを設定して見たいと思います。

image?

※コンピュータアカウントに対してアクセス権を設定します。
 そのため、共有ディレクトリを設定するサーバーはドメインに参加させる必要があります。

共有ディレクトリの設定

  1. ディレクトリを作成します。
  2. 作成した共有ディレクトリに以下の権限を設定します。
    [クラスタの仮想コンピュータ名] の [フルコントロール]
    [クラスタの各ノード] の [フルコントロール]
    image?
    コンピュータアカウントはユーザーの追加時に [オブジェクトの種類] で [コンピュータ] を選択する必要があります。
    # デフォルトでは [コンピュータ] は選択されていません。
    image
  3. 作成したディレクトリを共有ディレクトリにします。
  4. 共有ディレクトリのアクセス権として以下の権限を設定します。
    [クラスタの仮想コンピュータ名] の [フルコントロール][クラスタの各ノード] の [フルコントロール]
    ?
    image?
    こちらもオブジェクトの種類でコンピュータを選択する必要があります。

以上で共有ディレクトリ側の設定は終了です。
次はこの共有ディレクトリを使用してクォーラムを設定します。

ファイル共有マジョリティ クォーラムの設定

  1. [フェールオーバー クラスタの管理] を実行します。
  2. クラスタの仮想コンピュータ名を選択します。
  3. [その他のアクション] → [クラスタ クォーラム設定の構成]を選択します。
    image
  4. ウィザードが起動したら [次へ] をクリックします。
  5. [ノードおよびファイル共有マジョリティ] を選択し、[次へ] をクリックします。
    image
  6. [参照] をクリックします。
  7. 共有ディレクトリを選択し、[OK] をクリックします。
    image?
    今回はクラスタアドミニストレータを起動しているユーザーには共有ディレクトリのアクセス権は設定していません。
    そのため、共有ディレクトリの [+] をクリックして展開しようとすると以下のエラー画面になりますが無視して進めます。
    image?
    共有ディレクトリの階層が深い場合は前の画面の [共有フォルダ パス] にパスを直接入力して指定します。
  8. [共有フォルダ パス] の設定を確認し、[次へ] をクリックします。
    image
  9. 解決策は現在調査中なのですが、ここまでの設定ではおそらく以下のエラーが発生すると思います。
    image?
    共有ディレクトリ、実ディレクトリにフェールオーバークラスタの管理を実行しているユーザーのフルコントロールを
    設定しても回避できませんでした…。

    共有ディレクトリを作成しているサーバーの [Power Users] または [Administrators] グループにフェールオーバークラスタの管理を
    実行しているユーザーを追加するとエラーは回避することができます。

    ローカルセキュリティポリシーで権限をいろいろと付与してみたのですが具体的な権限まで突き止めることができませんでした。
    今回は [Power Users] グループに追加して検証を進めていきます。
    # 設定終了後は削除可能ですので一時的に [Power Users] に追加するという方法であれば通常運用上も許可される範囲だと考えています。

  10. [次へ] をクリックしてクォーラムを設定します。
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  11. [完了] をクリックして設定を完了します。
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  12. これでクォーラムの設定がファイル共有マジョリティに設定されます。
    image?
    設定終了後は [Power Users] または [Administrators] に追加したフェールオーバークラスタの管理の実行ユーザーは
    不要になりますのでグループから削除します。

以上で、ファイル共有マジョリティを使用したクォーラムを構成することができます。

コマンドでファイル共有マジョリティをクォーラムに設定する場合は以下のコマンドプロンプトで以下のコマンドを実行します。
# コマンドプロンプトは管理者として実行します。

cluster /cluster:<クラスタ名> res "<リソース名(任意の名称)>" /create /group:"クラスタ グループ" /type:"File Share Witness" /priv Sharepath="<共有フォルダのパス>"

cluster res "<設定したリソース名>" /online

cluster :<クラスタ名> /quorum:"<設定したリソース名>"

改行されている個所は 1 行で入力します。

実行結果は以下のようになります。

>cluster /cluster:2008-WSFC-01.lab.local res "File Share Witness (UNCPath)" /create /group:"クラスタ グループ" /type:"File Share Witness" /priv Sharepath="2003-stg-01SharedFolder"

リソース ‘File Share Witness (UNCPath)’ を作成しています…

リソース???????????? グループ???????????? ノード????????? 状態
——————– ——————– ————— ——
File Share Witness (UNCPath) クラスタ グループ??????????? 2008-node-01??? オフライン

>cluster res "File Share Witness (UNCPath)" /online

リソース ‘File Share Witness (UNCPath)’ をオンラインにしています…

リソース???????????? グループ???????????? ノード????????? 状態
——————– ——————– ————— ——
File Share Witness (UNCPath) クラスタ グループ??????????? 2008-node-01??? オンライン

>cluster 2008-WSFC-01.lab.local /quorum:"File Share Witness (UNCPath)"
監視リソース名???????????? パス????????????????????????????????????????? 種類
——————— ——————————————— ——–
File Share Witness (UNCPath)?????????????????????????????????????????????? マジョリティ

>

コマンドで実行した場合は [Power Users] グループ等に追加しなくても設定ができます。
この動きをみていると共有ディレクトリのアクセス権も間違ってはなさそうなんですけどね~。
Sysinternals の Procmon.exe を使用してファイルアクセスのトレースを取得してもこれといって失敗は検知されていませんでした。

日本語の情報はなさそうですので時間を見て英語の情報を探してみたいと思います。

ファイル共有マジョリティの設定はいったんここまでで。

次はクラスタのログについて投稿したいと思っています。

Written by Masayuki.Ozawa

3月 6th, 2009 at 3:01 pm

Posted in MSCS/WSFC(MSFC)

App-V の Windows 7 の対応状況

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App-V 4.5 CU1 から Windows 7 に対応するようですね。
App-V 4.6 の話もあるようです。
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App-V は検証しようと思っているのですが全く触れていません。
最近、検証系の投稿が滞ってしまっていますね…。
?
共有ディレクトリを使用したクォーラムの設定や、Windoows Server 2008 のバックアップの基礎
といった内容を小出しに検証しているのですがまだ投稿できる形までまとめられていません。
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ここらで一度気合いを入れなおして勉強しないと駄目ですね!!

Written by Masayuki.Ozawa

3月 5th, 2009 at 11:02 pm

Posted in MDOP

MCP 70-453 日本語版の提供が開始されました

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SQL Server 2008 の MCP
の日本語版の試験が開始されました。
?
SQL Server 2005 の MCITP DBA はこの科目の合格で 2008 トラックに移行できそうです。
アップグレード試験があることに気付かず、70-432 を事前に取得していたので 1 科目で移行できるか
いまいち自信がありません…。?
?
先日、英語版を四苦八苦しながら受けたのですが、MCSE のWIndows Server 2008 トラックへの
移行試験と同じで、複数の試験の内容 (70-432 / 70-450) ?を一度の試験で受ける形になります。
# スコアレポートの内容も 2 セクションにわかれています。
?
これでアップグレード試験の日本語版が提供されていないのは DB Developer だけになりましたね。
# 70-454 は英語版はすでに提供が開始されています。

Written by Masayuki.Ozawa

3月 4th, 2009 at 11:10 am

Posted in SQL Server