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Archive for 12月 18th, 2008

SQL Server 2008 でフェールオーバークラスタを構築する際の注意点

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SQL Server 2008 でフェールオーバークラスタを構築する際にノードを追加しようとすると、
[現在の SKU が無効です]
というエラーが表示されノードを追加できない現象が発生します。
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詳細は以下の KB に記載されています。
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この問題は Cumulative Update 1 で解決されています。
# コマンドラインでノードの追加をすることでも回避できるらしいですがまだ検証できていません。
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クラスタを構築したノードで Cumulative Update 1 を適用してからノードを追加すれば
エラーは発生しませんので同様の現象が発生している方は以下の手順でクラスタを構築してください。
# Active / Passive 構成を例にしています。
  1. Active ノードでクラスタを構築
  2. Active ノードで Cumulative Update 1 を適用
  3. Passive ノードを追加
  4. Passive ノードに Cumulative Update 1 を適用

後日、SQL Server 2008 のクラスタ構築についてもまとめようと思っていますので詳細はその際に
書きたいと思います。

Written by Masayuki.Ozawa

12月 18th, 2008 at 2:29 pm

Posted in SQL Server

WSFC 構築手順 [インストール編]

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<WSFC 構築手順 [検証準備編]

WSFC を使用するためには [フェールオーバー クラスタ] の機能をインストールする必要があります。
インストールには以下の 2 種類の方法があります。
どちらかの方法を使用してクラスタで使用する全ノードに機能をインストールします。

  1. サーバーマネージャでインストール
    1. サーバーマネージャを起動し、[機能の追加] をクリックします。
      ?image
    2. [フェールオーバー クラスタリング] を選択し、[次へ] をクリックします。
      image?
    3. [インストール] をクリックし、機能をインストールします。
      image?image
    4. 以上でインストール終了です。
      image
  2. ServerManagerCmd でインストール
    1. コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行します。

      ServerManagerCmd.exe -install Failover-Clustering

    2. 以上でインストール終了です。(以下のような実行結果が表示されます。)

      C:>ServerManagerCmd.exe -install Failover-Clustering

      ..

      インストールの開始…
      [インストール] 成功しました: [フェールオーバー クラスタリング]。
      <100/100>

      成功: インストールが正常に完了しました。

インストールが終了すると管理ツールに [フェールオーバー クラスタ管理] が導入されます。
image

これで構築を行うことが可能になります。
次は [構築編] を複数回に分けて記載していきたいと思います。

>WSFC 構築手順 [構築編] その 1

Written by Masayuki.Ozawa

12月 18th, 2008 at 1:20 pm

Posted in MSCS/WSFC(MSFC)

SQL Server 2005 で -T1118 を設定している場合の不具合

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KB はこちら。
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tempdb を複数ファイルで構成し -T1118 を設定していた場合に、負荷の高い一時テーブルを作成すると
SGAM (Shared Global Allocation Map) ページでページラッチ待ちが発生し、ブロッキング / パフォーマンス低下の
原因となってしまうという問題があったんですね。
負荷の高い一時テーブルは SELECT INTO ~ #tmptbl といった利用方法等が該当するようです。
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-T1118 を使用する人は大抵 tempdb を分割する必要性を知っているはずですのでこの問題に遭遇する人が多いかも…。
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この動作自体は不具合で -T1118 は依然として有効なトレースフラグなのですが SGAM がホットスポットになるとは
全く考えたことがありませんでした。
この不具合は SQL Server 2005 SP2 CU2 で修正されているようですので、最新の CU?や SP3 をインストールされている方には
影響は無いようです。
# 以下の KB が CU2 で改善される問題の一覧です。
SQL Server 2008 でも -T1118 が有効というドキュメントが見つかったのも収穫ですね。
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Written by Masayuki.Ozawa

12月 18th, 2008 at 12:51 pm

Posted in SQL Server