先日 クリアインストールした AD 間で SYSVOL 共有が複製されていなかった場合の原因と対処 という投稿を書きました。
この続きのような内容になります。
■SYSVOL 共有の複製設定を DFS の管理コンソールで確認
Windows Server 2008 以降の AD を使用している場合、SYSVOL 共有の複製は FRS ではなく DFSR を使用することができます。
設定の方法などはこちらに。
FRS から DFSR への移行 (SYSVOL)
Active Directory: SYSVOL を File Replication Service (FRS) から Distributed File System Replication (DFSR) に移行する手順
この複製設定の基本的な情報の格納方法は通常の DFSR を使用した場合と同じようなので、Active Directory ユーザーとコンピューターで表示から拡張機能を有効にして、System の下の DFSR-GlobalSettings や、
\ のドメイン名で共有フォルダのプロパティを開いて DFS タブから確認することができます。
これらは AD をインストールしている環境であれば特に追加のインストールをしなくても使用することができますが、もう一つの確認方法として、[DFS の管理] を使用する方法があります。
これは標準ではインストールされておらず、[機能の追加] の [役割管理ツール] からインストールをすることができます。
このツールからも SYSVOL 共有の設定を確認することができます。
このツールを使用するケースは障害発生時に診断レポートを使用して切り分けをするときでしょうか。
SYSVOL 共有の設定は一部変更できないようになっていますが基本は DFSR のフォルダですので診断レポートで診断をすることができます。
dcdiag コマンドでもテストをすることができますが GUI でできる方法も覚えておくとよいかもしれないですね。