ちょっと検証で、SQL Server 2008 R2 の環境を作ったり壊したりしていました。
GUI からセットアップするのもちょっと面倒なので、コマンドでインストールするためのコマンドラインを。
■SQL Server 2008 R2 をコマンドでインストール
SQL Server 2008 R2 をコマンドでインストールするためにはコマンドプロンプトから [Setup.exe] を実行します。
インストールのオプションに関しては、[Setup.exe /?] か Books Online で [コマンド プロンプトから SQL Server 2008 R2 をインストールする方法] を検索すると調べることが可能です。
コマンドプロンプトからのインストールはシステム データベースの再構築でも使うのですが、普段はそれほど実行する機会はないですよね…。
以下のコマンドで、SQL Server のデータベースエンジン部をインストールすることが可能です。
# WordPress だと改行が微妙なので、オプション単位で改行していますが一行で。
setup.exe /QS /IACCEPTSQLSERVERLICENSETERMS /INSTANCENAME=SQL2008R2 /ACTION=INSTALL /FEATURES=SQL /SQLSVCACCOUNT="SYSTEM" /SQLSYSADMINACCOUNTS="Administrators" /AGTSVCACCOUNT="SYSTEM" /SQLCOLLATION="Japanese_XJIS_100_CI_AS" /SQLUSERDBDIR="F:Data" /SQLUSERDBLOGDIR="G:Log" /SQLTEMPDBDIR="E:Data" /SQLTEMPDBLOGDIR="E:Log" /AGTSVCSTARTUPTYPE="Automatic" |
SQL Server のインストールは構成ファイルでも実行することができるので、以下のような構成ファイルからも実行できます。
[SQLSERVER2008] |
この構成ファイルを使うようにセットアップを実行すると、インストールを自動化することができます。
構成ファイルを使う場合、セットアップは以下の形式で実行します。
setup.exe /QS /ConfigurationFile="H:InstallConfigConfig.ini" |
構成ファイルに関しては GUI のインストールでも使用できます。
セットアップの [詳細設定] で [構成ファイルに基づくインストール] をクリックして構成ファイルを選択することで使用可能です。
ただし、GUI から構成ファイルを使用したセットアップでは自動化されません。
構成ファイルに設定した内容がデフォルトで選択された状態になってインストールをすることができます。
検証で環境を作り直したりする場合は、コマンドで実行するのが楽でよいですね。