仮想インスタンス上で初期設定ウィザードが起動している状態からの設定手順になります。
[仮想インスタンスの初期設定]
仮想インスタンスの初期設定を行います。
設定の内容は MED-V クライアントでアプリケーションを動かすために、仮想インスタンス側でスクリーンセーバーを
起動しないようにする設定やログオン / ログオフ時に音をならないようするといった UI 関連の設定です。
デフォルトではすべてが選択された状態になっていました。
画面数はさほど多くありませんのですべて画像付きで。
- [Next] をクリックします。
- [Next] をクリックします。
ここは Windows の UI 設定ですね。
# グレーアウトしている個所は設定の変更ができないものになります。(有効固定) - [Next] を「クリックします。
こちらは IE 関連の設定になります。
- [Next] をクリックします。
サービス関連の設定が変更できますね。以下の画像はデフォルトの状態です。
Windows Update の自動更新はデフォルトでは無効ですね。
MED-V クライアントがアプリを使用している際に自動更新が実行され再起動されても困りますよね。
# Print Spooler はグレーアウトされていて変更できません。
また、[Launch Windows Services console] のリンクをクリックするとサービスの MMC が開きます。 - [Apply] をクリックします。
最後は自動ログオンの設定です。
自動ログオンを設定しないと MED-V クライアントでアプリを使用する際には認証が発生します。
まずは自動ログオンなしで検証したいと思いますのでデフォルトのままで。
- [Yes] をクリックします。
?
今回は Volume Licence 版を使っていないので [Yes] をクリックした後、以下のエラーで怒られました…。
検証はできますので、このままで。
- [Finish] をクリックします。
これで仮想インスタンス側の設定は終了です。
仮想インスタンスをシャットダウンし、Virutal PC コンソールを終了させます。
設定を変更したい場合はスタートメニューから [VM Prerequisites Tool] を起動し、設定を変更します。
?
[MED-V クライアント用イメージの設定]
ここからが本題の MED-V クライアントで起動する仮想インスタンスのイメージ作成になります。
[MED-V Management] を起動して、MED-V 用の仮想インスタンスの作成や起動するアプリケーションを登録していきます。
- スタートメニューから [MED-V Management] を起動します。
- ログイン画面が出ますので MED-V サーバーにログインできるユーザーの情報を入力します。
今回は [Administrator] で接続しています。
?MED-V クライアントで作成する Virutal PC のイメージは以下の順番で作成します。
- ワークスペースの作成
- ローカルででテスト用イメージを作成
- ローカルで展開用イメージを作成
- 展開用イメージをサーバーにアップロード
デフォルトでは [Workspace] というワークスペースが作成されています。
今回は検証のワークスペースを新規に作成したいと思います。
MED-V クライアントで使用する展開用イメージのテスト用のものを作成します。
- [Images] をクリックします。
- [Local Test Images:] の [New] をクリックします。
- [Browse] ボタンをクリックし、Virtual PC の VMC ファイルを選択します。
Image name には任意の内容を入力し、[OK] をクリックします。
? - これでテスト用のイメージとして今まで使用していた Virutal PC のイメージの情報が登録されます。
?
作成したイメージですがこれはワークスペースごとに設定されるものではなく、全体で管理されるようです。
ワークスペースは設定部だけを管理するものになるようですね。 - [Policy] をクリックして、[Virtual Machine] タブをクリックします。
[Assigned Image] にテスト用として設定したイメージが追加されていますので選択します。
# 追加されていない場合は一度 [Refresh] をクリックしてください。
? - [Applications] タブをクリックします。
- [Published Applications] の [Add] をクリックし、実行したい (仮想インスタンスで起動したい)
アプリケーションを登録します。今回はメモ帳を登録してみました。
[Display Name] に設定した値がスタートメニューに MED-V 用のアプリケーションとして登録されます。
? - [Deployment] タブをクリックします。
- [Enable Workspace for ‘Everyone’] を有効にします。
- 保存ボタンをクリックし設定を保存します。
- スタートメニューの [MED-V] を実行します。
- ワークスペースの起動画面が立ち上がりますので、ユーザー情報を入力します。
ここで入力する情報は MED-V サーバーに接続するためのものになります。
- アクセス権のあるワークスペースが表示されます。実行するワークスペースを選択し [OK] をクリックします。
今回は新規に作成したものを選択しています。
また、アクセス権のあるワークスペースが一つしかない場合は選択画面は表示されません。
? - 今回はテスト用のイメージを実行しますので [Use Test Image] をクリックします。
- [Yes] をクリックします。このタイミングで Virtual PC コンソールが英語版になります。
現在のベータ版は英語だから仕方ないですよね…。
- ワークスペースが起動するまでしばらく待ちます。
? - ファイアウォールのブロックが表示された [ブロックを解除する] をクリックし、Virtual PC をブロック対象から除外します。
- 今回は自動ログインの設定はしていませんので Virtual PC のログイン画面が表示されます。
起動している Virtual PC のログインアカウントを使用してログインします。
# この画面が出ている間は [Starting Workspace] のプログレスバーは進みません。
- 起動が終了すると右下に Windows XP の IME が起動していると思います。
スタートメニューに [MED-V Applications] というメニューが追加されていますので、そこから登録したメモ帳を起動します。 - これでテスト用のイメージの作成は終了です。
テスト用のイメージを使用して展開するアプリケーションの動作やワークスペースの設定を確認していきます。
テスト用のイメージは [C:MED-V Images] に保存されています。
もとにした Virutal PC の仮想インスタンスの復元ディスクを使用してイメージは作成されているようです。
また、設定中にメッセージが表示されたように Virtual PC も英語版になっています。
テスト用のイメージが Virtual PC 上に展開されているのもここから確認ができますね。
ここまでで MED-V の大枠は確認できると思います。
あとは運用時の展開イメージを固める作業が残っています。
だいぶ投稿が長くなりましたので [ローカルで展開用イメージを作成] / [展開用イメージをサーバーにアップロード] は
その 2 でまとめたいと思います。