Build 2022 で発表された Microsoft Intelligent Data Platform について、どの辺の情報を確認すればよいかを調べる機会があったので。
Microsoft Intelligent Data Platform は、そういう名称のプロダクトが存在するというわけではなく、データベース / 分析 / データガバナンスのためのサイロ化されたデータプラットフォームの分断を解決するため、開発者 / インフラ担当者 / データエンジニア / データサイエンティスト / ビジネスアナリスト / データオフィサー (責任者) が、個々の強力なサービスをは現状通り活用しながら、一つのプラットフォームで統合して取り扱うことができる、統合データプラットフォームの方向性を打ち出したものという理解でします。
今後のデータプラットフォームがどのような方向性で進化をするかを把握するためのキーワードになるのではないでしょうか。
Build 2022 のセッションとしては次のようなものがあります。
- Microsoft Build オープニング (16:24 – 19:30)
- ハイブリッドおよびマルチクラウド機能を備えた信頼できる統合されたプラットフォームで、イノベーションを促進し、アジリティを実現
この発表をブログのアナウンスとして発表したものが Microsoft Intelligent Data Platform の概要 となり、基本的な内容についてはこの内容を確認しておけばよいのではないでしょうか。
Build 2022 の発表内容については、次のニュースサイトでも記事が上がっています。
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データベース、アナリティクス、ガバナンスを統合した「Microsoft Intelligent Data Platform」
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Microsoftが中核となる新たなプラットフォームを発表:Microsoft Intelligent Data Platform
Microsoft Intelligent Data Platform を活用することでどのようなデータの統合が実現できるかを説明した動画も公開されており、マイクロソフト インテリジェント データ プラットフォーム |実際のデモ を確認することで、Microsoft Intelligent Data Platform を構成する製品 / サービスで実現できることを把握することができます。
Microsoft Intelligent Data Platform を構成する製品については、SQL Server も含まれており、SQL Server がどのように統合されるかについては、Build 2022 の SQL Server 2022 と Azure SQL の新しいイノベーションにより、アプリケーションを最新化する で解説されており、SQL Server 2022 で追加されている機能のいくつかについては Intelligent Data Platform を実現するために活用できる機能となっています。