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Windows Server 2008 R2 Beta の一般ダウンロードが可能になりました
Windows Server 2008 R2 / Windows 7 日本語 Beta 版の提供開始
WinHEC 参加者で connect に登録している場合もダウンロードが可能になっていますね。
公開されているものとしては初の日本語 Beta 版になるのでしょうか?
WSFC の構築も検証をかねて Windows Server 2008 R2 版を書いてみたいと思います。
SQL Server 2008 でメンテナンス プランを実行する際の注意点
SQL Server 2005 では SP1 以降であれば SQL Server Integration Serivces (SSIS) を
インストールしなくてもメンテナンス プランを実行することができましたが、SQL Server 2008 では
SSIS をインストールしないとメンテナンス プランが実行できなくなっています…。
メンテナンス プランは SSIS パッケージとして作成され、SQL Server エージェントのステップで
SSIS パッケージを DTEXEC.EXE を使用して実行しています。
SQL Server 2005 SP1 以降では SSIS をインストールしていなくても DTEXEC.EXE を実行できたのですが
SQL Server 2008 では実行できなくなっています。
# ヘルプすら表示することができません。
以下はコマンドプロンプトで DTEXEC.EXE を実行した際の出力結果です。
SQL Server エージェントから作成したメンテナンスプランを実行しても同じエラーメッセージが出力されます。
>dtexec /? Microsoft (R) SQL Server Execute Package Utility Version 10.0.1600.22 for 64-bit Copyright (C) Microsoft Corp 1984-2005. All rights reserved. SQL Server パッケージ実行ユーティリティを起動するには、SQL Server 2008 のいずれ |
SSIS がインストールできるのは上記エラーメッセージで表示されている 4 種類になります。
[Workgroup] / [Web] / [Express] / [Express Advanced] ではインストールできないので
これらのエディションではメンテナンス プランが使えそうにないです…。
可能であれば SQL Server 2005 と同様の動きにしてもらいたいものです。
2009/01/20 23:59 追記
CU3 を適用すると SSIS をインストールしなくてもメンテナンスプランが実行できるようになります。
?
[ZDNET]Windows 7のパブリックベータ の提供時期
ZDNET から
Windows 7のパブリックベータ、今週中にリリースか
1/9 (金) にパブリックベータが公開されるかも知れないとのことです。
Windows Server 2008 R2 も同時期にパブリックベータの提供が開始されるようです。
プライベートベータは 1 月 7 日夜または 1 月 8 日 のようですので Win HEC 参加者であれば
少し早めに入手できるかもしれないですね。
WSFC 構築手順 [構築編] その 3
コマンドラインからクラスタを構築するためにはコマンドプロンプトから以下の形式でコマンドを実行します。
CLUSTER コマンドを実行するコマンドプロンプトは管理者として実行する必要があります。
管理者として実行していない場合は以下のエラーになります。
>CLUSTER /CLUSTER:2008-WSFC-01 /CREATE /NODES:"2008-NODE-01,2008-NODE-02" /IPADDRESS:10.0.1.100/255.0.0.0 ? 4% クラスタ 2008-WSFC-01 を初期化しています。 ? 9% ノード 2008-NODE-01 のクラスタ状態を検証しています。このフェーズは、クラスタ オブジェクト ‘2008-NODE-01’ で 5 (0x00000005) のエラー状態になったために失敗しました。 このフェーズは、クラスタ オブジェクト ‘2008-NODE-01’ で 5 (0x00000005) のエラー状態になったために失敗しました。 システム エラー 5 が発生しました (0x00000005)。 |
- 複数ノードクラスタを構築する場合
CLUSTER /CLUSTER:<クラスタ名> /CREATE /NODES:"<ノード1>,<ノード2>" /IPADDRESS:<クラスタの IP アドレス>/<サブネットマスク> [実行例]
>CLUSTER /CLUSTER:2008-WSFC-01 /CREATE /NODES:"2008-NODE-01,2008-NODE-02" /IPADDRESS:10.0.1.100/255.0.0.0
? 4% クラスタ 2008-WSFC-01 を初期化しています。
? 9% ノード 2008-NODE-01 のクラスタ状態を検証しています。
13% コンピュータ オブジェクト 2008-WSFC-01 のドメインを検索しています
18% ドメインのコンピュータ オブジェクト 2008-WSFC-01 を確認しています
22% コンピュータ オブジェクト 2008-WSFC-01 をクラスタ名オブジェクトとして構成しています
27% ノード 2008-NODE-01 への Microsoft Failover Cluster Virtual Adapter のインストールを検証しています。
31% ノード 2008-NODE-01 へのクラスタ ディスク ドライバのインストールを検証しています。
36% ノード 2008-NODE-01 にクラスタ サービスを構成しています。
40% ノード 2008-NODE-02 への Microsoft Failover Cluster Virtual Adapter のインストールを検証しています。
45% ノード 2008-NODE-02 へのクラスタ ディスク ドライバのインストールを検証しています。
50% ノード 2008-NODE-02 にクラスタ サービスを構成しています。
54% ノード 2008-NODE-01 でクラスタ サービスを開始しています。
54% ノード 2008-NODE-02 でクラスタ サービスを開始しています。
59% クラスタ 2008-WSFC-01 を形成しています。
63% 2008-WSFC-01 にクラスタ共通プロパティを追加しています。
68% クラスタ 2008-WSFC-01 にリソースの種類を作成しています。
72% グループ ‘クラスタ グループ’ を作成しています。
72% グループ ‘使用可能記憶域’ を作成しています。
77% IP アドレス リソース ‘クラスタ IP アドレス’ を作成しています。
81% ネットワーク名リソース ‘2008-WSFC-01’ を作成しています。
86% コンピュータ オブジェクト 2008-WSFC-01 のドメインを検索しています
90% ドメインのコンピュータ オブジェクト 2008-WSFC-01 を確認しています
95% コンピュータ オブジェクト 2008-WSFC-01 をクラスタ名オブジェクトとして構成しています
?100% リソース グループ ‘クラスタ グループ’ をオンラインにしています。
/NODES に複数ノードを指定することにより、1 コマンドで複数ノードクラスタを構築できます。
- 最初に 1 ノードクラスタで構築し、構築後にノードを参加させる
CLUSTER /CLUSTER:<クラスタ名> /CREATE /NODES:"<ノード1>" /IPADDRESS:<クラスタの IP アドレス>/<サブネットマスク>
CLUSTER /CLUSTER:<クラスタ名> /ADDNODES /NODES:"<ノード2>"[実行例]
>CLUSTER /CLUSTER:2008-WSFC-01 /CREATE /NODES:"2008-NODE-01" /IPADDRESS:10.0.1.100/255.0.0.0 ? 5% クラスタ 2008-WSFC-01 を初期化しています。
10% ノード 2008-NODE-01 のクラスタ状態を検証しています。
15% コンピュータ オブジェクト 2008-WSFC-01 のドメインを検索しています
21% ドメインのコンピュータ オブジェクト 2008-WSFC-01 を確認しています
26% コンピュータ オブジェクト 2008-WSFC-01 をクラスタ名オブジェクトとして構成しています
31% ノード 2008-NODE-01 への Microsoft Failover Cluster Virtual Adapter のインストールを検証しています。
36% ノード 2008-NODE-01 へのクラスタ ディスク ドライバのインストールを検証しています。
42% ノード 2008-NODE-01 にクラスタ サービスを構成しています。
47% ノード 2008-NODE-01 でクラスタ サービスを開始しています。
52% クラスタ 2008-WSFC-01 を形成しています。
57% 2008-WSFC-01 にクラスタ共通プロパティを追加しています。
63% クラスタ 2008-WSFC-01 にリソースの種類を作成しています。
68% グループ ‘クラスタ グループ’ を作成しています。
68% グループ ‘使用可能記憶域’ を作成しています。
73% IP アドレス リソース ‘クラスタ IP アドレス’ を作成しています。
78% ネットワーク名リソース ‘2008-WSFC-01’ を作成しています。
84% コンピュータ オブジェクト 2008-WSFC-01 のドメインを検索しています
89% ドメインのコンピュータ オブジェクト 2008-WSFC-01 を確認しています
94% コンピュータ オブジェクト 2008-WSFC-01 をクラスタ名オブジェクトとして構成しています100% リソース グループ ‘クラスタ グループ’ をオンラインにしています。
>CLUSTER /CLUSTER:2008-WSFC-01 /ADDNODE /NODES:"2008-NODE-02"ノード 2008-NODE-02 を構成しています
—————————————
12% ノード 2008-NODE-02 のクラスタ状態を検証しています。
25% クラスタ 2008-WSFC-01 の現在のノード メンバシップを取得しています。
37% ノード 2008-NODE-02 をクラスタ構成データに追加しています。
50% ノード 2008-NODE-02 への Microsoft Failover Cluster Virtual Adapter のインストールを検証しています。
62% ノード 2008-NODE-02 へのクラスタ ディスク ドライバのインストールを検証しています。
75% ノード 2008-NODE-02 にクラスタ サービスを構成しています。
87% ノード 2008-NODE-02 でクラスタ サービスを開始しています。
100% ノード 2008-NODE-02 がクラスタの完全に機能するメンバであることを確認する通知を待っています。
コマンドプロンプトから構築した場合はどちらのパターンでも [クォーラム構成] は [ノード マジョリティ] となっています。
CLUSTER /QUORUM コマンドを使用して適切なクォーラム構成に変更する必要があります。
設定変更に関しては WSFC 構築手順 [設定編] で記載したいと思います。
また、GUI の場合はドメインユーザーでないとクラスタの構築はできませんでしたが、コマンドプロンプトから実行する場合は
作業しているローカルアカウントとパスワードが同一のユーザーが Active Directory に存在しておりコンピュータアカウントの
操作ができる場合はクラスタの構築ができてしまします。
# ミラーアカウントで認証がとれ、コンピュータアカウントが作成できるとクラスタの構築ができます。
この場合、コンピュータアカウントのセキュリティは以下のようになります。
以下が WMIC で取得したユーザー名と SID の情報になります。
>wmic USERACCOUNT where "(Name=’Administrator’)" get Caption,Name,SID Caption?????????????????????????????????? Name???????????? SID 2008-NODE-01Administrator?? Administrator? S-1-5-21-72470293-2089513440-1915596142-500 LABAdministrator?????????????????? Administrator? S-1-5-21-1041543157-1405777126-2591041755-500 |
LABAdministrator の SID ではなく 2008-NODE-01Administrator の SID が設定されています。
ドメインに他のサーバーのローカルアカウントが登録されている状態になりますので何が起きるかわかりません…。
今回の [その3] までで構築の一通りのパターンは試せたと思います。
次回以降で設定系の内容を [設定編] として記載したいと思います。
WSFC 構築手順 [構築編] その 2
今回は [最初に 1 ノードクラスタで構築し、構築後にノードを参加させる]? パターンで構築をしたいと思います。
- 下の画面までは [WSFC 構築手順 [構築編] その 1] と同じです。
ただし、今回は 1 ノードクラスタで構築をするため、[選択済みサーバー] は [2008-NODE-01] のみ追加しています。 - 以降の手順も [WSFC 構築手順 [構築編] その 1]? と同じなので同様の手順で進めていきます。
ただしクラスタの検証については、[WSFC 構築手順 [構築編] その 1]? と異なり、ディスク系の検証が [無効] となっています。
1 ノードクラスタで構築する場合はクォーラムに共有ディスクを使わない形で初期構築がされるため、ディスク系の検証が
[無効] となっているようです。 - 手順にしたかって操作をし、クラスタの構築を完了させます。
- 1 ノードクラスタの場合は、[クォーラム構成] が [ノード マジョリティ] となっています。
また、クラスタとして冗長構成となっていないため警告のアイコンが表示されます。
これで 1 ノードクラスタが完成です。次はクラスタにノードを追加します。
追加作業はクラスタを構築したノード (2008-NODE-01) で実施しています。
- [フェール オーバークラスタの管理] を開きます。
- クラスタ名 (2008-WSFC-01.lab.local) を右クリックし [ノードの追加] をクリックします。
- [次へ] をクリックします。
- 追加するノードを [追加] ボタンを使用して追加し [次へ] をクリックします。
- [次へ] をクリックします。
- クラスタの検証が実行されます。
- [完了] をクリックし、ノードの追加を終了します。
?
- ノードを追加すると [クォーラム構成] が [ノードおよびディスク マジョリティ] に設定されます。
クラスタとして冗長構成がとれていますので警告も消えています。
?
[ディスク マジョリティ] として使用されているディスクは [2 ノードクラスタ] と同様でサイズが一番小さいディスクが使用されます。
つぎは Server Core を想定して、コマンドラインからクラスタを構築するパターンを [構築編] その 3 として記載したいと思います。
Windows PE でイメージキャプチャを取得 / 展開する方法
作成した USB フラッシュメモリからブート後にイメージキャプチャをするためのメモ
- イメージキャプチャの取得
- 以下のコマンドを実行してドライブイメージをキャプチャします。
imagex /capture <取得元ドライブ> <保存先> "<キャプチャ名(任意のラベル)>" /check /verify 例)
imagex /capture c: g:capture.wim "capture" /check /verify
- 以下のコマンドを実行してドライブイメージをキャプチャします。
- イメージキャプチャの展開
- キャプチャしたイメージを展開するには以下のコマンドを実行します。
imagex /apply <イメージ名> <イメージナンバー> <展開先> /check /verify 例)
imagex /apply g:capture.wim 1 c: /check /verify イメージを展開時に展開先はフォーマットされないため必要に応じて以下のコマンドを実行し展開先をフォーマットします。
diskpart
list disk
select disk <ディスク NO>
list part
select part <パーティション NO>
format
- キャプチャしたイメージを展開するには以下のコマンドを実行します。
- シャットダウンの方法
- Windows PE からシャットダウンする場合は以下のコマンドを実行します。
wpeutil shutdown
- Windows PE からシャットダウンする場合は以下のコマンドを実行します。