Power BI Report Server: Self-Service BI and Enterprise Reporting On-Premises で紹介されていましたので軽くまとめて置こうかと。
先日、Power BI レポートサーバーが GA しました。
Power BI レポートサーバーの機能アップデートや、サポートライフサイクルについては以下のようになっています。
Power BI レポートサーバーに関しては、Power BI デスクトップのような機能の追加が行われるような想定となっており、Power BI レポートサーバー自体のアップグレードを行うことで、新しい機能が利用できるようになるモデルとなっています。
現状はファーストリリース時の状態となっていますのでデータセットの追加などが今後の予定に入っていますね。
サポートサイクルについては「Modern Lifecycle Policy」となっているのですが、これについてはどのような扱いになるのかが、冒頭で紹介した動画で説明が行われています。
通常の SQL Server のレポートサービスであれば、SQL Serve rのライフサイクルに合わせて、SSRS 自体のバージョンアップが行われて行きますが、Power BI レポートサーバーについては、現代的なライフサイクルポリシーということで、頻繁にバージョンアップを行うようなライフサイクルとなっています。
確約しているものではないようですが、大体、年に 3 回程度のリリースを目指しており、4 か月ぐらいの間隔で新しいリリースが提供されるかもしれないというような状態となっています。
提供されたバージョンのリリースについては、最低 12 か月 (1 年間) は、セキュリティのアップデートを受けることができるようになっており、緊急の問題については、次のリリースを待たなくてもパッチの提供が行われるようになっています。
次のリリースが提供された場合には、それ以前のリリースについては、セキュリティの脆弱性についてはアップデートが行われますが、それ以外の問題 (バグ) については、最新のリリースでの対応となるため、セキュリティ以外の問題について、解消をするためには最新のリリースの適用を検討する必要が出てくるようです。
つまり、Power BI レポートサーバーを利用する場合には、定期的なアップグレードを視野に入れて導入をする必要があるということですね。
Power BI レポートサーバーに、SQL Server 2017 のような数字がついていないのは、特定のバージョンにとどまり続けるのではなく、定期的なアップグレードを行い、最新の状態の製品として使用するようなライフサイクルポリシーとなっているからなのでしょうね。