SQL Server Management Studio 18.7 now generally available でアナウンスされていますが、本日 SSMS 18.7 がリリースされました。
18.7 から、SSMS のインストール時に Azure Data Studio (ADS) が同時にインストールされるようになりました。
これについては リリースノート にも記載されています。
Azure Data Studio がリリースされてから、2 年以上経過しますが、Azure Data ファミリーを使用する際には、SSMS だけでなく、Azure Data Studio を組み合わせて利用する機会が多くなってきており、SSMS を利用しているユーザーが Azure Data Studio の機能の恩恵を受けられるようにするということで、同時にインストールされるようになったようです。
これに伴って SSMS のインストーラーの表記も「Microsoft SQL Server Management Studio と Azure Data Studio」に変更されています。
Azure Data Studio をインストールしないという選択肢はないようなのですが、アプリケーションの追加と削除からは個別に削除ができるようです。
Azure Data Studio がリリースされた際にもセミナーで質問を受けることがあったのですが、現時点で、SSMS は廃止される予定は出ていません。
SQL Server のすべての機能を管理するためには SSMS が必要となり、SQL Server をリッチに管理するためには、今後も SSMS が必要となってくるかと思います。
しかし、Big Data Cluster や、Azure Arc のような環境に関しては Azure Data Studio に対して機能追加が行われており、クラウド連携や、Spark 関連の機能の活用については、SSMS ではなく、Azure Data Studio が必要となってきます。
一つの管理ツールをインストールすると、両方インストールされるのは、管理ツールの導入が簡略化されていいのかもしれませんね。