私は、ノウハウやら稼働の状況やらを OneNote 2016 にメモしていて、OneDrive にノートブックを配置して (OneNote Online) 、使用しています。
その環境で、変な操作をしてやらかしたお話を少し。
普通の操作で普通に使っていれば、やらかすことはないのでご安心ください。
そもそもの発端は、複数の端末で OneNote を編集していて、片方の端末で編集した内容が、なかなか同期されてこないので「そういえば、OneNote で同期がおかしくなった場合にキャッシュをクリアするという方法があったな」と思いだしたことから始まります。
OneNote 2013 までは「onenote /safeboot
」でキャッシュをクリアすることができていたかと思います。
OneNote 2016 では、セーフブートのオプションがないようでしたので、「%USERPROFILE%\AppData\Local\Microsoft\OneNote\16.0\cache」という、キャッシュのようなフォルダ内のファイルをクリアしてみたところ、状態が悪化しました…。
OneNote 2016 はデフォルトで、「%USERPROFILE%\AppData\Local\Microsoft\OneNote\16.0\バックアップ」に 1 週間のタクトで 2 つの .one ファイルがバックアップされていますので、セクションの削除をしてバックアップを開いて、セクションを移動しても解決せず。
最終的には、同期ができないセクションだったり OneNote Online からも削除できないセクションができたりと八方ふさがりになってしまいました。
作業をする前に、Windows 版 OneNote 2016 でノートをバックアップする のバックアップを退避しておいたので、最終的には新しいノートブックを OneDrive 上に作成して、バックアップされている .one のセクションを移動することでリカバリーできたのですが、なんだかんだで一日かかってしまいました。
ローカルで OneDrive を使用している場合は、
- セクショングループ = フォルダー
- セクション = .one ファイル
というような構成かと思いますが、OneDrive にノートブックを配置する OneDrive Online を使用した構成だと、
- ローカルに .one ファイルは存在しない
- ユーザーがファイルとして認識できる OneDrive 上のファイルはインターネットショートカットで、OneDrive Online へのエンドポイントのみ
- バックアップを取得することで .one ファイルが作成される
- ローカルで認識されている OneDrive のノートブックの内容は「USERPROFILE%\AppData\Local\Microsoft\OneNote\16.0\cache」の bin ファイルを用いて管理されている
# ノートブックの構成自体は別の場所で管理されているようですが。 - 同期データは「%USERPROFILE%\AppData\Local\Temp\OneNoteSyncData」に配置され同期される
というような感じなのでしょうかね。
大元になるノートブックの情報がクラウド上で管理されているのでしょうが、それについては、どのように管理されているのかまで調べられませんでした。
いい機会だったので、OneDrive のバックアップの生成タイミングを毎日 31 世代に変更してみました。