More Than One Way さんのブログに 3TBのボリュームを作ったら・・・ という記事があります。
こちらは Hyper-V 2.0 の内容ですが、512 バイトで設定されたセクター以外の場所に配置された VHD が開けないという仕様についての内容になります。
このことをすっかり忘れていて、ファイルサーバーの共有フォルダに VHD を作成しようとしたら以下のエラーが。
AFT に関連する情報にもつながるので、以下も合わせて参考にするとよいかと。
Windows での 4K セクターのハード ディスク ドライブに関するマイクロソフトのサポート ポリシー
Using Hyper-V with large-sector drives in Windows Server 2008 and Windows Server 2008 R2
Hyper-V Support for Large Sector Disks Overview
Hyper-V の大容量セクター ディスク サポートに関するテクニカル プレビュー
大容量ディスクとセクター サイズ拡大に対応する Windows 8
以下の情報で 2012 からは 512 バイトを超えるセクターサイズがサポートされていたよなという認識はあったのですが。
Windows での 4K セクターのハード ディスク ドライブに関するマイクロソフトのサポート ポリシー
Using Hyper-V with large-sector drives in Windows Server 2008 and Windows Server 2008 R2
なんでエラーになったのかと思って調べたところ、How to solve the problem[0xC03A001D]–[The sector size of the physical disk on which the virtual disk resides is not supported.] の情報が。
512 または 4096 バイトをサポートなんですね。
Fsutil fsinfo ntfsinfo D:
を実行してみて、セクターの情報を確認してみたら 2KB になっていました。
左が C ドライブ、右が D ドライブの情報なのですが、今回配置ができなかったドライブは微妙なセクターサイズに…。
D ドライブは MicroServer の RAIDXpert で RAID を組んでいるものなのですが、情報を見たら確かにセクターサイズが 2KB になっていました。
RAID を崩すわけにもいかず、このドライブは VHD が置けないということになりました…。
別の切り口で Hyper-V 2.0 で AFT については MCTの憂鬱 さんの 仮想ディスク(VHD)のパフォーマンス問題 で解説されています。
こちらについての現状は Hyper-V の大容量セクター ディスク サポートに関するテクニカル プレビュー を合わせて確認しておくとよさそうですね。