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AlwaysOn 可用性グループの前提パッチを適用する際の注意点

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Windows Server 2008 / 2008 R2 で AlwaysOn 可用性グループを構築する場合、前提の修正プログラムがいくつかあります。

適用する必要のある修正プログラムは以下の KB に記載されています。
AlwaysOn 可用性グループの前提条件、制限事項、および推奨事項 (SQL Server)

Windows Server 2008 R2 で構築する場合には以下の修正プログラムが必要となります。

KB 2494036: クォーラムの投票のないクラスター ノードを Windows Server 2008 および Windows Server 2008 R2 で構成できる
KB 2616514: クラスター サービスは、Windows Server 2008 または Windows Server 2008 R2 のクラスター ノード間で不要なレジストリ キー変更通知を送信する
KB 2531907: Windows Server 2008 R2 SP1 のインストール後、Validate SCSI Device Vital Product Data (VPD) テストで不合格になる
KB 2687741: Windows server 2008 R2 で使用できる、SQL Server 2012 の "AlwaysOn 可用性グループ" 機能のパフォーマンスを向上させる修正プログラム
KB 976097: 非対称ストレージのサポートをフェールオーバー クラスターの管理 MMC スナップインに追加するための修正プログラム (Windows Server 2008 または Windows Server 2008 R2 を実行するフェールオーバー クラスター用)
KB 980915: Windows Server 2003、Windows Vista、Windows Server 2008、Windows 7、または Windows Server 2008 R2 を実行しているコンピューターからの IPSec 接続の再接続時に長時間の遅延が発生する
KB 2578113 (Windows Server 2008 R2): Windows Server 2008 R2: クラスター サービスが Windows Server 2008 R2 で IPv6 IP アドレスのフェールオーバーに約 30 秒かかる
KB 2582281: クラスターとアプリケーション サーバー間にルーターがない場合にフェールオーバー操作が遅い

OS インストール直後の状態から修正プログラムを適用しようとした場合、KB2531907 / KB2578113 に関しては以下のメッセージが表示され、適用ができないかと思います。
image

これは修正プログラムが不要ということではなく、機能がインストールされていないため適用ができない状態となっています。
上記の修正プログラムについては WSFC の機能 (フェールオーバー クラスタリング) をインストールした状態で適用する必要があります。
image

久しぶりに 2008 R2 で AlwaysOn を構築しようとしたところ、パッチ適用のタイミングを忘れていたのでメモとして。

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Written by Masayuki.Ozawa

1月 19th, 2013 at 5:06 pm

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