Windowx XP では、以下の技術情報のレジストリを変更することでデバッグログが出力できます。
製品版 Windows でユーザー環境デバッグ ログを有効にする方法
グループ・ポリシーの反映状況について詳細なログを確認したい
userenv.log を使用してグループポリシーのトラブルシューティングを行うことがあります。
グループ ポリシー適用の問題のトラブルシューティング
Windows Vista 以降では変更するレジストリの場所が変わっているので少しまとめてみたいと思います。
■グループポリシーのデバッグログを出力
今回は WIndows 7 を使用しています。
UserEnvDebugLevel を変更してもログの取得は可能なのですが、見づらい形式で出力がされてしまいます。
Windows Vista 以降でグループポリシーのデバッグログを出力する場合は以下の情報のレジストリを変更したほうが良いです。
Windows Vista / 2008 – How to enable advanced debug logging for loading User Profile (Used to be UserEnvDebugLevel in Windows NT, 2000, 2003 and XP)
Value Path: HKLMSOFTWAREMicrosoftWindows NTCurrentVersionDiagnostics
Value Name: GPSvcDebugLevel
Value Type: REG_DWORD
Value Data: 30002 (hex)Output: %windir%debugusermodegpsvc.log
このレジストリを変更すると、%windir%debugusermodegpsvc.log が出力されます。
このログを確認すると起動時にグループポリシーが適用されたかなどの調査をすることができます。
gpupdate コマンドを手動で実行した場合の内容もこのログに出力されますので、トラブルシューティングに使用できそうです。
gpupdate の実行時のログは %windir%securitylogswinlogin.log にも出力がされているのでこれも役に立つかもしれないですね。