SE の雑記

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Archive for 1月, 2010

MED-V の設定を考える – クラスターモードで冗長化 その 2 –

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前回の投稿で構成ファイルを共有ディレクトリに配置するところまでができました。
これでワークスペース関連の情報に関しては各サーバーで共有することができますが、MED-V から配信するゲスト OS の
イメージファイルはまだ、各サーバーのローカルに配置されています。

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今度は IIS の設定を変更して、ゲスト OS のイメージファイルを共有ディレクトリ上に配置したいと思います。

■UNC 共有の設定

現在 IIS に設定している MED-V 用のイメージ展開のパスは以下の用になっています。
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[物理パス] がローカルドライブになっていますので、これをファイルサーバーに変更します。

  1. 設定を開く
    IIS マネージャでローカルに設定していた仮想ディレクトリを右クリックし、[仮想ディレクトリの管理] → [詳細設定] を
    クリックします。
    image
  2. 物理パスの変更
    ローカルドライブになっている物理ドライブを共有ディレクトリに変更します。
    image
  3. 共有ディレクトリの接続ユーザーの設定
    IIS で UNC 共有を使用したマッピングを行う場合は、その共有ディレクトリへの接続に使用するユーザーを
    仮想ディレクトリ単位で設定することができます。

    [物理パス資格情報] の […] をクリックすると接続に使用するユーザーを指定できます。
    image 

    今回はドメインユーザーを作成して、ファイルサーバーの共有ディレクトリにアクセス許可を設定しています。
    # ユーザー名は [ドメイン名ユーザー名] の形式で指定します。
    ワークグループ環境の場合は全サーバーで同一ユーザー名 / 同一パスワードのユーザーを作成してミラーアカウントで
    接続を行う必要があります。
     
    image 

  4. BITS の設定
    この設定が微妙なのですが…。
    ログインして IIS マネージャを操作しているユーザーが共有ディレクトリにアクセスができるのであれば問題ありません。
    通常の設定通り、BITS を有効にすれば OK です。

    ただし、ログインしているユーザーが共有ディレクトリにアクセスできない場合はまず、IIS マネージャで仮想ディレクトリを
    開くことができません。
    image
    BITS を有効にしようとしても以下のエラーになります。
    image
    ひとまず、ネットワークドライブの割り当てで、仮想ディレクトリのマッピングで使用しているユーザーで
    セッションを確立しておきます。
    # [NET USE] コマンドでも大丈夫です。
    image image
    そうするとエラーの内容が変わります。
    image

    [SeSecurityPrivilege] 特権は [監査とセキュリティ ログの管理] の権限だと思ったのですが、既定ではこの権限は
    [Administrators] グループのユーザーにしか付与されていません。
    image
    今回は [Domain Users] グループである [MEDV User] を仮想ディレクトリの接続のユーザーに使用しているので
    このユーザーに上記の権限を [ローカル セキュリティ ポリシー] を使用して [ファイルサーバー] に設定します。
    # 今回だと 2008R2-MDOP-03 のローカルセキュリティポリシーに設定します。

    設定が終わったら念のため再起動して、再度ネットワークドライブのセッシ
    ョンを確立してから BITS を有効にします。

IIS の設定は以上で終了です。
両サーバーで操作を実施して、仮想ディレクトリは共有を使用するように設定します。

■MED-V サーバーの設定変更

サーバー側の最後の作業として、設定の変更を実施します。

設定変更は、[MED-V Server Configuration Manager] を使用して実施します。
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デフォルトの状態ではローカルのドライブを使用してインストールをしていますので、設定もローカル環境が基準となっています。

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これを NLB と共有ディレクトリに変更します。
# NLB の仮想ホスト名は DNS に登録済みです。
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変更後はサービスの再起動が必要となります。
[Yes] をクリックしてサービスを再起動します。
image

クリック後に以下のメッセージが表示された場合は、共有ディレクトリの [PublicKey.xml] の現象が再発しているので
再度ファイルサーバー上の [PublicKey.xml] を削除します。

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今回設定した内容がローカルの [ServerSettings.xml] に保存されています。
imageimage 

TechNet のクラスターモードの構築方法に書かれていた最後の手順である [ServerSettings.xml] のコピーを実施します。
今回は [2008R2-MDOP-01] → [2008R2-MDOP-02] にファイルをコピーします。

image

コピー後に 2008R2-MDOP-02 でサービスの再起動をします。
残念ながら、再起動できませんでした…。
image 

設定を更新したタイミングで、[KeyPair.xml] ファイルが書き変わっていたようです。
このファイルも [2008R2-MDOP-01] → [2008R2-MDOP-02] にコピーします。

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これで設定完了です。
サーバー再起動してサービスが正常に起動していることを確認します。

■MED-V クライアントの設定変更

今まではクライアントは 2008R2-MDOP-01 に接続をしていましたのでそれを NLB の仮想ホストに変更します。

通知領域の MED-V のアイコンを右クリックして [Settings] をクリックします。
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[Server address] を NLB の仮想ホスト名に変更して、[OK] をクリックします。

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これでようやくクラスターモードの構築は完了です。

 

 

完成した環境がこちら。

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一部の設定 (展開先情報) は MED-V サーバー上にも残りますが仮想環境展開に関する情報がファイルサーバーに集約されます。

作った環境のテストはその 3 で投稿したいと思います。

Written by Masayuki.Ozawa

1月 30th, 2010 at 3:38 am

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MED-V の設定を考える ? クラスターモードで冗長化 その 2 –

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前回の投稿で構成ファイルを共有ディレクトリに配置するところまでができました。
これでワークスペース関連の情報に関しては各サーバーで共有することができますが、MED-V から配信するゲスト OS の
イメージファイルはまだ、各サーバーのローカルに配置されています。

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今度は IIS の設定を変更して、ゲスト OS のイメージファイルを共有ディレクトリ上に配置したいと思います。

■UNC 共有の設定

現在 IIS に設定している MED-V 用のイメージ展開のパスは以下の用になっています。
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[物理パス] がローカルドライブになっていますので、これをファイルサーバーに変更します。

  1. 設定を開く
    IIS マネージャでローカルに設定していた仮想ディレクトリを右クリックし、[仮想ディレクトリの管理] → [詳細設定] を
    クリックします。
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  2. 物理パスの変更
    ローカルドライブになっている物理ドライブを共有ディレクトリに変更します。
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  3. 共有ディレクトリの接続ユーザーの設定
    IIS で UNC 共有を使用したマッピングを行う場合は、その共有ディレクトリへの接続に使用するユーザーを
    仮想ディレクトリ単位で設定することができます。

    [物理パス資格情報] の […] をクリックすると接続に使用するユーザーを指定できます。
    image?

    今回はドメインユーザーを作成して、ファイルサーバーの共有ディレクトリにアクセス許可を設定しています。
    # ユーザー名は [ドメイン名ユーザー名] の形式で指定します。
    ワークグループ環境の場合は全サーバーで同一ユーザー名 / 同一パスワードのユーザーを作成してミラーアカウントで
    接続を行う必要があります。
    ?
    image?

  4. BITS の設定
    この設定が微妙なのですが…。
    ログインして IIS マネージャを操作しているユーザーが共有ディレクトリにアクセスができるのであれば問題ありません。
    通常の設定通り、BITS を有効にすれば OK です。

    ただし、ログインしているユーザーが共有ディレクトリにアクセスできない場合はまず、IIS マネージャで仮想ディレクトリを
    開くことができません。
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    BITS を有効にしようとしても以下のエラーになります。
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    ひとまず、ネットワークドライブの割り当てで、仮想ディレクトリのマッピングで使用しているユーザーで
    セッションを確立しておきます。
    # [NET USE] コマンドでも大丈夫です。
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    そうするとエラーの内容が変わります。
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    [SeSecurityPrivilege] 特権は [監査とセキュリティ ログの管理] の権限だと思ったのですが、既定ではこの権限は
    [Administrators] グループのユーザーにしか付与されていません。
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    今回は [Domain Users] グループである [MEDV User] を仮想ディレクトリの接続のユーザーに使用しているので
    このユーザーに上記の権限を [ローカル セキュリティ ポリシー] を使用して [ファイルサーバー] に設定します。
    # 今回だと 2008R2-MDOP-03 のローカルセキュリティポリシーに設定します。

    設定が終わったら念のため再起動して、再度ネットワークドライブのセッシ
    ョンを確立してから BITS を有効にします。

IIS の設定は以上で終了です。
両サーバーで操作を実施して、仮想ディレクトリは共有を使用するように設定します。

■MED-V サーバーの設定変更

サーバー側の最後の作業として、設定の変更を実施します。

設定変更は、[MED-V Server Configuration Manager] を使用して実施します。
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デフォルトの状態ではローカルのドライブを使用してインストールをしていますので、設定もローカル環境が基準となっています。

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これを NLB と共有ディレクトリに変更します。
# NLB の仮想ホスト名は DNS に登録済みです。
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変更後はサービスの再起動が必要となります。
[Yes] をクリックしてサービスを再起動します。
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クリック後に以下のメッセージが表示された場合は、共有ディレクトリの [PublicKey.xml] の現象が再発しているので
再度ファイルサーバー上の [PublicKey.xml] を削除します。

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今回設定した内容がローカルの [ServerSettings.xml] に保存されています。
imageimage?

TechNet のクラスターモードの構築方法に書かれていた最後の手順である [ServerSettings.xml] のコピーを実施します。
今回は [2008R2-MDOP-01] → [2008R2-MDOP-02] にファイルをコピーします。

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コピー後に 2008R2-MDOP-02 でサービスの再起動をします。
残念ながら、再起動できませんでした…。
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設定を更新したタイミングで、[KeyPair.xml] ファイルが書き変わっていたようです。
このファイルも [2008R2-MDOP-01] → [2008R2-MDOP-02] にコピーします。

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これで設定完了です。
サーバー再起動してサービスが正常に起動していることを確認します。

■MED-V クライアントの設定変更

今まではクライアントは 2008R2-MDOP-01 に接続をしていましたのでそれを NLB の仮想ホストに変更します。

通知領域の MED-V のアイコンを右クリックして [Settings] をクリックします。
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[Server address] を NLB の仮想ホスト名に変更して、[OK] をクリックします。

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これでようやくクラスターモードの構築は完了です。

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完成した環境がこちら。

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一部の設定 (展開先情報) は MED-V サーバー上にも残りますが仮想環境展開に関する情報がファイルサーバーに集約されます。

作った環境のテストはその 3 で投稿したいと思います。

Written by Masayuki.Ozawa

1月 30th, 2010 at 3:38 am

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MED-V の設定を考える – クラスターモードで冗長化 その 1 –

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ここ数日は通勤時間や、帰宅してから MED-V のクラスターモードの構築について調べていました。
本日ようやく一通り使えそうな環境まで設定することができました。
最初は構成ファイルの冗長化の手順を。

MED-V の冗長化にはクラスターモードという設定が使われます。
このクラスターモードですがクラスターとついていますが、実際には NLB と共有フォルダで冗長化された構成になります。

以前の投稿にも記載しましたが、基本的な設定方法は以下の URL に記載されています。
Configuring the MED-V Server in Cluster Mode

実は MED-V 日本語のドキュメントもあったりします。
展開、 操作ガイド

こちらのガイドにもクラスターモードについて記載されています。

ただし、上記のガイドに記載されている方法では私はクラスターモードは構築できませんでした。
# これが原因でなかなかクラスターモードについて投稿ができませんでした。

■クラスターモードにする前の構成

まずは NLB を設定した MED-V の 2 ノード構成の環境を用意します。
今回は以下の構成です。
2 台のサーバーそれぞれに MED-V をインストールして、NLB を組んでいます。
現時点では MED-V の設定は各ローカルサーバー上に保持しています。
クラスターモードを構築するためのファイルサーバーはこの時点では共有ディレクトリを持っているだけです。

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MED-V はドメイン環境が必須でないため、上記環境はワークグループ環境でも構成可能です。
クラスターモードをワークグループ環境で構築することも可能です。

今回はワークグループ環境の設定も交えながら記載していきたいと思います。
最終的な環境はドメイン環境で。

■クラスターモードを設定 (構成ファイル)

それではいよいよクラスターモードを設定していきたいと思います。

  1. 共有ディレクトリを作成
    まずはファイルサーバー 2008R2-MDOP-03 に共有ディレクトリを作成します。
    必要となるディレクトリは以下の 2 種類です。
    # 厳密には分ける必要はありませんが管理上良さそうなので。

    –  構成ファイル保存用ディレクトリ
    – 展開イメージ保存用ディレクトリ

    今回は、C ドライブの下に [MED-V] というディレクトリを作成しその配下に、[Config] / [Images] というディレクトリを
    作成しています。
    image 

    ディレクトリの準備が終わったら、C ドライブ直下の [MED-V] ディレクトリに共有設定を行います。
    共有設定はドメインかワークグループかによって設定が異なります。

    [ドメイン環境の場合]
    ドメイン環境の場合は、アクセス許可にコンピュータアカウントを使用することができます。
    そのため、共有とフォルダのアクセス許可を以下のように設定します。
    image 
    – 共有のアクセス許可 –

    image
    – フォルダのアクセス許可 –

    各、コンピュータアカウントにはフルコントロールを許可しておきます。

    [ワークグループ環境の場合]
    ワークグループ環境の場合は、コンピュータアカウントを使用することができません。
    そのため各 MED-V サーバーの設定変更が必要となります。

    通常 MED-V のサービスは、[ローカル システム アカウント] で起動されています。
    image

    MED-V のサービスが起動したときに共有ディレクトリ上に構成ファイルを保存している場合、サービスの起動アカウントで、
    共有ディレクトリに接続を試みます。
    ドメイン環境であればコンピュータアカウントでの接続が可能なため、ローカル システム アカウントで起動していても
    最終的にはコンピュータアカウントの権限を使用して接続がされるのですが、ワークグループではコンピュータアカウントを
    使用したアクセス許可が設定できないため、構成を変更した後にサービスが起動できなくなります。

    そこでミラーアカウントを使用して共有ディレクトリに接続を行います。

    具体的には、サービスの起動アカウントをローカルユーザーに変更し、同一のユーザー名 /  パスワードのユーザーを
    ファイルサーバーにも作成して、共有ディレクトリとフォルダに対してフルコントロールを付与します。

    たとえば、2008R2-MDOP-01 / 02 の MEDV Server サービスの起動アカウントを [Administrator] に変更します。
    # 両サーバーで Administrator のパスワードは同一です。
    image

    そして、ファイルサーバーである 2008R2-MDOP-03 の Administrator のパスワードも 2008R2-MDOP-01 / 02 と
    同一に設定し、共有とフォルダのアクセス権を以下の用に設定します。

    image
    – 共有のアクセス許可 –

    image 
    – フォルダのアクセス許可 –

  2. 構成ファイルを共有ディレクトリにコピー
    MED-V の構成ファイルを共有ディレクトリにコピーします。
    今回は初期のマスターは 2008R2-MDOP-01 としています。

    2008R2-MDOP-01 の [C:Program FilesMicrosoft Enterprise Desktop VirtualizationConfigurationServer]ディレクトリを
    2008R2-MDOP-03 の [2008R2-MDOP-01MED-VConfig] にコピーします。
    共有フォルダにアクセスができない場合は一時的に、共有フォルダに書き込みができるユーザーを用意してアクセス権を設定し、
    そのユーザーを使用して共有ディレクトリにファイルをコピーします。
    # ファイルコピー後はアクセス権を削除しておきます。
      コンピュータアカウントのアクセス許可だとファイル名を指定して実行から接続できないかもしれません。

    image
    – コピー元-

    image
    – コピー先 –

  3. 構成ファイルの変更
    共有ディレクトリの構成ファイルを使用するように、2008R2-MDOP-01 / 02 の[ServerConfiguration.xml] を変更します。
    このファイルは、上記の手順でコピーした [ConfigurationServer] ディレクトリと同一のディレクトリ内にあります。

    image 
    このファイルをテキストエディタで開きます。

    このファイル内の [<StorePath>] を以下のように変更します。

     image

  4. KeyPair.xml ファイルのコピー
    先ほど操作したファイルと同一のディレクトリ内に [KeyPair.xml] というファイルが存在しています。
    このファイルを 2008R2-MDOP-01 から 2008R2-MDOP-02 にコピーし上書きします。
    image
  5. サービスの再起動
    これで TechNet に掲載されている手順は完了です。
    # ServerSettings.xml はその 2 で同期しようと思っていますので今回は作業はパスします。
    手順に従って MED-V のサービスを再起動します。
    image

    きっとこの手順では再起動時にエラーになります。
    image 

    イベントビューアの [アプリケーション] をみるとこのようなエラーが。
    image

    この現象を解決するのに手間取りました…。
    # この現象の解決にインシデントを使おうとしたところ、現状の MED-V のサポートが英語版の Windows 2008 だけだと
      教えていただきました。

    また、共有ディレクトリへのアクセス権が正しくないと以下のエラーになります。
    image

  6. 共有ディレクトリの [PublicKey.xml] の削除
    上記のエラーは共有ディレクトリの [PublicKey.xml] が影響して発生しているようでした。
    image
    一度共有ディレクトリの [PublicKey.xml] を削除します。

    もう一度サービスを起動してみると今回は正常に起動します。
    # サービスは両サーバーで再起動します。
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    サービスの起動時に共有ディレクトリの [PublicKey.xml] と [ClientSettings.xml] の 2 ファイルを読み込んでいるようです。
    [PublicKey.xml] はサーバーのローカルフォルダにも存在しており、構成ファイル用のディレクトリのものと整合性が取れていないと
    いけないのかもしれないですね。
    構成ファイルの場所を変更した場合は、構成ファイルのディレクトリの [PublicKey.xml] を一度削除しないと同様の
    現象が発生してしまう気がしています。
    # [KeyPair.xml] を各 MED-V サーバーで同一のものを使用しているので、このファイルも関係しているのかと。

長くなってきましたのでその 1 はここまでで。
その 2 でイメージ展開用の IIS の設定を投稿したいと思います。

Written by Masayuki.Ozawa

1月 29th, 2010 at 2:24 pm

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Exchange 2010 の EMC の追加機能

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今日、業務で Exchange 2010 の Exchange Management Console を使っていてはじめて気付きました。

Exchange 2007 の Exchange 管理コンソールでもメールボックスの新規作成や、移動などの操作では、操作内容の
PowerShell が出力される機能が付いていました。
Exchange 2010 でも引き続き一部の操作では PowerShell が表示されます。

それとは別に PowerShell を表示する機能が Exchange 2010 に存在していたんですね。

■変更箇所の PowerShell の生成機能

Exchange 2010 の設定をしていたところ左下に見慣れないアイコンが。

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このアイコンです。

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普段はグレーアウトしているのですが設定を変更すると色がつきます。
# 適用ボタンが押せるタイミングと一緒に変わっているみたいです。
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何だろうと押してみたらこんなダイアログが。
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変更した部分の管理シェルを生成してくれる機能のようです。

Exchange 2010 は Beta のときから少しずつは触っていたのですが今まで気づきませんでした…。

Written by Masayuki.Ozawa

1月 29th, 2010 at 10:39 am

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Vista で仮想アプリケーションを公開

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XP モードといえば Windows Virtual PC の仮想アプリケーションの公開機能を使用して、Windows 7 上で XP で
動作するアプリケーションを実行する機能になります。

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この機能、ゲスト OS として Windows Vista を使っている場合でも動作します。
でも Vista モードとは言わないでんしょうね。

■仮想アプリケーションの公開機能が使用できるゲスト OS

Tech Ed の資料によると以下の OS をゲスト OS として使用した場合、仮想アプリケーションの公開機能を使用することができるそうです。

  • Windows XP SP3 Professional
  • Windows Vista Enterprise / Ultimate
  • Windows 7 Enterprise / Ultimate

今回は Vista Enterprise Editon SP2 の環境を使用して検証したいと思います。

■統合コンポーネントをインストール

仮想アプリケーションを公開するためには Windows Virtual PC の統合コンポーネントをゲスト OS にインストールする必要があります。
実際に統合コンポーネントをインストールする際に表示される画面が以下になります。

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Tech Ed の資料に記載されている OS が記載されていますね。
残念ながら Windows 2000 は統合コンポーネントがインストールできませんので、仮想アプリケーションの公開機能は
使用することができません。

■更新プログラムのインストール

統合コンポーネントのインストールが終わると以下の画面が表示されます。

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[完了] をクリックすると以下の URL にアクセスされます。

RemoteApp? を有効にするための WindowsR Vista SP1 以降用の更新プログラム

統合コンポーネントだけでなく、更新プログラムの適用が必要になるようですね。
この更新プログラムをダウンロードしてインストールします。

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■仮想アプリケーションの公開

統合コンポーネントと更新プログラムのインストールが終了したら再起動し、いよいよ仮想アプリケーションの公開です。
上記 2 つのインストールが完了すると、自動公開が有効になります。
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Vista の場合は
– [C:ProgramDataMicrosoftWindowsStart Menu]
にショートカットを配置することで、インストールしなくても仮想アプリケーションとして公開することができます。

今回は IE を公開してみました。

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なんとなく Windows Vista Mode というゲスト OS 名にしています。
Internet Explorer が表示されていることが確認できます。
他のものに関しては、明示的に追加したものではないのですが、自動公開を有効にしたタイミングで表示されたものになります。

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IE を起動すると Vista の IE7 が起動します。
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■自動ログオンの設定

必要に応じて自動ログオンの設定を。
自動ログオンを有効にして仮想アプリケーション使用時のダイアログは消せなかったんですよね。

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自動ログオンを有効するには、以下の技術情報の操作を行います。
自動ログオンを有効にする

[control userpasswords2] を実行して、[ユーザーがこのコンピュータを使うには、ユーザー名とパスワードの入力が必要] を
無効にします。
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あとは自動ログオンに使用するユーザー情報を設定します。

image?

現在、MED-V のクラスターモードの検証中なのですが息抜きに Vista の仮想アプリケーション公開を試してみました。

Written by Masayuki.Ozawa

1月 28th, 2010 at 2:42 pm

Posted in Windows Client