SE の雑記

SQL Server の情報をメインに Microsoft 製品の勉強内容を日々投稿

Archive for 8月, 2009

Windows Server 2008 R2 RC を RTM にアップグレード

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検証環境の一台は Winodws Server 2008 R2 RC を使っているので RTM にアップロードできるか試してみました。

インストーラーを起動して

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更新プログラムの取得方法を選択して

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エディションを選択して

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ライセンス条項に同意して

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アップグレードを選択して

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互換性レポートを確認すると
# Hyper-V でゲスト OS が起動していると互換性レポートでエラーとなります。

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アップグレードされます。

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アップグレード後にプロダクトキーの入力とライセンス認証をすれば完了です。

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この投稿を書きながら一時間程で無事に終了しました。
これから物理環境を順次アップグレードしていきたいと思います。

Written by Masayuki.Ozawa

8月 22nd, 2009 at 2:40 am

Posted in Windows Server

Hyper-V Server 2008 R2 の Flash Media Boot について

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Hyper-V Server 2008 R2 で USB 等のフラッシュメディアを使ってブートできる機能が実装されています。
ESXi で USB ブートできる機能と同じイメージでしょうか。

スマートな方法ではないなですが設定の検証ができました。
# 一度ローカルディスクを使っています。

[準備するもの]

  • 4,882 MB 以上の USB メモリ
  • VHD ブートに使用するハードディスク
  • Hyper-V Server 2008 R2 のメディア
  • 64 bit OS が動作する環境

USB メモリは 4,882 MB 以上のものが必要となります。
ブート用の VHD が 4,882 MB より小さいとインストールできません。
# 最近は 8GB のメモリが 2,000 円以下で買えると思います。

USB ブート用の VHD イメージをローカルディスク上に作成してその VHD を USB にコピーしています。
そのため最初の VHD ブートイメージを作成するためにハードディスクを使用しています。

ダイレクトに USB にインストールできればよかったのですがインストールで有効なディスクとして
使用できなかったので一度ローカルに作成しています。

Hyper-V Server 2008 R2 は 64 bit 専用 OS ですので 64 bit OS の実行環境は必須です。

[作業内容]

  1. Hyper-V Server 2008 R2 をローカルディスクに VHD ブートでインストールします。
    手順は Windows 7 の VHD ブートと同じですので省略します。
    Hyper-V Server 2008 R2 が起動したらシャットダウンします。
  2. Hyper-V Server 2008 R2 のメディアで起動します。
  3. [Shift + F10] を押してコマンドプロンプトを開きます。
    まずは USB を初期化してブート可能な USB メモリにします。
    diskpart
    select disk <USB メモリのディスク>
    clean
    create part primary
    format fs=ntfs quick
    active
    exit
    <Hyper-V Server R2 のメディアが挿入されているドライブ>
    bootbootsect.exe /nt60 <USB メモリのドライブ>

    ディスク情報は [list disk] [list vol] コマンドで確認することができます。

  4. ローカルの VHD を USB メモリにコピーします。
    copy <ローカルの VHD ファイルのフルパス> <USB メモリのドライブ>
  5. BCD の設定です。こちらもコマンドプロンプトで実行します。
    USB メモリの中にある BCD ストアを編集します。
    BCD ストアは [bootsect.exe] コマンドを実行することによって USB メモリに作成されています。
    # BCD ストアは隠しディレクトリになっていますので実体を確認したい場合は [dir * ?A:H] で確認してください。
    [locale] の設定はおまけです。

    USB のドライブに関しては [diskpart] コマンドで [list vol] コマンドを実行するか、[mountvol] コマンドで確認して下さい。

    diskpart
    select vdisk file=”<Hyper-V の VHD ブートイメージファイルのフルパス”>
    attach vdisk
    select part 1
    assign letter=z:
    exit
    bcdboot z:windows /s <USB メモリのドライブ> /v
    bcdedit /store <USB のドライブ>BootBCD /set {default} device vhd=[<USB のドライブ>]<VHD ファイルのパス>
    bcdedit /store <USB のドライブ>BootBCD /set {default} osdevice vhd=[<USB のドライブ>]<VHD ファイルのパス>
    bcdedit /store <USB のドライブ>BootBCD /set {default} locale ja-JP
    bcdedit /store <USB のドライブ>BootBCD /set {bootmgr}? locale ja-JP
  6. これで設定は終了です。一度シャットダウンしてハードディスクをはずします。
    シャットダウンは以下のコマンドで実行できます。
    wpeutil shutdown
  7. この状態で USB メモリからブートすると Hyper-V Server 2008 R2 が USB から起動します。

一応この方法で Hyper-V Server 2008 R2 を USB から起動することができました。
最初はインストール時に USB にインストールできるオプションがあるのかと思っていたのですが、
VHD ブートの応用で実現するみたいですね。
BCDEDIT コマンドを使う機会が多くなってきたので BCD ストアの操作方法も理解する必要が出てきそうです。

どこかで BCDEDIT でよく使うコマンドをまとめておくと便利そうですね~。

USB メモリが 2 本と 64 bit 環境が 2 台あれば既存の環境にはあまり影響を与えるくとなく Hyper-V Server 2008 R2の
Live Migration 環境が作れるかも。

Windows Server 2008 R2 の環境整備と併せて Hyper-V Server 2008 R2 の検証もやってみたいです。
自宅の検証環境使って確認したいことがいろいろと増えてきました。

[参考にさせていただいたサイトの URL]

http://www.markwilson.co.uk/blog/2009/07/running-windows-from-a-usb-flash-drive.htm
http://blogs.technet.com/virtualization/archive/2009/07/30/microsoft-hyper-v-server-2008-r2-rtm-more.aspx
http://blogs.technet.com/stephenrose/archive/2009/07/28/a-bootable-usb-utility-to-create-bootable-usb-drives-for-win-7-and-server-2008.aspx
http://www.microsoft.com/oem/sblicense/OPK/default.mspx

# OEM Preinstallation Kit が必須かと思っていたのですが、なくても実現できました。

Written by Masayuki.Ozawa

8月 16th, 2009 at 2:42 pm

Posted in Hyper-V

Windows Server 2008 R2 が TechNet / MSDN で提供が開始されました

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サブノートに Winodws 7 のインストールが終了したので MSDN を眺めていたらWindows Server 2008 R2 の
提供が開始されていました。
# そういえば今日、提供開始でしたね。

Hyper-V Server 2008 R2 の提供も開始されています。

  • Windows Server 2008 R2 Standard, Enterprise, Datacenter, and Web (x64) – DVD (Japanese)
  • Windows Server 2008 R2 for Itanium Based Systems (ia64) – DVD (Japanese)
  • Windows Server 2008 R2 Language Pack (ia64) ? DVD (Chinese-Simplified, English, French, German, Japanese, and Korean)
  • Windows Server 2008 R2 Language Pack (x64) ? DVD (Multiple Languages)
  • Microsoft Hyper-V Server 2008 R2 (x64) – DVD (Multiple Languages)

Hyper-V Server 2008 R2 は [アプリケーション] のカテゴリにありますので少しわかりづらいかも。

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少しずつ自宅の検証環境のアップグレードを始めていきたいと思います。

いろいろな情報収集をしていると一日はあっという間ですね~。

Written by Masayuki.Ozawa

8月 15th, 2009 at 7:12 am

Posted in Windows Server

VHD ブートの OS はインプレースアップグレードできないみたいですね

4 comments

RC が提供されたときにも話題になりましたが

  • Beta → RC

へのアップグレード同様に

  • RC → RTM

のアップグレードも正攻法ではエラーとなります。

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Beta → RC へのアップグレード時と同様に裏技を使うと回避できますが。

<http://windows7news.com/2009/04/09/windows-7-beta-to-rc-upgrade-instructions/>
# cversion.ini の書き換えです。ご利用は自己責任で。
??? この方法でアップグレードして不具合が起こってもサポートしてもらえないんでしょうね…。

ここからが本題です。

VHD ブートしている Windows 7 RC x64 がアップグレードできるのかを試してみました。
VHD ブートの OS のインプレースアップグレードはサポートされていないんですね。知りませんでした。

image?

ここで気になるのが [仮想ディスク内のオペレーティング システム ~] と表示されている個所です。
VHD ブートは仮想ディスク内のオペレーティングシステムですが、Hyper-V のゲスト OS も
仮想ディスク内のオペレーティングシステムという扱いだと思います。

以下の 2 パターンでインプレースアップグレードしてみました。

  1. Windows Vista Ultimate Edition x64 をアップグレード
  2. Windows 7 Ultimate Edition RC x64 をアップグレード

[Windows Vista Ultimate Edition x64 をアップグレード]

Vista の NonSP の状態からアップグレードをできるかを検証してみました。
# NonSP を使っているのは SP 適用済みの Vista の展開用イメージが作れていないためです…。

SP1 を適用していないとアップグレード自体が NG のようです。

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ということで SP1 を適用し、再度検証開始です。
まずは、仮想ゲスト サービスはインストールせずに検証してみました。

SP1 インストール直後に Windows 7 にアップグレードしようとしたところ、再起動が必要との
メッセージが表示されたので再起動し、再度アップグレードを実行。

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再起動後は次のステップに進めました。

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[Windows 7 Ultimate Edition RC x64 をアップグレード]

裏技を使ってアップグレードのチェックでエラーとならないようにできれば
インプレースアップグレードが可能でした。

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?

VHD ブートでなければアップグレードは可能なようですね。

移動中に使用している LOOX には RC をインストールしていたので裏技を使って
アップグレードを試してみたところ、アップグレードは完了したのですが、
ポイントスティックの動きが反転したり、ディスプレイの向きの切り替えが
できなくなったりと、一部の機能が正常に動作しなくなってしまいました…。
# クリアインストールしたら正常に動作しました。

LOOX U/B50 へのインストールは一通り終了したのでじっくり使っていきたいと思います。
メイン PC へのインストールはウイルスバスターが Windows 7 に対応してから実施したいです。

Written by Masayuki.Ozawa

8月 15th, 2009 at 5:10 am

Posted in Windows Client

SQL Server 2008 R2 の UCP を試してみました

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昨日、SQL Server 2008 R2 をインストールしてひとつ新機能を試してみました。

SQL Server 2008 R2 では Utility Control Point (UCP) という機能があります。
この機能を使用すると SQL Server Management Studio から複数のサーバーの状態監視を
行うことができるようになります。

SQL Server の基本機能だけで実装する OpsMgr のようなものでしょうか。

この機能ですが SQL Server 2008 R2 (10.50) 以降かつ、Enterprise Edition でないと使用できないようです。
# 管理される側も上記のバージョンでないと駄目そうです。
??? データ取得に使用する Data Collector のストアドプロシージャが msdb のシステムストアドプロシージャとして
  存在しているようで、SQL Server 2008 Enterprise Edition を管理下に設定しようとしたらエラーになりました。

使用するための手順としては

  1. UCP を使用して監視を統合する SQL Server に UCP 用のデータベース、SQL Server Agent のジョブを作成
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  2. SSMS の Utility Explorer で管理されるインスタンスを登録
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になります。

SQL Server 2008 R2 の SSMS では [Utility Explorer] という画面があり、この中に UCP が含まれています。

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1 インスタンスしか用意できていないので管理画面が寂しですが以下のようなレポートが表示できます。

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CPU の使用状況等に関しては閾値を変更することも可能です。

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閾値超えがメールで連携できると便利そうなのですが、そのような設定ができそうな画面は
今のところ見つかっていません。

Tech Ed 2009 で新機能について話が聞けるといいな~と思っています。

Written by Masayuki.Ozawa

8月 12th, 2009 at 2:12 pm

Posted in SQL Server