SQL Server 2012 SP1 ベースのお話になりますが。
SQL Server の管理ツールとしては、
- sqlcmd
- SQL Server Management Studio (SSMS)
- SQL Server Data Tools (SSDT)
がありますが、これらのインストールについて少しまとめてみたいと思います。
今回は SQL Server のインストールメディアを使わないでインストールを行ってみます。
■SQLCMD
SQLCMD ユーティリティはコマンドラインで SQL Server を管理するためのツールになります。
このツールは Feature Pack に含まれていますので単体でインストールすることが可能です。
MicrosoftR SQL ServerR 2012 SP1 用 Feature Pack
SQLCMD をインストールするためには Native Client も必要となります。
■SQL Server Management Studio
SQL Server には無償版の Management Studio Express がありますが、SQL Server 2012 SP1 Express からは Management Studio Express ではなく完全版の Management Studio が提供されるようになりました。
MicrosoftR SQL ServerR 2012 Service Pack 1 (SP1) Express
Management Studio Express では、一部の機能が使えなかったのですが完全版の提供によりこの制限がなくなりますので、製品版の Management Studio と同等の管理ツールを使用することができるようになります。
■SQL Server Data Tools
SSDT はこちらからダウンロードすることができます。
Get Started with Microsoft SQL Server Data Tools
Web Platform Installer からもインストールができますね。
Microsoft Web Platform Installer 4.0
SQL Server のインストールメディアから SSDT をインストールした場合、VS 2010 Shell ベースの SSDT となります。
VS 2012 Shell ベースの SSDT をインストールする場合には、ダウンロードしたものをインストールするほうがよいかと。
以下のようなコマンドを実行するとインストール用のファイルをダウンロードすることができますので、複数の端末にインストールする場合にはダウンロードしておくと便利だと思います。
SSDTSetup.exe /layout "E:MediaSQL Server 2012ExpressSSDT 2012 Shell" |
ダウンロードできる SSDT ではデータベースプロジェクトの作成のみで BI 開発はできないようなので、この辺は注意が必要そうですね。
初めまして。
ネットで色々調べても情報が得られませんでしたので、質問させてください。
Windows Server 2012 に SQL Server 2012 SP1 Express をインストールしたのですが、Management Studio にメンテナンスプランが出てきません。
完全版の Management Studio になるということですが、完全版と言えども、Express ではメンテナンスプランは使えないままなのでしょうか?
ご回答いただけると大変助かります。
M.Masaki
21 6月 13 at 11:06
SQL Server 2008 R2 と同じだと思いますので、SQL Server 2012 Express でもメンテナンスプランは使用できないかと思います。
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/cc645993(v=sql.105).aspx
メンテナンスプランは SQL Server Agent を使用して定期的にジョブを実行しており、Agent が含まれていない Express では使用できないはずですので、
http://wp.me/p15G3m-2g
のようにタスクスケジューラーと sqlcmd を使用して自前で実装する必要があるかと。
Masayuki.Ozawa
23 6月 13 at 21:48
ご回答ありがとうございます。
2012 SP1でも使用できないのですね。
リンクを参考にさせていただき、自前での実装を検討します。
ありがとうございました。
M.Masaki
24 6月 13 at 09:39