<MED-V インストール手順 [サーバー インストール編]
サーバーの設定になります。
[IIS の設定]
MED-V クライアントで使用する Virtual PC 用のイメージを展開するための仮想ディレクトリを作成します。
デフォルトでは [C:MED-V Server Images] がイメージを保存するためのローカルパスになっていますので
このディレクトリに対しての仮想ディレクトリを作成します。
パスの情報については MED-V サーバーの管理コンソールから変更することもできます。
- [インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャ] を実行します。
- 今回は既定のポート 80 サイトの下に仮想ディレクトリを作りますので [Default Web Site] を右クリックして
[仮想ディレクトリの追加] を選択します。 - 仮想ディレクトリを作成します。
今回は以下のような設定で作成しました。
? - 作成した仮想ディレクトリで BITS を使用したアップロードを可能にするために [BITS アップロード] をダブルクリックします。
? - [クライアントによるファイルのアップロードを許可] を有効にし適用します。
?
MED-V 用の MIME タイプを登録する必要がありますので以下の手順で新規の MIME タイプを追加します。
今回は新規に作成した仮想ディレクトリに MIME タイプを追加しています。
Web サイトの設定に追加してもいいかもしれないですね。
- [MIME の種類] をダブルクリックします。
? - 以下の 2 種類の MIME タイプを追加します。
ファイル名の拡張子 MIME の種類 .ckm application/octet-stream .index application/octet-stream
MED-V の Configuration Manual には MED-V 用のサイトには [Everyone] の [読み取り] を設定するようにとの
記載がありますのでこちらも設定します。
# MED-V クライアントから接続する場合は認証情報を入力するので必要はない気もします…。
??? イメージの展開をブラウザから行う時のための設定かもしれないですね。
- [アクセス許可の編集] をクリックします。
? - [Everyone] の [読み取り] を設定します。
?
# イメージ格納用の物理ディレクトリはサイトルートの物理ディレクトリとは別ですのでサイトと仮想ディレクトリそれぞれに
? アクセス許可を設定しました。
[ファイアウォールの設定]
MED-V クライアントは HTTP / HTTPS で接続をしに来ますので 80 または 443 ポートの受信を許可します。
IIS をインストールしたタイミングでデフォルトで受信が許可されてるようですので明示的な指定は不要そうですね。
[MED-V サーバーの設定]
MED-V サーバーの管理は [MED-V Server Configuration Manager] で行います。
タブの数が少なかったので一通りまとめてみました。
- [Connections]
MED-V クライアントからの接続の設定になります。
接続は HTTP または HTTPS で行われます。
デフォルトの状態では HTTP だけですので HTTPS を仕様する場合には有効にします。
最初に検証した時には IIS をインストールしなくても HTTP での接続はできていた記憶がありますので HTTP であれば
IIS レスでも構築できそうですね。
? - [Images]
MED-V クライアントで使用するイメージ展開用のディレクトリ設定になります。?
[VMs URL] はデフォルトではブランクになっていますので IIS の設定で作成した仮想ディレクトリの URL を設定しています。 - [Permissions]
MED-V クライアントからサーバーにつなぐときの認証設定になります。?
デフォルトで [Everyone] が設定されていますので今回はこのままで。 - [Reports]
レポートデータ格納用の SQL Server の設定になります。
デフォルトでは Express Edition を使用する文字列になっています。
今回はサーバーに SQL Server 2008 Enterprise Edition をインストールしていますのでそちらを使用します。[Test Connection] で接続文字の妥当性を確認してから [Create Database]? ボタンを押します。
正常にデータベースが作成されますと以下のメッセージが表示されます。?
作成されたデータベースの復旧モデルは [完全] に設定されています。
レポートデータの復旧要件を考慮して適宜変更する必要があるかと。
今回は検証用ですので [単純] に変更しています。
サーバー側の設定は項目が少ないのでスムーズに設定ができました。
[OK] ボタンをクリックして設定した内容を適用します。
設定の適用にはサービスの再起動が伴うようですので以下のメッセージが表示されます。?
設定項目自体が少ないのですので頻繁に変更することはないと思いますが、実運用中は注意が必要ですね。
次はクライアントのインストールです。