以前、エクスプロイトコードで検証してみたところ SP2 でも一定のバージョン以降の CU をあてている場合は
SQL Server 2000 SP4 / SQL Server 2005 SP2 用のセキュリティ更新プログラムが配信されています
SCVMM2008 でバーチャル マシンが削除できなくなった場合の対策
WSFC 構築手順 [設定編] クォーラムディスクの設定
クォーラムディスクの設定については以下の URL に明記されています↓
Failover Cluster Step-by-Step Guide: Configuring the Quorum in a Failover Cluster
- 最小サイズは 512 MB
- 単一のボリュームにする
- クォーラムディスク専用とし、他のアプリケーションデータは格納しない
- ドライブ文字を割り当てるかどうかは任意
- クラスタで利用可能なディスクストレージを使用
- クラスタの構成ウィザードで妥当性を検証
- ハード RAID で可用性を確保
- クォーラムディスクのバックアップを行うことにより死活監視の I/O に影響が出る可能性があるためバクアップの対象から除外
- ウィルススキャンソフトのスキャン対象からクォーラムディスクを除外する
- NTFS でフォーマットする
8. の英訳には自信がないのですが、クラスタの構成に変更がない場合はバックアップの対象から除外してもいいのかも知れないですね。
WSFC ではクォーラムディスクだけでクラスタを組むということはないと思いますので、クォーラムディスクの I/O に影響が出ても
マジョリティノードの部分でカバーされ、深刻な問題にはならないような気もしますが。
[virtualization.info]Microsoft社が「Hyper-V Security Guide」を準備中
WSFC 構築手順 [設定編] クォーラムディスクのドライブ文字
WSFC のクォーラムディスクに使用しているディスクですが、ドライブ文字を設定しないドライブでも
使用することができます。
# この内容が Windows Server World の 3 月号に書かれています。
MSCS では Q ドライブ (Quorum) を設定することが多かったと思いますが WSFC では不要です。
クォーラムのドライブ文字は以下の操作でなしにすることができます。
- [フェールオーバー クラスタ管理] を実行します。
- クォーラムディスクに使用しているディスクを確認します。
クォーラムディスクに使用しているディスクは以下のいずれかの方法で確認できます。 - [記憶域] からクォーラムディスクに使用しているディスクを右クリックし、[ドライブ文字の変更] を選択します。
- ドライブ文字を [なし] に設定します。
- [ドライブ文字を変更する] を選択します。
?
- ドライブ文字が設定されていないディスクがクォーラムディスクとして設定されていることが確認できます。
?
ウィザードを使ってクォーラムディスクを設定するときに、ドライブ文字が設定されていないディスクを選択することができますので
通常の設定としても問題なさそうです。
# ドライブ文字をなしにして設定するより一度ノードマジョリティに切り替えてからドライブ文字のないディスクを選択したほうが
? 設定として安心感があるかも知れないですね。?
ドライブ文字を設定していないディスクをクォーラムディスクに設定しても、クォーラム構成で警告は発生していません。?
ドライブ文字を割り当てない場合、クォーラムディスクを他の用途で使用することはできなくなります。
マイコンピュータにも表示されませんし、?
[ディスクの管理] からエクスプローラでアクセスすることもできません。?
クォーラムディスク専用として対象のディスクを使用するのであれば問題ないとは思いますが。
設定の際の留意点として覚えておく必要があるかもしれないですね。
次は共有マジョリティの設定をまとめたいと思います。
MED-V インストール手順 [クライアント 設定編] その 2
<MED-V インストール手順 [クライアント 設定編] その 1
ここまで MED-V のテスト用のイメージを使って動作を確認することができました。
あとは実運用で使用する最終的な展開イメージを作成する必要があります。
[展開用イメージの作成]
テスト用イメージだけでは他のクライアントに展開できませんので、最終展開用のイメージを作成します。
この作業も今までのクライアント側の作業と同様に [MED-V Management] で行います。
- [Images] ボタンをクリックします。
- [Local Packed Images:] の [New] をクリックします。
?
- [Browse] ボタンをクリックし、Virtual PC の VMC ファイルを選択します。
Image name には任意の内容を入力し、[OK] をクリックします。
この作業はテスト用のイメージ作成のときと変わらないですね。
テスト用のイメージ名がプルダウンから選べましたので今回はそれを選択しています。
# VMC ファイルは手動で Virtual PC のイメージを選択しています。 - 展開用イメージの作成が始まります。
?
- [OK] をクリックします。
?
- 展開用のイメージは [C:MED-V ImagesPackedImages] に作成されています。
種類が [Kidaro ~] なのはご愛嬌ということで。
# MED-V はもともと Kidaro 社が作っていたものですので。
元の VHD ファイルと比較するとそれなりに圧縮されているみたいです。?
- 作成が終了すると [Local Packed Images:] に展開用イメージが追加されます。
バージョンツリーになっているので細かく管理できそうですね。
[展開用イメージのアップロード]
これで一通りのモジュールは揃いましたので展開用のイメージをアップロードします。
- [Local Packed Images:] からアップロードするイメージを選択します。
- [Upload] をクリックします。
- サーバーにアップロードが開始されます。
- アップロードが完了したら [OK] をクリックします。
- サーバー上にファイルがアップロードされていることが確認できます。
これで一通りの作業は終了になります。
MED-V クライアントは展開用パッケージの作成等で [C:MED-V Images] を使いましたので一度全ファイルを削除してみました。
MED-V の管理コンソールの [Images] もサーバーにアップロードしたものだけになっています。?
この状態で [MED-V] を起動します。
ログオンとワークスペースの選択画面の後にイメージのダウロード処理が実行されます。
あとはテスト用のイメージ実行等と変わりません。
サーバーに展開したイメージを選択しているワークスペースでは? [Use Test Image] / [Use Deployed Image] の選択はありませんので
スムーズにアプリケーションが実行できると思います。
# (server) がついているイメージですね。
効率の良いイメージ管理方法やセキュリティ、各設定の内容を確認する等、実運用を考えていろいろと検討することはありますが、
この環境があればいろいろと試していけそうです。
テスト用イメージで設定やインストールアプリを変えて展開用イメージとしてパックするといった操作も覚える必要があるでしょうし。
Office を入れて以下の画像のような環境までは作成できました。
File Transfer 機能で Virtual PC 上のファイルを直接コピーすることもできます。(送ることもできそうです。)
# MED-V は画面を転送しているだけですのでファイルの保存をすると Virtual PC 上に保存がされるようです。
?? App-V のほうがとりまわしはよさそうですね。App-V は SCCM 経由でシーケンスしたパッケージも配布できますし。?
日本語版が発売されるまでは時間がありそうですので、ローカライズされたドキュメントはなかなか出なさそうですね。
App-V も試して、アプリケーション仮想化を一通り触れてみたいと思います。
ひとまず MED-V の投稿はここまでで。この投稿がブログを見ていただいた方の参考になれば幸いです。
今後はクラスタの設定系をまとめながら SQL Server のバックアップの基礎といった投稿も始めてみたいと思います。
# もちろん App-V の設定手順も。そのためにサーバー名を MDOP に設定しましたので。
MED-V インストール手順 [クライアント 設定編] その 1
仮想インスタンス上で初期設定ウィザードが起動している状態からの設定手順になります。
[仮想インスタンスの初期設定]
仮想インスタンスの初期設定を行います。
設定の内容は MED-V クライアントでアプリケーションを動かすために、仮想インスタンス側でスクリーンセーバーを
起動しないようにする設定やログオン / ログオフ時に音をならないようするといった UI 関連の設定です。
デフォルトではすべてが選択された状態になっていました。
画面数はさほど多くありませんのですべて画像付きで。
- [Next] をクリックします。
- [Next] をクリックします。
ここは Windows の UI 設定ですね。
# グレーアウトしている個所は設定の変更ができないものになります。(有効固定) - [Next] を「クリックします。
こちらは IE 関連の設定になります。 - [Next] をクリックします。
サービス関連の設定が変更できますね。以下の画像はデフォルトの状態です。
Windows Update の自動更新はデフォルトでは無効ですね。
MED-V クライアントがアプリを使用している際に自動更新が実行され再起動されても困りますよね。
# Print Spooler はグレーアウトされていて変更できません。
また、[Launch Windows Services console] のリンクをクリックするとサービスの MMC が開きます。 - [Apply] をクリックします。
最後は自動ログオンの設定です。
自動ログオンを設定しないと MED-V クライアントでアプリを使用する際には認証が発生します。
まずは自動ログオンなしで検証したいと思いますのでデフォルトのままで。 - [Yes] をクリックします。
?
今回は Volume Licence 版を使っていないので [Yes] をクリックした後、以下のエラーで怒られました…。
検証はできますので、このままで。 - [Finish] をクリックします。
これで仮想インスタンス側の設定は終了です。
仮想インスタンスをシャットダウンし、Virutal PC コンソールを終了させます。
設定を変更したい場合はスタートメニューから [VM Prerequisites Tool] を起動し、設定を変更します。?
[MED-V クライアント用イメージの設定]
ここからが本題の MED-V クライアントで起動する仮想インスタンスのイメージ作成になります。
[MED-V Management] を起動して、MED-V 用の仮想インスタンスの作成や起動するアプリケーションを登録していきます。
- スタートメニューから [MED-V Management] を起動します。
- ログイン画面が出ますので MED-V サーバーにログインできるユーザーの情報を入力します。
今回は [Administrator] で接続しています。?
MED-V クライアントで作成する Virutal PC のイメージは以下の順番で作成します。
- ワークスペースの作成
- ローカルででテスト用イメージを作成
- ローカルで展開用イメージを作成
- 展開用イメージをサーバーにアップロード
デフォルトでは [Workspace] というワークスペースが作成されています。
今回は検証のワークスペースを新規に作成したいと思います。
MED-V クライアントで使用する展開用イメージのテスト用のものを作成します。
- [Images] をクリックします。
- [Local Test Images:] の [New] をクリックします。
- [Browse] ボタンをクリックし、Virtual PC の VMC ファイルを選択します。
Image name には任意の内容を入力し、[OK] をクリックします。
? - これでテスト用のイメージとして今まで使用していた Virutal PC のイメージの情報が登録されます。
?
作成したイメージですがこれはワークスペースごとに設定されるものではなく、全体で管理されるようです。
ワークスペースは設定部だけを管理するものになるようですね。 - [Policy] をクリックして、[Virtual Machine] タブをクリックします。
[Assigned Image] にテスト用として設定したイメージが追加されていますので選択します。
# 追加されていない場合は一度 [Refresh] をクリックしてください。
? - [Applications] タブをクリックします。
- [Published Applications] の [Add] をクリックし、実行したい (仮想インスタンスで起動したい)
アプリケーションを登録します。今回はメモ帳を登録してみました。
[Display Name] に設定した値がスタートメニューに MED-V 用のアプリケーションとして登録されます。
? - [Deployment] タブをクリックします。
- [Enable Workspace for ‘Everyone’] を有効にします。
- 保存ボタンをクリックし設定を保存します。
- スタートメニューの [MED-V] を実行します。
- ワークスペースの起動画面が立ち上がりますので、ユーザー情報を入力します。
ここで入力する情報は MED-V サーバーに接続するためのものになります。 - アクセス権のあるワークスペースが表示されます。実行するワークスペースを選択し [OK] をクリックします。
今回は新規に作成したものを選択しています。
また、アクセス権のあるワークスペースが一つしかない場合は選択画面は表示されません。
? - 今回はテスト用のイメージを実行しますので [Use Test Image] をクリックします。
- [Yes] をクリックします。このタイミングで Virtual PC コンソールが英語版になります。
現在のベータ版は英語だから仕方ないですよね…。 - ワークスペースが起動するまでしばらく待ちます。
? - ファイアウォールのブロックが表示された [ブロックを解除する] をクリックし、Virtual PC をブロック対象から除外します。
- 今回は自動ログインの設定はしていませんので Virtual PC のログイン画面が表示されます。
起動している Virtual PC のログインアカウントを使用してログインします。
# この画面が出ている間は [Starting Workspace] のプログレスバーは進みません。 - 起動が終了すると右下に Windows XP の IME が起動していると思います。
スタートメニューに [MED-V Applications] というメニューが追加されていますので、そこから登録したメモ帳を起動します。 - これでテスト用のイメージの作成は終了です。
テスト用のイメージを使用して展開するアプリケーションの動作やワークスペースの設定を確認していきます。
テスト用のイメージは [C:MED-V Images] に保存されています。
もとにした Virutal PC の仮想インスタンスの復元ディスクを使用してイメージは作成されているようです。
また、設定中にメッセージが表示されたように Virtual PC も英語版になっています。
テスト用のイメージが Virtual PC 上に展開されているのもここから確認ができますね。
ここまでで MED-V の大枠は確認できると思います。
あとは運用時の展開イメージを固める作業が残っています。
だいぶ投稿が長くなりましたので [ローカルで展開用イメージを作成] / [展開用イメージをサーバーにアップロード] は
その 2 でまとめたいと思います。
MED-V インストール手順 [クライアント インストール編]
クライアントのインストール手順です。
既に、Virtual PC 2007 SP1 / Virtual PC 上に Windows XP を展開した状態にしてあります。
# 普通にインストールした Windows XP の 仮想インスタンスが実行可能な状態にしてあります。
Virtual PC の XP には [バーチャル マシン追加機能] はまだインストールしていません。
これは QFE を適用すると [バーチャル マシン追加機能] が更新されるためです。
既にインストールしているイメージを使う場合は事前に [バーチャル マシン追加機能] を削除しておいたほうがいいかもしれないですね。
QFE 適用後の [バーチャル マシン追加機能] をインストールする必要があるはずですので。
# 新しいバージョンになるはずですので明示的に削除しなくても更新できるかも…。
そこまでは試せませんでした。
ネットワークは [接続されていません] にしてあります。
MED-V クライアントはローカルにある Virtual PC の仮想インスタンスをネットワークを介さないで使用するはずですので。
[MED-V クライアントのインストール]
MED-V クライアントは以下の手順でインストールをします。
クライアント特有の設定が一部ありますが MED-V サーバーのインストールとほとんど変わりません。
- [MED-V_1.0.66.msi] を実行します。?
- ウィザードが起動したら [Next] をクリックします。
- [I accept the terms in the license agreement] を選択し、 [Next] をクリックします。
- インストールディレクトリを選択して [Next] をクリックします。
- [Install the MED-V management application.] [Load MED-V when Windows starts.]
[Add a MED-V shortcut to my desktop.] を有効にし、[Server address] に MED-V サーバーのサーバ名、
Server port に MED-V サーバーのポート番号を入力し、[Next] をクリックします。
# HTTPS で MED-V サーバーに接続をする場合は [Server requires ~] を有効にしてください。また、今回は MED-V クライアントで使用する Virutal PC のイメージは C ドライブに格納しますので
フォルダーパスは変更していません。サーバー名、ポート番号はインストール後に変更可能です。
MED-V の管理アプリケーションについては Windows Server 2008 上にインストールができませんのでクライアント端末上に
インストールする必要があります。
今回は MED-V クライアント上にインストールしていますが、実際の運用を考慮すると管理用端末が必要かもしれないですね。[Load MED-V when Windows starts.] を有効にするとスタートアップ (msconfig.exe で設定できるほうです) に
MED-V が登録されます。
起動時に立ち上げる必要がないようでしたらインストール時にはずすか、インストール後にこちらから無効にしてください。
今回は検証でどのようになるかを知りたかったので有効にしています。?
- [Install] をクリックしてインストールを開始します。
- [Launch MED-V Server Configuration Manager] を有効にし、[Finish] をクリックします。
- 接続のコンソールが表示されますのでユーザー名 / パスワードを入力し接続確認をします。
接続に使用するユーザー情報は MED-V サーバーのユーザーアカウントを設定します。 - 接続をするとワークスペースの初期化が始まります。この処理には5分少しかかりました。
- 初期化が完了すると以下の管理コンソールが開きます。
[Virtual PC 2007 用 QFE のインストール]
MED-V のインストールモジュール一式の中には [KB958162.msp] という [バーチャルマシン 追加機能] の修正モジュールが
含まれていますので MED-V クライアントにこちらのモジュールを適用します。
- [KB958162.msp] を実行します。
実行には管理者権限が必要ですので [管理者として実行] したコマンドプロンプトから実行して下さい。 - ウィザードが起動しますので指示に従いインストールします。
- [バーチャル マシン追加機能] が更新されましたので使用する Virtual PC の仮想インスタンスを起動して
[バーチャル マシン追加機能] をインストールします。
[ワークスペースのインストール]
Virtual PC の仮想インスタンスはそのままの状態では MED-V クライアントで使用することはできません。
MED-V クライアントで使用する仮想インスタンスには MED-V のワークスペース用モジュールをインストールする必要があります。
モジュールは MED-V のインストールモジュール一式に含まれていますのでそちらを使用します。
また、ワークスペースをインストールするためには [.NET Framework 2.0 SP1] が必要になりますのでこちらのインストールします。
.NET Framework は MED-V のインストールモジュール一式には含まれていませんので以下の URL からダウンロードします。
Microsoft .NET Framework 2.0 Service Pack 1 (x86)
Microsoft .NET Framework 2.0 Service Pack 1 (x86) 日本語 Language Pack
以下の作業はすべて Virtual PC 上の仮想インスタンスで実行する内容になります。
(今回の検証では XP SP3 上での実行内容です)
- [.NET Framework 2.0 SP1] と [.NET Framework 2.0 SP1 日本語 LanguagePack] をインストールします。
- [MED-V_Workspace_1.0.66.msi] を実行します。
- ウィザードが起動したら [Next] をクリックします。
- [I accept the terms in the license agreement] を選択し、 [Next] をクリックします。
- [Install] をクリックしてインストールを開始します。
- [Launch VM Prerequisites Tool] を有効にし、[Finish] をクリックします。
インストールが終了すると仮想インスタンスの初期設定ウィザードが起動します。
また、インストールが終了したタイミングで壁紙が [なし] に変更されるようです。
これでクライアント側のインストールは終了です。
次はクライアントの設定です。
MED-V インストール手順 [サーバー 設定編]
<MED-V インストール手順 [サーバー インストール編]
サーバーの設定になります。
[IIS の設定]
MED-V クライアントで使用する Virtual PC 用のイメージを展開するための仮想ディレクトリを作成します。
デフォルトでは [C:MED-V Server Images] がイメージを保存するためのローカルパスになっていますので
このディレクトリに対しての仮想ディレクトリを作成します。
パスの情報については MED-V サーバーの管理コンソールから変更することもできます。
- [インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャ] を実行します。
- 今回は既定のポート 80 サイトの下に仮想ディレクトリを作りますので [Default Web Site] を右クリックして
[仮想ディレクトリの追加] を選択します。 - 仮想ディレクトリを作成します。
今回は以下のような設定で作成しました。
? - 作成した仮想ディレクトリで BITS を使用したアップロードを可能にするために [BITS アップロード] をダブルクリックします。
? - [クライアントによるファイルのアップロードを許可] を有効にし適用します。
?
MED-V 用の MIME タイプを登録する必要がありますので以下の手順で新規の MIME タイプを追加します。
今回は新規に作成した仮想ディレクトリに MIME タイプを追加しています。
Web サイトの設定に追加してもいいかもしれないですね。
- [MIME の種類] をダブルクリックします。
? - 以下の 2 種類の MIME タイプを追加します。
ファイル名の拡張子 MIME の種類 .ckm application/octet-stream .index application/octet-stream
MED-V の Configuration Manual には MED-V 用のサイトには [Everyone] の [読み取り] を設定するようにとの
記載がありますのでこちらも設定します。
# MED-V クライアントから接続する場合は認証情報を入力するので必要はない気もします…。
??? イメージの展開をブラウザから行う時のための設定かもしれないですね。
- [アクセス許可の編集] をクリックします。
? - [Everyone] の [読み取り] を設定します。
?
# イメージ格納用の物理ディレクトリはサイトルートの物理ディレクトリとは別ですのでサイトと仮想ディレクトリそれぞれに
? アクセス許可を設定しました。
[ファイアウォールの設定]
MED-V クライアントは HTTP / HTTPS で接続をしに来ますので 80 または 443 ポートの受信を許可します。
IIS をインストールしたタイミングでデフォルトで受信が許可されてるようですので明示的な指定は不要そうですね。
[MED-V サーバーの設定]
MED-V サーバーの管理は [MED-V Server Configuration Manager] で行います。
タブの数が少なかったので一通りまとめてみました。
- [Connections]
MED-V クライアントからの接続の設定になります。
接続は HTTP または HTTPS で行われます。
デフォルトの状態では HTTP だけですので HTTPS を仕様する場合には有効にします。
最初に検証した時には IIS をインストールしなくても HTTP での接続はできていた記憶がありますので HTTP であれば
IIS レスでも構築できそうですね。
? - [Images]
MED-V クライアントで使用するイメージ展開用のディレクトリ設定になります。?
[VMs URL] はデフォルトではブランクになっていますので IIS の設定で作成した仮想ディレクトリの URL を設定しています。 - [Permissions]
MED-V クライアントからサーバーにつなぐときの認証設定になります。?
デフォルトで [Everyone] が設定されていますので今回はこのままで。 - [Reports]
レポートデータ格納用の SQL Server の設定になります。
デフォルトでは Express Edition を使用する文字列になっています。
今回はサーバーに SQL Server 2008 Enterprise Edition をインストールしていますのでそちらを使用します。[Test Connection] で接続文字の妥当性を確認してから [Create Database]? ボタンを押します。
正常にデータベースが作成されますと以下のメッセージが表示されます。?
作成されたデータベースの復旧モデルは [完全] に設定されています。
レポートデータの復旧要件を考慮して適宜変更する必要があるかと。
今回は検証用ですので [単純] に変更しています。
サーバー側の設定は項目が少ないのでスムーズに設定ができました。
[OK] ボタンをクリックして設定した内容を適用します。
設定の適用にはサービスの再起動が伴うようですので以下のメッセージが表示されます。?
設定項目自体が少ないのですので頻繁に変更することはないと思いますが、実運用中は注意が必要ですね。
次はクライアントのインストールです。
MED-V インストール手順 [サーバー インストール編]
MED-V のインストール手順をまとめて投稿。
サーバーのインストールからクライアントでの実行まで一通り試してみました。
まずは、MED-V? サーバーのインストールです。
インストールに使用するモジュールは connect からダウンロードしたものを使用しています。
Microsoft Enterprise Desktop Virtualization V1
[MED-V サーバーのインストール]
MED-V サーバーのインストールはインストーラの指示に従って実行します。
カスタムインストールはありませんので [Next] を押しているとインストールが完了します。
- [MED-V_Server_x64_1.0.66.msi] を実行します。
x86 でインストールする場合は [MED-V_Server_x86_1.0.66.msi] を実行します。? - ウィザードが起動したら [Next] をクリックします。
- [I accept the terms in the license agreement] を選択し、 [Next] をクリックします。
- インストールディレクトリを選択して [Next] をクリックします。
- [Install] をクリックしてインストールを開始します。
- [Launch MED-V Server Configuration Manager] を有効にし、[Finish] をクリックします。
[IIS のインストール]
イメージ配布用に使用する IIS をインストールします。
IIS は [Web サーバー (IIS)] の標準でインストールされる役割サービスと以下の役割サービスを追加します。
- 基本認証
- Windows 認証
- クライアント証明書のマッピング認証
また、サーバーに格納したイメージを展開する場合は BITS が使われますので [BITS サーバー拡張] の機能を追加します。?
[SQL Server のインストール]
SQL Server はデータベースエンジン部がインストールされていれば問題ありません。
今回は MED-V サーバー上に [既定のインスタンス] としてインストールしています。
またクライアントコンポートもインストールしたかったので [管理ツール – 完全] もインストールしました。
# 画像はインストール後にキャプチャしたため、管理ツールがグレーアウトしてしまっています。
この後はサーバーの設定を行います。