SE の雑記

SQL Server の情報をメインに Microsoft 製品の勉強内容を日々投稿

HP t5720 に Windows Embedded Standard 7 をインストール その 2 – 部品の交換 –

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続いては部品の交換について。

まずは、t5720 に標準で搭載されているメモリ / フラッシュメモリを取り外す必要があります。
取り外し方法はマニュアルの記載されていますので、そちらを参照すると分かりやすいと思います。
HP Thin Client 旧マニュアル

以下のマニュアルにカーバーの取り外し方法も含めて記載されています。
Thin Client t5720/t5725 ハードウェア リファレンス ガイド (2006年7月)

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■取り外し後の環境

メモリとフラッシュメモリを取り外すと以下のような構成となります。
?image
メモリと CF カード取り外し後の内部の写真

この環境にメモリと CF カードを増設していきます。

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■メモリの増設

メモリに関しては切り欠きがあり、逆差しはできないようになっています。
切り欠きが以下の位置になるようにしてメモリを増設します。
image?
メモリの切り欠きの位置

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■CF カードの増設

まずは CF カードを変換コネクタに接続します。
KRHK-CF2.5IDE の場合は CF カードを裏向きに接続します。
# GH-CF8GD の場合は以下の画像のように接続をします。

CF カードは左右で溝の幅が異なるのでこれも逆差しはできないと思います。

image
変換コネクタに CF カードを接続

続いて変換ケーブルに 44 ピンの IDE ケーブルを接続します。
今回の変換コネクタの場合、基盤に 1 番ピンと 44 番ピンの位置が記載されています。
以下の画像のようにおいた場合、右側が 1 番ピンになります。
通常、IDE ケーブルは 1 番ピンと対応するケーブルには色つきの線が入っています。
この線と 1 番ピンが対応するようにケーブルを接続します。

image?
IDE ケーブルの接続

最後に本体に IDE ケーブルを接続します。
メモリスロットのすぐ下が 44 番ピンになります。
一番下が 1 番ピンとなりますので、そこに IDE ケーブルの色つきの線を合わせるようにして接続します。

image?
本体に IDE ケーブルを接続

これで、機器の接続は完了です。

今回のケーブル類であれば以下のように置いておけば内蔵してカバーを閉めることができます。
DVC00015
内蔵するための配置

以上で部品の交換は終了です。

マニュアルを参考にカバーを閉じます。

IDE ケーブルがヒートシンクに接触してしまっているので、耐熱テープあたりを貼っておいたほうが良い気もします。
# 44 ピンの IDE ケーブルは通信販売で買っても 700 円でお釣りがきますので、そこまでするかは要検討。

CF カードを使っていますのでゼロスピンドルに関しては部品を交換しても変わりません。

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■ベンチマーク結果

今回の環境で CrystalDiskMark を使用して測定した結果がこちらです。
image?
部品交換後のベンチマーク

こちらがメイン PC として使っている ThinkPad T61 のベンチマーク結果です。

image
T61 のベンチマーク

CF カードだと、書き込みの測定値が低いですね~。

シンクライアントは基本的にローカルに書き込みは行わないと思いますのでこの速度でも大丈夫なのかもしれないですね。
# Windows Embedded Standard 7 のインストールには 2 時間以上かかりましたが…。

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次の投稿で Windows Embedded Standard 7 のインストールについて投稿して、環境構築に関しては終わりにしたいと思います。

Written by Masayuki.Ozawa

4月 10th, 2010 at 3:09 pm

Posted in Windows Embedded

HP t5720 に Windows Embedded Standard 7 をインストール その 1 – 環境の準備 –

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VDI 環境のクライアントとして、シンクライアントを触りたいな~と以前から思っていてのですが、
今週の頭に HP のシンクライアント [t5720] という端末を入手できる機会がありました。
HP Compaq t5720 Thin Client
HP Compaq t5720 Thin Client (ダウンロードページ)

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オークションでも結構出品されているようので、個人でも入手しやすいシンクライアントだと思います。
# 先ほど調べてみたら何点か出品されていました。でも結構なお値段するみたいですね。

この端末に [Windows Embedded Standard 7] をインストールする方法を数回に分けてまとめていきたいと思います。

今回は環境の準備について。

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■t5720 のスペック

t5720 のスペックですが以下の内容になります。

OS Windows XP Embedded Service Pack 2
CPU AMD Geode NX 1500
フラッシュメモリ 512MB
メモリ 512MB DDR SDRAM(うちグラフィックスメモリ用で16MB使用)

t5720 のスペック

HD の代わりにフラッシュメモリを使用した [ゼロスピンドルモデル] となります。

OS は [Windows XP Embedded Service Pack 2] という [Windows XP SP2 ベース]
[組み込みシステム用の Windows] が使われています。
# という表現でいいのかな? Embedded 触るのは今回が初めてなものでして。

[Windows Embedded Standard 2009] という製品もあるのですが、こちらは [Windows XP SP3 ベース] となります。

t5720 の標準 OS は SP2 ベースのため、残念ながら RDP 7.0 をインストールすることができません。
# RDP 7.0 は SP3 のみ対応しているはずですので。
Windows XP 用の更新プログラム (KB969084)

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■Windows Embedded Standard 7 とは?

Windows Embedded Standard 7 は [Windows 7 をベースとした組み込みシステム用の Windows] になります。
将来のバージョン: Windows Embedded Standard 7

以前は [Windows Embedded Standard 2011] と呼ばれていたようですが、現在は Windows Embedded Standard 7 と
なっているようです。

今までの Windows Embedded は [x86 のみ] だったのですが、Windows Embedded Standard 7 では [x86 と x64] が提供されるようです。

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■Windows Embedded Standard 7 の入手方法

Windows Embedded ですが、開発者向けのツールという位置づけになっているようで、TechNet サブスクリプションでは入手できず、
[MSDN サブスクリプションからの入手] となります。

image?
MSDN サブスクリプションからダウンロードできる Windows Embedded

シンクライアントは ITPro の領分でもあると思いますので、TechNet サブスクリプションでも提供されるとうれしいんですけどね。
# 私は所属している会社で MSDN を貸与してもらえているため、Embedded をダウンロードすることができるのですが。

Windows Embedded Standard 7 に関しては [現在 CTP] のため、connect からダウンロードすることが可能となっています。
Windows Embedded Standard

今回、使用しているのは [Windows Embedded Standard 7 x86 CTP] になります。

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■Windows Embedded 7 を導入するために準備した部品

t5720 は、フラッシュメモリ 512 MB / メインメモリ 512 MB という構成になっています。
フラッシュメモリは純正で 1GB のものがあったようなのですが、t5720 自体が生産終了の製品となっているため、
純正を入手するのは難しそうです。

ダウンロードページの最新の Windows Embedded のイメージの注釈として以下の内容が記載されています。

パッケージに含まれるイメージ(5.1.710.XPe3日本語版)の適用には、1-GBフラッシュメモリ / 1-GBメモリ構成以上の対象モデルが必要です。
それ以外の構成の対象モデルに適用した場合、メモリ不足を示す表示がされる場合があります。

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Windows Embedded Standard 7 の Thin Client のインストールでも [最低でストレージが 1GB は必要] となります。

メモリも 512MB ではきついだろうな~と思って道具箱を探したり、部品を購入したりして以下のスペックにアップグレード。

CF カード 8 GB
メモリ 1024MB DDR SDRAM(うちグラフィックスメモリ用で16MB使用)

アップグレード後のスペック

使用した部品は以下のものになります。

  • メモリ
    DN333-A1G (BUFFALO)
  • CF カード
    GH-CF8GD (グリーンハウス)

    直接 CF カードを t5720 に接続するということはできませんので以下の変換アダプタ / ケーブルを使っています。
    KRHK-CF2.5IDE (玄人志向)
    IDE-44BB (変換名人)

メモリに関しては [200Pin S.O.DIMM] を使い、フラッシュメモリの代わりに [CF カードを IDE 変換] して
IDE ストレージにしています。
標準のフラッシュメモリは 44 ピンとなっているため、[44ピンメス-44ピンメス] の 2.5インチ HD 用のケーブルを
使用して、本体と CF カード変換コネクタを接続しています。
# IDE ケーブルに関しては IR-IFC25S でもよいかもしれません。IDE-44BB はケーブルが結構短めです。

標準のスペックから上記の部品を使ってメモリとストレージを交換し、Windows Embedded Standard 7 の導入を
試してみたのですが、無事にインストールすることができました。

実際の交換手順に関しては、次回の投稿でまとめたいと思います。

Written by Masayuki.Ozawa

4月 10th, 2010 at 12:08 pm

Posted in Windows Embedded

SQL Server のスケーラブルな共有データベース

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SQL Server では、読み取り専用データベースを複数のサーバーで共有してスケールアウトする手法があります。
この方法を [スケーラブルな共有データベース] と言います。

SQL Server 2008 R2 の BOL にも記載されていますね。
スケーラブルな共有データベースの概要

この設定自体は知っていたのですが、正式な名称を今日初めて知りました…。

今回はその設定方法をまとめてみたいと思います。

■環境について

今回作成した環境がこちらになります。
[2008R2-SQL-01] ~ [2008R2-SQL-03] の 3 台のサーバーと NAS 上にデータベースを用意しました。
# iSCSI で接続をしています。

[2008R2-SQL-01] でデータベースの更新を実施して、そのデータベースを [2008R2-SQL-02] [2008R2-SQL-03] で
読み取り専用のデータベースとして使用するというシナリオです。
# 実際には 2 台の SQL Server があればテストできるのですがシナリオを考慮して 3 台用意しました。

image
環境概要図

■データベースの準備

まずは、[2008R2-SQL-01] でデータベースを準備します。

データベースで使用する LUN は [読み取り/書き込み] の両方が可能なように指定してあります。
image
– [2008R2-SQL-01] で使用している LUN

今回は SQL Server の自習書でおなじみの [NorthwindJ] を用意しました。
image

スケーラブルな共有データベースを設定するためには、データベースを [読み取り専用] にする必要があります。

USE [master]
GO
ALTER DATABASE [NorthwindJ] SET? READ_ONLY WITH NO_WAIT
GO

– 読み取り専用データベースにするための SQL –

データベースを読み取り専用にすると SSMS の表示が以下のように変わります。image
– SSMS での読み取り専用データベースの表示 –

読み取り専用データベースに設定をしたら、データベースをタッチをします。
# LUN を読み取り専用にするのであればデタッチしなくても大丈夫だと思います。

USE [master]
GO
EXEC master.dbo.sp_detach_db @dbname = N’NorthwindJ’
GO

これで準備完了です。

続いて参照用のサーバーでこのデータベースをアタッチします。

■読み取り専用データベースのアタッチ

今回の環境では、全 SQL Server で同一の LUN を参照しています。
読み取り専用データベースとしてアタッチするサーバーでは LUN を [読み取り専用] として設定しておきます。
# [2008R2-SQL-01] では [読み取り/書き込み] できるようにしていますが、他のサーバーでは読み取り専用とします。
image?
[2008R2-SQL-02] / [2008R2-SQL-03] の LUN の設定

LUN を読み取り専用にしているため、ディスクの管理でも [読み取り専用] として設定されています。
image
ディスクの管理の表示

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[2008R2-SQL-01] でデータベースを設定しているため、既にドライブ内にはデータベースのファイルが存在しています。
?image
– ドライブの内容 –

それではこのデータベースをアタッチします。

USE [master]
GO
CREATE DATABASE [NorthwindJ] ON
( FILENAME = N’E:NorthwindJNorthwindJ.mdf’ ),
( FILENAME = N’E:NorthwindJNorthwindJ.ldf’ )
FOR ATTACH
GO

– アタッチの SQL –

以下が同一のデータベースファイルを複数のサーバーでアタッチした状態になります。
image?
複数のサーバーで同一ファイルをアタッチ

これで、[スケーラブルな共有データベース] の設定は完了です。

■NLB で冗長化

この環境を NLB を設定することでクライアントからの接続ポイントを固定化して、冗長化することができます。

?image?
構成概要図

image?
NLB の設定

以上で設定は完了です。

読み取り専用のデータベースなので、参照系でしか使えませんがサーバー増強 (スケールアウト) によってパフォーマンスを
向上させる方法としては面白い構成なのかな~と思います。
# ディスクがホットスポットになるので、ディスク負荷を考慮したうえで構成を検討する必要がありますが。

Written by Masayuki.Ozawa

4月 3rd, 2010 at 1:50 pm

Posted in SQL Server

VHD ブート環境を Windows Server バックアップ

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私の検証環境には VHD ブートで構築している Windows Server 2008 R2 の環境があります。
その環境で Windows Server バックアップを取得しようとして気付いたことを。

■VHD ブート環境時特有のメッセージ

通常のブート時に Windows Server バックアップを取得した場合の表示は以下のようになります。
image
通常のブート時の Windows Server バックアップ

VHD ブートの場合は以下の表示になります。
image
VHD ブート時の Windows Server バックアップ

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VHD ブート時は [カスタム] のみ選択が可能です。

VHD ブートの場合、取得対象の選択画面は以下のように表示がされます。
VHD ブートで使用しているディスクが [C:] になるのですが、そのディスクには [ホスト:~] という表示がされています。
image

[ホスト:~] という表示なっているのが物理ディスクになります。

VHD ブート時に Windows Server バックアップで VHD ブート用の VHD ファイルを格納している物理ディスクと
VHD ブートのディスクを同時に取得しようとすると以下のダイアログが表示されます。
image
Windows Server バックアップの項目の選択

VHD ブート時には物理ディスクと VHD ブートのディスクは取得ができないようですね。

VHD ブートのディスクを取得する場合は以下のようなメッセージが表示されます。
image
ホストディスクのバックアップでは、マウントしている VHD はバックアップから除外されるようですね。
# VHD ブートだけでなく VHD マウントの場合に今回の現象が発生するのかもしれないですね。

Windows 7 を VHD ブートした環境で [バックアップと復元] を使用した場合はダイアログは表示されません。
image
Windows 7 のバックアップと復元

ただし、バックアップの設定はできてもバックアップの取得は失敗します。
image
– バックアップの失敗 –

バックアップの対象を物理ディスクまたは、VHD ブートのディスクだけ設定しても同様のエラーが発生してしまいます。
Windows 7 の場合は、VHD ブート時にバックアップは取得できないのかもしれませんね。

VHD ブート / マウント時はバックアップの方法を気をつける必要がありそうです。

Written by Masayuki.Ozawa

4月 2nd, 2010 at 2:33 pm

Posted in Windows Server

MED-V 1.0 SP1 が RTM しました

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昨日、TechNet サブスクリプションを見ていたらこのような製品がありました。

image

はて、[MDOP 2010 Refresh] とは何だろう??と思ったのですがあまり気にはとめていませんでした。

今日、RSS を眺めていたらこのような記事が。
MED-V 1.0 SP1 RTM and localized versions of App-V 4.6 are now available!

[MDOP 2010 Refresh] とは [MED-V 1.0 SP1][App-V 4.6] が含まれた MDOP 2010 のようです。

image
MED-V 1.0 SP1
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image
App-V 4.6

例によって電車の中で暇なので、まずはサーバーだけインストールしてみました。
SP1 RC からのアップグレードパスは用意されていないため、一度アンインストールをしてからインストールしてみたのですが、
RC と変わらずすんなりインストールできました。

■今日気付いたこと

  1. リリースノートのリンクが切れている
    MED-V 1.0 SP1 のインストールのスプラッシュ画面には以下の記載があります。
  2. MED-V 1.0 SP1 は英語版のみをご用意しています。 MED-V のインストールでサポートされる Windows のロケールの詳細については、製品のリリース ノートを参照してください。

    リンク先をクリックしてみると、
    image
    2010/4/1 19:55 時点

    はい。リンクが切れております…。
    日本語? OS のサポートについて確認したかったのですが、残念です。

  3. MED-V クライアントに最低限必要なメモリ
    今まで、2G ~ 4G? のクライアントでテストをしていたので気付きませんでした。

    メモリが 1G 程度の Windows 7 にインストールをしようとしたところ、以下のエラーが。
    image

    MED-V は [1433MB 以上のメモリ] が無いとインストールできないんですね。

自宅に帰ったらインストールできるクライアントを準備して、クライアントのインストールを検証したいと思います。

Written by Masayuki.Ozawa

4月 2nd, 2010 at 11:06 am

Posted in MDOP

Active Directory 環境の DHCP サーバーの承認について

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昨日、問い合わせがあったので DHCP の承認について少し調べていました。

Active Directory 環境のメンバサーバーに DHCP サーバーを構築する場合、[承認] という処理が必要となります。

TechNet では DHCP の承認について以下のように記載されています。

DHCP サーバーを承認する

これらの問題を解決するため、Windows Server 2003 を実行する DHCP サーバーは、クライアントにサービスを提供する前に、Active Directory で承認済みとして検証されます。これによって、構成が誤っていたり、誤ったネットワーク上で構成された DHCP サーバーを実行したために発生する被害を回避することができます。

また、DHCP サーバーを承認するためには [Enterprise Admins] の権限が必要となります。
こちらについても TechNet に記載があります。

Active Directory の DHCP サーバーを承認する

Active Directory ドメイン環境で DHCP サーバーが承認されるためには、まずサーバーを追加するエンタープライズの
Enterprise Admins グループのメンバとしてログオンする必要があります。

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■Enterprise Admins が必要な理由

DHCP の承認状況に関しては、Active Directory のパーティションの中でも、[構成パーティション] という場所に格納がされます。

image?
ADSI Edit で確認した構成パーティション

Active Directory 上では、[CN=Configuration,DC=<ドメイン>]? となっている情報ですね。

この構成パーティションを変更できるのはデフォルトの設定では、[Enterprise Admins] のユーザーとなります。
認証されたユーザー [Authenticated Users] であれば、[読み取り] の権限がついていますので、通常のユーザーでも
構成を読み込むことはできるのですが変更はできません。
変更をするためには [Enterprise Admins] グループのユーザーの必要があります。

image? image
[CN=Configuration] のセキュリティ情報

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■DHCP サーバーを承認すると何が起きるか

DHCP サーバーを承認した際に [Enterprise Admins] の権限を使用して何をしているかを確認してみました。

承認を実行すると、構成パーティションの中の [CN=NetServices,CN=Services] に承認された DHCP サーバーの
オブジェクトを作成しているようです。

下の画像が、対象の内容を表示したものになります。
[CN=DhcpRoot] はデフォルトで作成されているオブジェクトになるのですが、[CN=dhcp-2000.dom2.domain.local] というのが、
Windows 2000 Server で実行している DHCP サーバーの情報になります。

image
[CN=Netservices,CN=Services] の内容

DHCP の管理コンソールで、[承認されたサーバーの管理] で確認をすると、[CN=NetServices,CN=Services] に
作成されている、オブジェクトの情報が表示されていることが確認できます。
image?
承認されたサーバーの管理

[承認の解除] を実行すると対象のサーバーのオブジェクトも削除されます。
image?image
承認の解除

image?
承認の解除後の [CN=NetServices,CN=Services] の内容

承認操作をすることで [CN=NetServices,CN=Services] のオブジェクト操作が実行されます。
この操作を実行するために [Enterprise Admins] の権限が必要となります。

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■Windows 2000 Server と Windows Server 2003 の承認処理の違い

Windows Server 2003 で承認した DHCP が Windows 2000 Server の DHCP の管理コンソールの [承認されたサーバーの管理] で
表示されないという問い合わせがありました。

下の画像が、Windows Server 2003 の DHCP の管理コンソールで [承認されたサーバーの管理] を表示した内容です。
一台、サーバーが承認されているのが確認できます。
image?
Windows Server 2003 の DHCP 管理コンソールの [承認されたサーバーの管理] の表示内容

それでは、Windows 2000 Server で、[承認されたサーバーの管理] を表示するとどうなるでしょう。
スコープがアクティブになっているので、承認され有効な DHCP サーバーとして認識はされているのですが、
[承認されたサーバーの管理] には表示がされません。
image
Windows 2000 Server の DHCP 管理コンソールの [承認されたサーバーの管理] の表示内容

[承認されたサーバーの管理] の表示内容ですが、2000 と 2003 で取得方法に違いがあるようです。

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■Windows 2000 Server の表示

Windows 2000 Server の [承認されたサーバーの管理] の表示ですが、[CN=NetServices,CN=Services] の
[CN=DhcpRoot][dhcpServers] という属性の内容を元に表示をしているようです。

image
[CN=DhcpRoot] の設定内容

[CN=DhcpRoot] の [dhcpServers] に属性が設定されるのは、Windows 2000 Server で DHCP を承認
した場合になるようです。

今回は Windows Server 2003 で DHCP サーバーを承認しているので、この属性に値が設定されていません。
1 台、Windows 2000 Server で DHCP を承認した後の表示が以下になります。

? image  image
Windows 2000 Server で DHCP を承認

[DhcpRoot] の [dhcpServers] に値が設定されているため、この属性に設定されているサーバーはWindows 2000 Server の
[承認されたサーバーの管理] で表示されるようになります。
# 実際には、[dhcpServers] 属性の内容を分割して表示しているようですが。

?

■Windows Server 2003 の表示

Windows Server 2003 の場合は、[DhcpRoot] の [dhcpServers] 属性と、[DhcpRoot] 以外の [dhcpServers] 属性の
情報をベースに表示しているようです。

そのため、2000 / 2003 のどちらで承認されたサーバーについても表示されます。
image?
Windows Server 2003 の DHCP 管理コンソールの [承認されたサーバーの管理] の表示内容

Windows Server 2003 で承認した場合は、[DhcpRoot] の [dhcpServers] 属性は設定されないのですがその代わりに、
承認したサーバーの [dhcpServers] 属性が設定されます。

image?
– Windows Server 2003 で承認した DHCP サーバー –

Windows 2000 Server で承認された DHCP サーバーの場合は、[DhcpRoot] に [dhcpServers] 属性が設定されているため、
DHCP サーバーのオブジェクトには、[dhcpServers] 属性は設定されていません。

image?
Windows 2000 Server で承認した DHCP サーバー

2000 と 2003 の承認処理では実行される内容に差があるようですね。
DHCP サーバーが承認されているかどうかに関しては、[CN=NetServices,CN=Services] 内にオブジェクトが存在するかで、
判断がされているようですので、属性が設定される場所が異なっていても特に影響はないようです。

■コマンドで DHCP サーバーを承認

DHCP サーバーの承認は DHCP サーバーの管理コンソールで実行できるのですが、コマンドでも承認 / 承認解除を
実行することができます。

DHCP サーバーの承認
netsh dhcp add server <サーバー名> <IP アドレス>

DHCP サーバーの承認解除
netsh dhcp delete server <サーバー名> <IP アドレス>

承認されている DHCP サーバーの取得
netsh dhcp show server

実行される内容は管理コンソールと同じです。

DHCP サーバーの一覧取得に関しては Script Center Gallery に VBScript のサンプルコードが掲載されていました。
承認された DHCP サーバーのレコードについて確認するにはかなり便利だと思います。
Enumerate All Authorized DHCP Servers in Active Directory

また、Microsoft のブログでも、古い DHCP サーバーをリストから削除する方法ということで [dhcpServers] 属性を
削除する方法が紹介されていました。
Old DHCP Servers appear in the list of Authorized servers after a Domain Rename

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問い合わせがあるまで、OS のバージョンによって承認処理が違うことを意識していませんでした。

Written by Masayuki.Ozawa

3月 31st, 2010 at 4:02 pm

Posted in Active Directory

QNAP TS-439 Pro の RAID-0 / 1 のベンチマーク

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先日、CrystalDiskMark で QNAP TS-439 Pro のベンチマークを取得しました。
本格的に使用する前に RAID-0 / 1 だとどんなものだろうと気になったので実験。

■RAID-0
image?

■RAID-1
image

■RAID-5
image[88]%20496F5385

Seq Write に関しては RAID-5 と比較して差が出ましたが、それ以外に関しては誤差の範囲でしょうか。
RAID-5 はディスク 4 本 (他は 2 本) で組んでいるので、読み込みの優位性があるかと思ったのですがそうでもないですね。

ぼちぼちこの NAS を使ってクラスタ環境の整備を開始したいと思います。

Written by Masayuki.Ozawa

3月 30th, 2010 at 11:14 am

Posted in Storage Server

SCCM 2007 の勉強メモ

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ブログの下書をのぞいていたところ本投稿がお蔵入りとなって残っていました。
破棄するのももったいないかな~と思い、一応ブログにアップしておくことにしました。

複数サーバー構成についてはきちんとブログでまとめたいと思います。

■SCCM 2007 のバージョン

2010/1/15 時点では SCCM 2007 R2 SP2 が最新のバージョンとなります。
SCCM 2007 R2 は SCCM 2007 SP1 以降のバージョンに追加モジュールとしてインストールをするため、
単体ではインストールすることができません。

SP2 を適用しても R2 を別途インストールしないと SCCM 2007 R2 にはなりません。

TechNet サブスクリプションで提供されている SP2 のメディアは差分アップデートではなく、インストールイメージも
含まれているので 2007 RTM → SP1 → SP2 という順でインストーしなくても SP2 のメディアからインストールすれば、
With SP2 の状態でインストールされます。

SP2 → R2 の順でインストールすることで最新の状態となります。

■Windows Server 2008 R2 への対応状況

SCCM 2007 SP2 以降で Windows Server 2008 R2 に対応します。
Configuration Manager 2007 SP2 がサポートする構成

SCCM 2007 のサーバーコンポーネントは x86 のみとなっているため、Windows Server 2008 R2 では
WOW64 での動作となります。

■SQL Server 2008 への対応状況

SCCM 2007 SP1 以降で SQL Server 2008 に対応します。
Configuration Manager 2007 SP1 がサポートする構成

SCCM 2007 + SQL Server 2008 の組み合わせでは、以下の KB の更新プログラムを適用したほうがよいようです。

■SCCM の基本的な構成

SCCM はサイトという階層構成で管理がされます。
サイトには 3 種類あります。

セントラルサイト 階層構成のルートとなるサイトです。セントラルサイトはプライマリサイトになります。
(セカンダリサイトをセントラルサイトにすることはできません)
最初に作成したプライマリサイト = セントラルサイト になるイメージかと。
プライマリサイト サイト用の SQL Server のデータベースを保持するサイトです。
プライマリサイトの下にセカンダリサイトを構成することができます。
セカンダリサイト サイト用の SQL Server のデータベースを保持しないサイトです。
サイトの構成情報は親サイトのデータベースに格納します。
セカンダリサイトの下にセカンダリサイトを構成することはできません。
セカンダリサイトに関しては追加の SCCM のサーバーライセンスは不要です。

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image

SCCM クライアントは各サイトに関連付けられて管理されることになります。

1 つのサイトには複数のサーバーを配置することができます。
サーバーを複数配置し、役割を分散させることで負荷を低減させることができます。

各サイトで提供される機能はサイトシステムで構成されます。
サイトシステムには以下の役割があります。

役割
Configuration Manager コンポーネント サーバー
Configuration Manager サイト サーバー
Configuration Manager サイト システム
Configuration Manager サイト データベース サーバー
SMS プロバイダ
管理ポイント
サーバー ロケータ ポイント
レポート ポイント
フォールバック ステータス ポイント


■SCCM 2007 の冗長化

検証用だと 1 台で構築してしまいますが企業向けだと冗長構成の必要性を考慮する必要があります。
SCCM 2007 の冗長構成はクラスタではなく、複数のサーバーに同一の役割をインストールすることで構成します。
一部の役割では NLB で負荷分散ができるようです。

■Active Directory のスキーマ拡張の必要性

SCCM 2007 の自習書を読むと Active Directory のスキーマ拡張の作業が書かれています。
Active Directory のスキーマ拡張は、SCCM クライアントで [サイトコードの自動探索] をするために必要となります。
スキーマ拡張をすることで、管理ポイントの情報を Active Directory に格納することができます。
スキーマ拡張をしない場合は、SCCM で [サーバーロケータポイント] の役割が必要となります。

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スキーマ拡張により、AD 上に SCCM の管理ポイントの情報を保持するためのクラス / 属性が作成されます。
# [msSMS~] とついているものが拡張により作成されるもののようです。

この拡張した属性を使用することで管理ポイントの情報が AD のドメインパーティション上に作成できるようになります。
自習書で [System Management] というコンテナを作成している個所が、管理ポイント用のコンテナを作成している個所になります。

このコンテナに対して、サイトサーバーのコンピュータアカウントの [フルコントロール] を許可することで、SCCM の
サイトサーバーが管理ポイントの情報を AD 上に格納できるようになります。
SCCM 2007 のコンピュータアカウントを含めるグループを作成して、そのグループにコ
ンピュータアカウントを追加して、
グループに対してフルコントロールを設定するのが管理上便利だと思います。

■動作モードの種類

SCCM には以下の 2 種類の動作モードがあります。

ネイティブモード インターネット上のクライアントも管理できるモードになります。
(SMS クライアントを含まない環境でも利用可能なモード)
サイト – クライアント間通信は SSL が利用され暗号化された状態となります。
SSL 通信を使用するため証明書が必須となります。

HTTPS (443) による通信

混在モード SMS 2003 との互換用 / インターネット上のクライアントは管理しないモードになります。
通信は暗号化されない状態となります。(SSL を使用していないため)
社内ネットワークで利用するのであれば混在モードのほうが構築しやすいと思います。

HTTP (80) による通信

?

■WSUS のインストール有無

SCCM では、[ソフトウェアの更新ポイント] の役割を持つサーバーを構築する場合、WSUS がインストールされた
サーバーが必要となります。

[ソフトウェアの更新ポイント] の役割をローカルではなくリモートに持つ場合は、WSUS 本体ではなく、
WSUS 管理コンソールをインストールしておきます。
# WSUS or WSUS 管理コンソールのどちらかが必須コンポーネントとなります。
WSUS の管理コンソールは WSUS のインストーラーからインストールすることができます。

Windows Server 2008 R2 で WSUS を使用するためには WSUS 3.0 SP2 が必要となります。

WSUS の管理 UI を使用するためには、[Microsoft Report Viewer 2008 再頒布可能] が必要となります。
Microsoft Report Viewer 2008 SP1 Redistributable – 日本語
Microsoft Report Viewer 再頒布可能パッケージ 2008 SP1 Language Pack – 日本語

■サイト システムの追加

SCCM のサイトにサーバーを追加する場合は、サイトに対してサイトシステムを追加します。
# 追加するサーバーでインストーラーを起動するという方法ではありません。

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サイトシステムのインストールはコンピュータアカウントまたは、使用するアカウントを指定することができます。
使用するアカウントをローカルの Administrators グループに入れておけばインストールはできるかと。
ファイアウォールでドメインネットワークに [ファイルとプリンタの共有] は許可になっている必要がありそうです。

追加する際に、どの役割を持たせるかを選択します。
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サイトシステムの追加をすると、追加するサーバーに対してコンポーネントのインストールが実行されます。
役割を一つも選択しない状態だと、追加サーバー側に対してコンポーネントのインストールは実行されないようです。
# SCCM の構成上登録はされるのですが、追加したサーバーに対して処理はされていないように見受けられます。

コンポーネントのインストール状況は、[コンポーネントのステータス] の [SMS_SITE_COMPONENT_MANAGER] の
メッセージで確認することができます。
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インストールの状況は追加するサーバーの [イベントビューア] の [アプリケーション] でも確認することができます。
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Written by Masayuki.Ozawa

3月 29th, 2010 at 10:50 am

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QNAP の NAS で iSCSI を設定

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先週、QNAP の TS-439 Pro というモデルの iSCSI に対応した NAS を購入しました。
現行モデルは TS-439 Pro Ⅱ というモデルになりこのひとつ前の製品となります。
# この、ひとつ前の製品を型落ちの新品でなく、中古で購入した購入しました。

この NAS を使った iSCSI ターゲットの設定方法を。

■iSCSI ターゲットの設定

TS-439 は Web ベースの管理コンソールを持っており、iSCSI の設定もこの管理コンソール上で実行することができます。
iSCSI の設定もシンプルで、ターゲットを定義して、そのターゲットに対して LUN を割り当てるだけで、
iSCSI ターゲットの設定をすることができます。

  1. iSCSI ターゲットの有効化
    デフォルトでは、iSCSI サービスは無効になっているので、iSCSI サービスを有効にします。
    といってもチェックをつけるだけですが。
    image
  2. ターゲットの作成
    ターゲットについては、ウィザードが用意されているので、ウィザードに従って操作することで作成できます。
    image
    ターゲット名とターゲットのエイリアスを入力して、
    ?image
    CHAP 認証の設定をするとターゲットの設定は完了です。
    image
  3. 続いて LUN の設定です。
    LUN の作成方法には 2 種類があり、[シン・プロビジョニング] という 容量可変と、[即時配分] という容量固定の LUN の
    2 つの方法があります。
    シン・プロビジョニングであれば、設定した容量を実際に確保するわけではないので、検証用のディスク領域を
    十分に確保することができます。
    # この機能があるので、ディスクが 2 本の TS-239 でもよかったのかな~と思っています。
    image?

    LUN をどのターゲットにマッピングするかを選択して設定完了です。

    image

以上で、iSCSI の設定は完了です。
image?

アクセス制御については、ターゲット単位ではなく LUN 単位で設定することになります。
iSCSI イニシエータがアクセスすることができる、ターゲットを設定するのではなく LUN を設定するので、
細かなアクセス制御をする場合は少し大変かもしれないですね。
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QNAP の NAS では、iSCSI ターゲットに必要な基本的な機能は実装されていると思います。
この NAS は Gigabit の NIC が 2 個ついており、ポート・トランキング機能を使って NIC のチーミングをすることも可能です。
最近の NAS はいろいろと機能が付いているんですね。
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私の検証環境であれば、TS-439 というディスクが 4 本入るモデルでなく、 TS-239 というディスクが 2 本のモデルでも
十分だったのですが、新品の TS-239 ProⅡ とほとんど変わらない値段だったので、TS-439 Pro の購入となりました。

今回の NAS を購入しようと思った決め手になったのが、[Supports SPC-3 Persistent Reservation] ということです。
QNAP NAS Products Comparison

[Persistent Reservation] をサポートしているので、クラスタの検証の記憶域のチェックをパスすることもできます。
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CSV でも有効なディスクとして iSCSI の LUN を設定することができ、Live Migration も実行することができました。

ただし、私の環境では CrystalDiskMark や SQLIOSIM のようなソフトで、iSCSI 経由で負荷をかけ続けるとなぜか、
NAS が再起動してしまうという現象が発生してしまい、どこまで使うことができるか少し不安です。
# MPIO を設定すると高確率で再起動するのですが、シングルパスで負荷をかけると発生頻度が落ちる (皆無ではなく) という
  結果にはなっているのですが、根本的な解決方法がいまだわからず…。
  Small Business 向けの製品であるはずなので、それなりに安定しているはずなんですけどね。
??? このような現象の解決について情報をおもちのかたがいらっしゃいましたらご連絡いただけるととても助かります。
??? 突発のシャットダウンが実行されると RAID の再同期が実行され、RAID-5 で 5 時間程再同期に時間が取られてしまうんですよね。

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■パフォーマンスを測定

パフォーマンスをとってみようと、CrystalDiskMark で測定した結果がこちらです。
環境としては ML115 G5 のオンボードの Gigabit の NIC で接続をしている状態になります。
NAS のディスクとしては WDC WD10EARS を使用しています。
MTU に関してはデフォルトの状態です。

ちょっと Seq Write が低いかな~と思うのですがこんなところでしょうか。
image??

ML115 G5 のローカルディスクの測定結果がこちら。
こちらは WDC WD10EADS を使用しています。
# オンボードの RAID コントローラのRAID-10 で組んであります。
ML115 G5 の RAID はソフトウェア RAID のはずなので、速度はそれほどでていないと思います。image

突然再起動するという現象さえ発生しなければなかなか快適なディスクアクセスかと。
QNAP の NAS はこの価格帯の NAS としては高機能で結構使い勝手が良さそうですね。

インターネットだと オリオスペック さんで購入することが可能です。
興味のある方は一度ご覧いただければと思います。

Written by Masayuki.Ozawa

3月 29th, 2010 at 1:56 am

Posted in Storage Server

第2回 SQL Server & SQL Azure Bloggers Meeting に参加してきました

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続いて後半の [第2回 SQL Server & SQL Azure Bloggers Meeting] のセミナーレポートを。
第1回は参加できなかったので今回 Bloggers Meeting 初参加です。

直近で行われた記者発表の内容をお話いただけました。
# 今後も記者発表の後に、発表いただいた内容を Bloggers Meeting を開催してお話いただけるようです。

発売日と価格体系

SQL Server Product Manager チームの斎藤さんによる発売日と価格、4 月 30 日まで実施しているキャンペーンについてのお話です。

発売日
ボリュームライセンスは 2010 年 5 月 1 日発売
→ボリュームライセンスは月初に発売されるのが通例

パッケージ製品は 2010 年 6 月発売予定

SQL Server 2008 R2 の特徴

SQL Server 2008 R2 は Azure とのシームレスな連携が可能
→ SQL Azure は R2 から派生したバージョンである。(Azure : 10.25 / R2 10.5)

エンドユーザーはオンプレミス / Azure を意識しないで利用できる。

Azure で培ったファプリックの機能をオンプレミスにも連携している。
→統合管理部分

TPC-E の Top1 は SQL Server 2008 R2。

価格
Datacenter Edition が R2 から追加されている。
→従来の Enterprise Edition の 2 倍

ライセンスモデルは従来からのライセンス形態と同一 (プロセッサライセンス , サーバー/クライアント CAL)

プロセッサライセンスは物理プロセッサ単位で課金 (コア単位ではない)
→ Oracle はコアの係数で課金。

今年の後半では 12 コアの CPU (AMD) が発売される予定のため、今後コア単位で価格を考えた場合どんどん安くなっている。

SQL Server は All in one パッケージ
→ Oracle はオプションを購入

各種キャンペーン情報

4 月 30 日までで SQL Server の購入キャンペーンが実施されている。
→ SQL Server 2008 R2 を使うことができる特典も含まれている

キャンペーンの詳細に関してはこちらになります。
Microsoft SQL Server 2008 トリプル キャンペーン!! : SQL Server 2008

■新機能のデモンストレーション

続いては SQL Server Product Manager チームの松澤さんによる PowerPivot のデモ。

難しい / 高い BI からの脱却。
使いやすく、現状使っているツールで利用可能
→ SQL Server 2008 R2 のセルフ サービス BI

自分のローカルに持っている情報、インターネット上の情報を SQL Server で持っている情報とマッチングさせて分析が可能。
情報のリアルタイム性に対応。
自分が欲しい情報をユーザー主体で作成して、複数のユーザーで情報の共有を可能とする。

PowerPivot for Excel 2010 の紹介
今まで、Excel であったピボットテーブルを強化。
インメモリ OLAP として動作する。
→ クライアントにキューブを作成する。

取り込めるデータは、SQL Server だけでなく、他社製 DB , インターネット上のデータを使用することができる。

SSRS の情報を分析対象として使用するデモ。
レポートを開いてデータフィードの出力をすることで、PowerPivot に連携することができる。

PowerPivot に取り込んだデータをピボットテーブで分析を行う。
取り込んだデータはユーザー主体で、値を加工することができる。
→ PowerPivot のデータが変更された場合、ピボットテーブルでも情報が変更されたことを認識し、情報の更新の必要性が通知される。
 ローカルのキューブに変更があったことを通知できる。

SSRS から取り込んだデータと SQL Server 上に存在しているテーブルでリレーションシップを設定することができる。
(異なるデータソースを統合して分析することが可能)
→ 取り込んだデータを使ってピボットテーブルを操作した際に、リレーションシップの必要性がある場合は通知がされる。

スライサーにより、データのフィルタリングを実施することができる。

リンクテーブルの作成を使うことで、Excel 上のデータを PowerPivot に瞬時に取り込むことができる。
→ リンクテーブルで取り込んだものもリレーションシップで使用することができる。

リンクテーブルでデータを指定した場合は、リンクテーブルとして設定したデータソースを変更すると PowerPivot も自動的に変更される。

PowerPivot から SSRS のレポートを直接取り込むことも可能。
→ SSRS の URL を指定して、取り込み対象のレポートを選択する。
SSRS のレポートを直接取り込んだ場合、サーバーのレポートが変更されたら、[最新の情報に更新] することで、更新されたレポートの内容を
PowerPivot で表示できる。

Web 上の HTML のテーブルデータをコピー & ペーストすることで、Web 上のデータを PowerPivot に取り込むことができる。

作ったデータはローカルでのみ使用するのではなく、MOSS 2010 と連携することで情報の共有化が可能となる。
→ PowerPivot.用のライブラリで公開 (PowerPivot for SharePoint を使う)
Excel サービスを使うため、クライアントに Excel が入っていなくてもブラウザ上で情報を利用することができる。

セルフサービス BI により、キューブの作成からエンドユーザーで実施することができる。

管理者用のダッシュボードを使用することで、MOSS 上の PowerPivot の利用状況を確認することができる。
→ ユーザーが任意で作ったキューブを IT 管理者側でウォッチすることができる。

SSRS の RS の新機能

データバー / インジケーター / スパークラインを使うことができる。
# スパークラインは Office 2010 で使えるようになった機能。

地図レポートを簡単に作ることができるようになった。
→ 色分析マップ / バブルマップが使える。
(バブルマップによると関西の人が納豆を食べないというのはそうでもないらしいです)

BingMap と連携することも可能となっている。

2008 R2 では Report Builder が 3.0 となっている。
→ マップウィザードにより、地図を使用したレポートも簡単に作れるようになっている。

SQL Server 2008 R2 の機能に関してはこちらから。
SQL Server 2008 R2 概要

久しぶりにどっぷり SQL Server でとても充実した一日でした~。

Written by Masayuki.Ozawa

3月 26th, 2010 at 1:04 pm

Posted in セミナー