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Archive for the ‘Windows Embedded’ Category

HP t5720 に Windows Embedded Standard 7 をインストール その 4 – EWF の設定 –

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HP t5720 の設定の最後として、[EWF] を設定します。

■EWF とは

EWF は、[Enhanced Writer Filter] の略となります。
EWF の概要

シンクライアントで使用しているフラッシュメモリのような記憶媒体は記憶回数が限られているので、
すべてのディスク I/O をメディアに使っていると、記憶回数がどんどん消費されてしまいます。
そこで、変更等に関してはフラッシュメモリに書き込むのではなく、メモリに書き込むことによって、記憶回数を
消費させないようにするテクノロジのようです。

名前を聞いたことはあったのですが、今まで全く使ったことがありませんでした。

変更をメモリに書き込みますので再起動をした場合、変更内容が破棄されます。
# モードがいくつかあるようなのでいろいろと設定はできそうですね。

インストール時の [Thin Client] のテンプレートには機能が組み込まれた状態となっています。
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Thin Client のテンプレートで組み込まれている EWF

機能としてはインストールされているのですが、インストール直後は無効の状態となっているので、
手動で有効にする必要があります。

■EWF の有効化

EFW の有効化は [EWFMGR.EXE] というコンソールアプリケーションを使用します。
EWF Manager コマンド

  1. [管理者として実行したコマンドプロンプト] を開きます。
    image
  2. 以下のコマンドを実行して、EWF を有効にします。
    今回の設定では、C ドライブを EWF で保護しています。
    cd c:windowssystem32
    ewfmgr.exe c: –enable

  3. 再起動します。

以上で、EWF の有効化は終了です。

■EWF 設定後のベンチマーク

以下が EWF 設定後のベンチマーク結果です。

image
– EWF 設定後のベンチマーク –

こちらが以前取得した、EWF 設定前のベンチマークですが結果は一目瞭然ですね。
image 
– EWF 設定前のベンチマーク –

イメージをいろいろとカスタマイズする必要があると思いますが、シンクライアントのベースとなる環境は、
これで構築できそうです。

いろいろと変更してしまったので t5720 を最初からセットアップしてからシンクライアントをいろいろと
操作してみたいと思います。

Written by masayuki.ozawa

4月 11th, 2010 at 11:25 am

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HP t5720 に Windows Embedded Standard 7 をインストール その 3 – OS のインストール –

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部品の交換が終わったら Windows Embedded Standard 7 をインストールします。

Windows Embedded Standard 7 は現在 CTP ですので、[connect からダウンロード] します。
Windows Embedded Standard

■Windows Embedded Standard 7 CTP のインストール

Windows Embedded Standard 7 は組み込みシステム用の OS ですが [Hyper-V でもインストール可能] となっています。

カメラで写真を撮りながらインストールするのもちょっと大変なので、Hyper-V にインストールしてみたいと思います。
t5720 へのインストールと Hyper-V へのインストールではほとんど差はありません。
# t5720 だと完了するまで 4 時間ほどかかるので、インストール中は気長に時間をつぶす必要があります。

  1. メディアをセットして、端末を起動します。
    t5720 は DVD ドライブ等はついていませんので外付けの DVD ドライブを準備する必要があります。
  2. [Build an Image] をクリックします。
    正式な名称は、[Windows Embedded Standard 7] に変わったはずなのですが、まだ、[Windows Embedded Standard 2011] と
    なっています。
    Windows 7 ベースの OS のため、統合サービスがインストールされた状態となっているようで、マウスの使用も問題ありませんし、
    統合ネットワークアダプタも利用できます。
    image
  3. [I accept the license terms] を有効にして、[Next] をクリックします。
    image
  4. 使用するテンプレートを選択して、[Next] をクリックします。
    今回はシンクライアント用の環境を作成したいので、[Thin Client] を選択しています。
    image
  5. 使用する言語とキーボードを選択して、[Next] をクリックします。
    今回は、日本語環境で設定しています。
    image
  6. 機能とドライバを変更する場合はチェックボックスを有効にして、[Next] をクリックします。
    今回はテンプレートのまま使用するので、チェックボックスは有効していません。

    image
    この画面でインストール時のフットプリントのサイズが表示されるのですが、[Thin Client] の場合は、[1521 MB] となっています。
    t5720 の標準フラッシュメモリではインストールできないですね。

    以下は、[Minimum Configuration] を選択した場合の画像になります。
    [Minimum Configuraiton] の場合は、[621 MB] 必要となります。
    t5720 の 1GB モデルであればインストールできそうですね。t5730 というモデルであれば、標準で 1GB だったはずですので、
    すんなりインストールできるかもしれません。
    # t5730 はメモリ 1 GB / フラッシュメモリ 1GB のモデルのはずですので。
    image

  7. インストールするディスクを選択して、[Next] をクリックします。
    image

    t5720 + CF カードの場合は、一度フォーマットしないと [Next] をクリックすることができませんでした。
    t5720 にインストールする場合は、ディスクを選択して、[Drive option (advanced)] をクリックし、
    [Format] をしてから、[Next] をクリックします。

    Windows 7 ベースの OS ですので、[Create separate system partitoin] を有効にすると、先頭に 100MB の
    パーティションを作ってからインストールが開始されます。
    今回は、先頭の 100MB のパーティションを作るようにしてインストールをしています。
    image

  8. インストールが開始されますので完了するまで待ちます。
    image 
  9. [ユーザー名] と [コンピュータ名] を設定して、[次へ] をクリックします。
    image
  10. [パスワード] を入力して、[次へ] をクリックします。
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  11. プロダクトキーを入力して、[次へ] をクリックします。
    CTP 用のプロダクトキーに関しては、インストールメディアをダウンロードする際に入手できます。
    image
  12. [次へ] をクリックします。
    image
  13. 自動更新の設定をします。
    image
  14. タイムゾーンの設定をして、[次へ] をクリックします。
    image 
  15. ネットワークプレースを選択して、[次へ] をクリックします。
    image
  16. 最終処理が実行されます。
    image

以上でインストールは完了です。
ほとんど Windows 7 と変わらないですね。
image

この後、に EWF の設定をすればシンクライアントの基本的な設定は完了です。

次の投稿で EWF の設定について投稿したいと思います。
# よく考えたら、デフォルトで EWF は有効にならないですよね…。本当は今回の投稿で終わりにできると思っていたのですが。

Written by masayuki.ozawa

4月 11th, 2010 at 9:32 am

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HP t5720 に Windows Embedded Standard 7 をインストール その 2 – 部品の交換 –

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続いては部品の交換について。

まずは、t5720 に標準で搭載されているメモリ / フラッシュメモリを取り外す必要があります。
取り外し方法はマニュアルの記載されていますので、そちらを参照すると分かりやすいと思います。
HP Thin Client 旧マニュアル

以下のマニュアルにカーバーの取り外し方法も含めて記載されています。
Thin Client t5720/t5725 ハードウェア リファレンス ガイド (2006年7月)

 

■取り外し後の環境

メモリとフラッシュメモリを取り外すと以下のような構成となります。
 image
メモリと CF カード取り外し後の内部の写真

この環境にメモリと CF カードを増設していきます。

 

■メモリの増設

メモリに関しては切り欠きがあり、逆差しはできないようになっています。
切り欠きが以下の位置になるようにしてメモリを増設します。
image 
メモリの切り欠きの位置

 

■CF カードの増設

まずは CF カードを変換コネクタに接続します。
KRHK-CF2.5IDE の場合は CF カードを裏向きに接続します。
# GH-CF8GD の場合は以下の画像のように接続をします。

CF カードは左右で溝の幅が異なるのでこれも逆差しはできないと思います。

image
変換コネクタに CF カードを接続

続いて変換ケーブルに 44 ピンの IDE ケーブルを接続します。
今回の変換コネクタの場合、基盤に 1 番ピンと 44 番ピンの位置が記載されています。
以下の画像のようにおいた場合、右側が 1 番ピンになります。
通常、IDE ケーブルは 1 番ピンと対応するケーブルには色つきの線が入っています。
この線と 1 番ピンが対応するようにケーブルを接続します。

image 
IDE ケーブルの接続

最後に本体に IDE ケーブルを接続します。
メモリスロットのすぐ下が 44 番ピンになります。
一番下が 1 番ピンとなりますので、そこに IDE ケーブルの色つきの線を合わせるようにして接続します。

image 
本体に IDE ケーブルを接続

これで、機器の接続は完了です。

今回のケーブル類であれば以下のように置いておけば内蔵してカバーを閉めることができます。
DVC00015
内蔵するための配置

以上で部品の交換は終了です。

マニュアルを参考にカバーを閉じます。

IDE ケーブルがヒートシンクに接触してしまっているので、耐熱テープあたりを貼っておいたほうが良い気もします。
# 44 ピンの IDE ケーブルは通信販売で買っても 700 円でお釣りがきますので、そこまでするかは要検討。

CF カードを使っていますのでゼロスピンドルに関しては部品を交換しても変わりません。

 

■ベンチマーク結果

今回の環境で CrystalDiskMark を使用して測定した結果がこちらです。
image 
部品交換後のベンチマーク

こちらがメイン PC として使っている ThinkPad T61 のベンチマーク結果です。

image
T61 のベンチマーク

CF カードだと、書き込みの測定値が低いですね~。

シンクライアントは基本的にローカルに書き込みは行わないと思いますのでこの速度でも大丈夫なのかもしれないですね。
# Windows Embedded Standard 7 のインストールには 2 時間以上かかりましたが…。

 

次の投稿で Windows Embedded Standard 7 のインストールについて投稿して、環境構築に関しては終わりにしたいと思います。

Written by masayuki.ozawa

4月 10th, 2010 at 3:09 pm

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HP t5720 に Windows Embedded Standard 7 をインストール その 1 – 環境の準備 –

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VDI 環境のクライアントとして、シンクライアントを触りたいな~と以前から思っていてのですが、
今週の頭に HP のシンクライアント [t5720] という端末を入手できる機会がありました。
HP Compaq t5720 Thin Client
HP Compaq t5720 Thin Client (ダウンロードページ)

 

オークションでも結構出品されているようので、個人でも入手しやすいシンクライアントだと思います。
# 先ほど調べてみたら何点か出品されていました。でも結構なお値段するみたいですね。

この端末に [Windows Embedded Standard 7] をインストールする方法を数回に分けてまとめていきたいと思います。

今回は環境の準備について。

 

■t5720 のスペック

t5720 のスペックですが以下の内容になります。

OS Windows XP Embedded Service Pack 2
CPU AMD Geode NX 1500
フラッシュメモリ 512MB
メモリ 512MB DDR SDRAM(うちグラフィックスメモリ用で16MB使用)

t5720 のスペック

HD の代わりにフラッシュメモリを使用した [ゼロスピンドルモデル] となります。

OS は [Windows XP Embedded Service Pack 2] という [Windows XP SP2 ベース]
[組み込みシステム用の Windows] が使われています。
# という表現でいいのかな? Embedded 触るのは今回が初めてなものでして。

[Windows Embedded Standard 2009] という製品もあるのですが、こちらは [Windows XP SP3 ベース] となります。

t5720 の標準 OS は SP2 ベースのため、残念ながら RDP 7.0 をインストールすることができません。
# RDP 7.0 は SP3 のみ対応しているはずですので。
Windows XP 用の更新プログラム (KB969084)

 

■Windows Embedded Standard 7 とは?

Windows Embedded Standard 7 は [Windows 7 をベースとした組み込みシステム用の Windows] になります。
将来のバージョン: Windows Embedded Standard 7

以前は [Windows Embedded Standard 2011] と呼ばれていたようですが、現在は Windows Embedded Standard 7 と
なっているようです。

今までの Windows Embedded は [x86 のみ] だったのですが、Windows Embedded Standard 7 では [x86 と x64] が提供されるようです。

 

■Windows Embedded Standard 7 の入手方法

Windows Embedded ですが、開発者向けのツールという位置づけになっているようで、TechNet サブスクリプションでは入手できず、
[MSDN サブスクリプションからの入手] となります。

image 
MSDN サブスクリプションからダウンロードできる Windows Embedded

シンクライアントは ITPro の領分でもあると思いますので、TechNet サブスクリプションでも提供されるとうれしいんですけどね。
# 私は所属している会社で MSDN を貸与してもらえているため、Embedded をダウンロードすることができるのですが。

Windows Embedded Standard 7 に関しては [現在 CTP] のため、connect からダウンロードすることが可能となっています。
Windows Embedded Standard

今回、使用しているのは [Windows Embedded Standard 7 x86 CTP] になります。

 

■Windows Embedded 7 を導入するために準備した部品

t5720 は、フラッシュメモリ 512 MB / メインメモリ 512 MB という構成になっています。
フラッシュメモリは純正で 1GB のものがあったようなのですが、t5720 自体が生産終了の製品となっているため、
純正を入手するのは難しそうです。

ダウンロードページの最新の Windows Embedded のイメージの注釈として以下の内容が記載されています。

パッケージに含まれるイメージ(5.1.710.XPe3日本語版)の適用には、1-GBフラッシュメモリ / 1-GBメモリ構成以上の対象モデルが必要です。
それ以外の構成の対象モデルに適用した場合、メモリ不足を示す表示がされる場合があります。

 

Windows Embedded Standard 7 の Thin Client のインストールでも [最低でストレージが 1GB は必要] となります。

メモリも 512MB ではきついだろうな~と思って道具箱を探したり、部品を購入したりして以下のスペックにアップグレード。

CF カード 8 GB
メモリ 1024MB DDR SDRAM(うちグラフィックスメモリ用で16MB使用)

アップグレード後のスペック

使用した部品は以下のものになります。

  • メモリ
    DN333-A1G (BUFFALO)
  • CF カード
    GH-CF8GD (グリーンハウス)

    直接 CF カードを t5720 に接続するということはできませんので以下の変換アダプタ / ケーブルを使っています。
    KRHK-CF2.5IDE (玄人志向)
    IDE-44BB (変換名人)

メモリに関しては [200Pin S.O.DIMM] を使い、フラッシュメモリの代わりに [CF カードを IDE 変換] して
IDE ストレージにしています。
標準のフラッシュメモリは 44 ピンとなっているため、[44ピンメス-44ピンメス] の 2.5インチ HD 用のケーブルを
使用して、本体と CF カード変換コネクタを接続しています。
# IDE ケーブルに関しては IR-IFC25S でもよいかもしれません。IDE-44BB はケーブルが結構短めです。

標準のスペックから上記の部品を使ってメモリとストレージを交換し、Windows Embedded Standard 7 の導入を
試してみたのですが、無事にインストールすることができました。

実際の交換手順に関しては、次回の投稿でまとめたいと思います。

Written by masayuki.ozawa

4月 10th, 2010 at 12:08 pm

Posted in Windows Embedded