SQL Server 2025 のベクターデータ型 / べークターインデックスについて確認した内容 その 1 の続きです。
Archive for the ‘SQL Server’ Category
SQL Server 2025 のベクターデータ型 / べークターインデックスについて確認した内容 その 1
SQL Server 2025 のベクターデータ型 (ベクトルデータ型) / ベクターインデックスについて気になっていた内容をいくつか確認したので、その内容を。
SSMS 22 で SQL Sentry Plan Explorer の SSMS アドインを追加する
SQL Server の実行プランを解析するツールとして SQL Sentry Plan Explorer があります。
本投稿を書いている時点では、最新バージョンは 2025.4 となるのですが、このバージョンのリリースノート に記載されている通り、SSMS アドイン (プラグイン) としてサポートしている SSMS のバージョンは SSMS 21 となっています。
Plan Explorer
The Plan Explorer plug-in supports SSMS 21.
現時点では、最新バージョンの SSMS 22 はサポートに含まれておらず、SSMS 22 がインストールされている環境に SQL Sentry Plan Explorer をインストールするだけでは、SSMS 22 で実行プランを右クリックした際の「View with SQL Sentry Plan Explorer」の表示が行われません。
SSMS 22 でこのコンテキストメニューを表示する方法ついて書いておきたいと思います。
SQL Server Management Studio 22 の Copilot を使用した実行プランの分析
Announcing the release of SQL Server Management Studio 22.1 で知ったのですが、SQL Server Management Studio 22 (SSMS 22) で、実行プランを直接 GitHub Copilot チャットに連携して分析する方法が公開されていましたので紹介。
SQL Server で Azure Arc を使用せずに Microsoft Entra 認証を使用する
SQL Server 2022 以降は、Microsoft Entra 認証をサポートしており、Entra ID を使用して SQL Server にアクセスすることができます。
今までは次のドキュメントの手順で設定するという認識があり、Azure Arc による接続が必要だと思っていました。
- チュートリアル: 自動化を使って SQL Server 用の Microsoft Entra 管理者を設定する
- Azure Arc で有効になっている SQL Server のマネージド ID と Microsoft Entra 認証を設定する
ドキュメントを見直していたところ、Azure Arc で接続をしなくても、Entra 認証を使用する方法が公開されていました。
SQL Server 2025 のリソースガバナーの機能強化
SQL Server では、リソース ガバナー というクエリで利用可能なリソースを制御するための機能があります。
SQL Server 2025 では、このリソースガバナーの機能が強化されていますので、情報をまとめておきたいと思います。
Microsoft から提供されているツールを使用した Copilot から SQL Server の操作について
Copilot Chat から SQL Server を操作するツールとして MCP Server があり、SQL Server をサポートする MCP Server も公開されています。
- Microsoft が公開している MCP Server となり、Introducing MSSQL MCP Server (Preview) でアナウンスされている。
Copilot Chat から SQL Server を操作する方法としては、当初 MCP Server を使用しての操作となっていたのですが、現在は異なる方法を使用する方向に向いているように思えます。
本投稿では、MCP Server 以外の方法で Copilot Chat から SQL Server を操作する方法について情報を整理しておきたいと思います。
統計情報の同期的自動更新とクエリタイムアウト時の挙動について
SQL Server の統計情報の自動更新はデフォルトの設定では同期的更新が行われます。
統計情報の自動更新のしきい値を超える更新が行われた場合、該当の統計情報を利用するクエリが実行された場合、そのクエリが統計情報の更新のトリガーとなり、統計情報の同期的自動更新が行われます。
この際、クエリのタイムアウトが絡むと、統計情報の自動更新の挙動で気を付ける点があります。
SQL Server 2025 のローカル ONNX ランタイムを使用する場合に公式ドキュメントだけではわからなかったいくつかのポイント その 2
SQL Server 2025 のローカル ONNX ランタイムを使用する場合に公式ドキュメントだけではわからなかったいくつかのポイント の続きとして追加で検証した内容についてまとめておきたいと思います。
SQL Server 2025 のローカル ONNX ランタイムを使用する場合に公式ドキュメントだけではわからなかったいくつかのポイント
SQL Server 2025 では AI 機能の強化として、「埋め込み (Embedding) の生成」を行うことができます。
SQL Server 2025 の Embedding の利用方法は次の種類があるかと思いますが、本投稿の内容は「2.」のパターンでの利用となります。
- 外部 REST API を使用する (HTTPS でのアクセスが必須)
- Azure OpenAI
- OpenAI
- Ollama
- ローカル ONNX ランタイムを使用する
このパターンを使用する際には、ローカル ONNX ランタイムの例 をチュートリアルとして進めていくことになりますが、私の現状のスキルでは、このドキュメントだけでは対応できない内容がいくつかありましたので、ポイントをまとめておこうと思います。