自宅の検証環境用の NUC は vPro モデルを使用しており Intel AMT (Intel Active Management Technology) によるリモート管理を実施することができます。
vPro モデルであれば、Intel Management Engine BIOS 拡張オプション (MBEx) のセットアップを行うことで、KVM によるリモート操作や、電源管理を行うことができるようになります。
手元の NUC の何台かで設定を行っていないものがありましたので、この機会の設定方法をまとめておこうかと。
現時点では、Intel NUC Kit は Pro Kit や Extreme Kit のモデルでないと、vPro は搭載されていないかと思います。
Intel NUC Kit でも使用できないモデルはあるのはご注意を。
vPro 搭載モデルだと、Windows Server 向けの NIC のドライバーも提供されているケースが多く、Server OS で NIC を認識させるのが楽ですので、私は NUC を購入する際は vPro 搭載モデルを購入しています。(Gen 8 までは、実際に Windows Server 2019 で使用できています)
ドライバーについては、次の情報を確認するとよいかと。
古いバージョンのドライバーが必要な場合、2019 / 10 向けのドライバーからダウンロードする必要があります。
本文内にも記載していますが、最終的な管理には Intel R Manageability Commander を使用しています。
Manageability Commander の実行は Electron が必要となり、インストール方法については、インストールディレクトリ (C:\Program Files (x86)\Intel\Intel Manageability Commander) の「ReadMe-PostInstall.txt」に記載されています。
electron-v8.0.3-linux-ia32.zip をダウンロードし、展開したものを、インストールディレクトリにすべてコピーすれば起動することができます。
以前は、「vPro 搭載の Intel NUC で Intel AMT を設定してリモート管理を可能にする」のタイトルだったものを変更しました。
Intel は NUC 事業から撤退し、ASUS が業務を継承しましたので、今後は https://www.asus.com/jp/content/nuc-overview/ から情報を確認する必要があるかもしれませんね。
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