今日は外出時の移動の際に [Windows Azure実践クラウド・プログラミングfor C#/Visual Basic/PHP] を読んでいました。
書籍の中に、[アプリケーションの監視 / ロギング – 診断モニタ ?] という章があり、その中にパフォーマンスモニタについての
記載があります。
移動中にこの章を読んでいました。
最近、SQL Azure を少しずつ触っているのですが、SQL Azure のパフォーマンス情報はどのように取得すればよいのだろうと
ふと思いました。
そういえば Spotlight on SQL Server は SQL Azure にも対応していたな~と思いさっそく試してみました。
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Contents
■Spotlight on SQL Server の入手
Spotlight on SQL Server の提供元である Quest 社のホームページから 30 日のトライアル版を入手することが可能です。
SpotlightR on SQL Server Enterprise
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■Spotlight on SQL Server のインストール
Spotlight on SQL Server ですが、実行する端末または他の端末に情報収集用のデータベースを作成する必要があります。
# 昔のバージョンだと、空のデータベースがあれば良かったはずなのですが、現在の Spotlight on SQL Server は診断サーバー用の
機能をインストールして情報収集用のデータベースを作成する必要があるようです。
今回は Spotlight on SQL Server をインストールする端末として、
- Windows 7 x86 Enterprise Edition
- SQL Server 2008 R2 Developer Edition
がインストールされている環境を用意しました。
SQL Server 2008 R2 Developer Edition ではデフォルトで [TCP/IP] が無効になっているので、TCP/IP での接続を許可するよう
SQL Server 構成マネージャーで設定をしておきます。
それでは、Spotlight on SQL Server のインストールを開始します。
- Spotlight on SQL Server のインストーラーを実行します。
- [Typical] を選択します。
? - [Install Spotlight Client] と [Install Diagnostic Server] を選択 (デフォルト) して、[Next] をクリックします。
- [I accept the license agreement] を選択して、[Next] をクリックします。
- [Install Diagnostic Server on this computer] を選択 (デフォルト) して、[Next] をクリックします。
- 診断サーバーのサービスアカウントを指定し、[Next] をクリックします。
今回は [Use the local System account] を選択して、ローカルシステムアカウントでサービスを起動します。
- 管理者とユーザーアカウントについては、デフォルトの状態にして、[Next] をクリックします。
デフォルトだと両設定にインストーラーの起動アカウントが設定されるようです。
- [Create] をクリックします。
- [Create] をクリックします。
- [OK] をクリックします。
- 今回はローカルインスタンス上に過去データ用のデータベースを作成していますので [Instance] に [localhost] を設定して、
[Next] をクリックします。
- [Next] をクリックします。
- [Start] をクリックして、インストールを開始します。
? - [Finish] をクリックしてインストールを完了します。
以上でインストールは完了です。
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続いて本番、SQL Azure に接続をしたいと思います。
SQL Azure には、[SQLAzure] というデータベースを作成してあります。
Spotlight on SQL Server から接続ができるように SQL Azure のファイアウォールも設定済みです。
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■Spotlight on SQL Server で SQL Azure に接続
それでは、Spotlight on SQL Server を使用して SQL Azure に接続をしてみたいと思います。
- Spotlight on SQL Server を起動します。
- [SQL Azure] を選択して、右クリック → [Connection manager] をクリックします。
- [Add new connection] をダブルクリックします。
- 準備した SQL Azure への接続情報を入力して、[OK] をクリックします。
# ユーザー名は [@サーバー名] で修飾せず、ユーザー名だけ入力すれば問題ありません。
- コネクション設定が作成されますので作成された設定をダブルクリックします。
以上で、SQL Azure への接続は終了です。
SQL Azure に接続をすると以下のような情報を取得することが可能です。
こちらが、SQL Server 2008 R2 の情報を取得した画面になります。
Spotlight on SQL Server で取得できる情報ですが、オンプレミスの SQL Server と比較するとかなり少ない情報になっているようですね。
どのような情報が実際に取得できるかは別の機会にまとめてみたいと思います。
[…] 以前、Spotlight on SQL Server で SQL Azure に接続 という投稿をしました。 […]
Spotlight on SQL Server で取得できる SQL Azure の情報 « SE の雑記
5 6月 11 at 21:29