Azure Local で 23H2 OS から 24H2 OS にアップグレードした環境の 12.2508.1001.52 に対して 12.2509.1001.22 を適用しようとしたところ、「更新プログラムのダウンロード」のフェーズで次のエラーが発生しました。
更新タスク
Invalid update package結果
Error開始時刻
2025-09-30T12:06:01.9065067Z終了時刻
2025-09-30T12:07:54.9588102Z説明
1. Verify update file contents and prepare the update package manually. For detailed instructions, see https://aka.ms/TroubleshootAzureStackUpdatesエラーの詳細
Could not find a part of the path ‘C:\ClusterStorage\Infrastructure_1\Shares\SU1_Infrastructure_1\Updates\Packages\Solution12.2509.1001.22\Platform\ISO\sources\replacementmanifests\microsoft-windows-appx-deployment-server\microsoft.windows.secondarytileexperience_10.0.0.0_neutral__cw5n1h2txyewy.xml’.
このエラーが発生した場合の対応について残しておこうと思います。
Contents
エラーが発生した原因
エラーですが、メッセージのパスに「microsoft.windows.secondarytileexperience_10.0.0.0_neutral__cw5n1h2txyewy.xml」が存在していないことで発生しています。
このファイルは実際に Azure Local 上のパスを確認しても存在していない状態となっています。
「C:\ClusterStorage\Infrastructure_1\Shares\SU1_Infrastructure_1\Updates\Packages\Solution12.2509.1001.22\Platform\ISO\sources\replacementmanifests\microsoft-windows-appx-deployment-server\microsoft.windows.secondarytileexperience_10.0.0.0_neutral__cw5n1h2txyewy.xml」ですが、264 文字のパスとなっており、ロングパスの制約に該当しているため、ファイルの展開が実施できていないようでした。
エラーの対応
今回エラーが発生している環境では パスの最大長の制限 の設定 (HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\FileSystem LongPathsEnabled (REG_DWORD): 1) は自動で設定されていました。
しかし、設定後の再起動が行われていなかったのか、ロングパスの認識が期待通り行われていないようでした。
再起動後は、エラーが再発することなく更新プログラムの適用を継続することができました。
24H2 OS をクリーンインストールした環境では初期状態でレジストリは設定されていましたので、23H2 OS から 24H2 OS にアップグレードした環境が何らかのタイミングでロングパスが認識しなくなっていたというような挙動なのでしょうか…。