Azure の IaaS (仮想マシン) に SQL Server をインストールした場合、AlwaysOn 可用性グループで可用性を向上させることが多いかと思います。
IaaS の SLA は Virtual Machines の SLA に記載されており、可用性セットや Premium SSD を使用することで稼働率を上昇させることは可能です。
AlwaysOn 可用性グループを使用した場合は、可用性セットによる稼働率の向上を行いますが、IaaS の可用性セットでは、可用性セット内のいずれかのインスタンスへの接続を保証することになるため、クラスター内のいずれかのサーバーが停止した時間が発生するということになります。
クラスターの標準の設定であれば、数秒程度の停止であればフェールオバーを発生させることなくシステムを稼働させることはできますが、メンテナンスで数 10 秒停止するようなケースでは、フェールオーバーが発生することになります。
メンテナンスが発生した場合に、できるだけフェールオーバーを発生させないようにするための情報については、いくつかの情報が公開されていますので、本投稿ではその情報をまとめておきたいと思います。
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