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Archive for 3月 29th, 2010

SCCM 2007 の勉強メモ

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ブログの下書をのぞいていたところ本投稿がお蔵入りとなって残っていました。
破棄するのももったいないかな~と思い、一応ブログにアップしておくことにしました。

複数サーバー構成についてはきちんとブログでまとめたいと思います。

■SCCM 2007 のバージョン

2010/1/15 時点では SCCM 2007 R2 SP2 が最新のバージョンとなります。
SCCM 2007 R2 は SCCM 2007 SP1 以降のバージョンに追加モジュールとしてインストールをするため、
単体ではインストールすることができません。

SP2 を適用しても R2 を別途インストールしないと SCCM 2007 R2 にはなりません。

TechNet サブスクリプションで提供されている SP2 のメディアは差分アップデートではなく、インストールイメージも
含まれているので 2007 RTM → SP1 → SP2 という順でインストーしなくても SP2 のメディアからインストールすれば、
With SP2 の状態でインストールされます。

SP2 → R2 の順でインストールすることで最新の状態となります。

■Windows Server 2008 R2 への対応状況

SCCM 2007 SP2 以降で Windows Server 2008 R2 に対応します。
Configuration Manager 2007 SP2 がサポートする構成

SCCM 2007 のサーバーコンポーネントは x86 のみとなっているため、Windows Server 2008 R2 では
WOW64 での動作となります。

■SQL Server 2008 への対応状況

SCCM 2007 SP1 以降で SQL Server 2008 に対応します。
Configuration Manager 2007 SP1 がサポートする構成

SCCM 2007 + SQL Server 2008 の組み合わせでは、以下の KB の更新プログラムを適用したほうがよいようです。

■SCCM の基本的な構成

SCCM はサイトという階層構成で管理がされます。
サイトには 3 種類あります。

セントラルサイト 階層構成のルートとなるサイトです。セントラルサイトはプライマリサイトになります。
(セカンダリサイトをセントラルサイトにすることはできません)
最初に作成したプライマリサイト = セントラルサイト になるイメージかと。
プライマリサイト サイト用の SQL Server のデータベースを保持するサイトです。
プライマリサイトの下にセカンダリサイトを構成することができます。
セカンダリサイト サイト用の SQL Server のデータベースを保持しないサイトです。
サイトの構成情報は親サイトのデータベースに格納します。
セカンダリサイトの下にセカンダリサイトを構成することはできません。
セカンダリサイトに関しては追加の SCCM のサーバーライセンスは不要です。

?

image

SCCM クライアントは各サイトに関連付けられて管理されることになります。

1 つのサイトには複数のサーバーを配置することができます。
サーバーを複数配置し、役割を分散させることで負荷を低減させることができます。

各サイトで提供される機能はサイトシステムで構成されます。
サイトシステムには以下の役割があります。

役割
Configuration Manager コンポーネント サーバー
Configuration Manager サイト サーバー
Configuration Manager サイト システム
Configuration Manager サイト データベース サーバー
SMS プロバイダ
管理ポイント
サーバー ロケータ ポイント
レポート ポイント
フォールバック ステータス ポイント


■SCCM 2007 の冗長化

検証用だと 1 台で構築してしまいますが企業向けだと冗長構成の必要性を考慮する必要があります。
SCCM 2007 の冗長構成はクラスタではなく、複数のサーバーに同一の役割をインストールすることで構成します。
一部の役割では NLB で負荷分散ができるようです。

■Active Directory のスキーマ拡張の必要性

SCCM 2007 の自習書を読むと Active Directory のスキーマ拡張の作業が書かれています。
Active Directory のスキーマ拡張は、SCCM クライアントで [サイトコードの自動探索] をするために必要となります。
スキーマ拡張をすることで、管理ポイントの情報を Active Directory に格納することができます。
スキーマ拡張をしない場合は、SCCM で [サーバーロケータポイント] の役割が必要となります。

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スキーマ拡張により、AD 上に SCCM の管理ポイントの情報を保持するためのクラス / 属性が作成されます。
# [msSMS~] とついているものが拡張により作成されるもののようです。

この拡張した属性を使用することで管理ポイントの情報が AD のドメインパーティション上に作成できるようになります。
自習書で [System Management] というコンテナを作成している個所が、管理ポイント用のコンテナを作成している個所になります。

このコンテナに対して、サイトサーバーのコンピュータアカウントの [フルコントロール] を許可することで、SCCM の
サイトサーバーが管理ポイントの情報を AD 上に格納できるようになります。
SCCM 2007 のコンピュータアカウントを含めるグループを作成して、そのグループにコ
ンピュータアカウントを追加して、
グループに対してフルコントロールを設定するのが管理上便利だと思います。

■動作モードの種類

SCCM には以下の 2 種類の動作モードがあります。

ネイティブモード インターネット上のクライアントも管理できるモードになります。
(SMS クライアントを含まない環境でも利用可能なモード)
サイト – クライアント間通信は SSL が利用され暗号化された状態となります。
SSL 通信を使用するため証明書が必須となります。

HTTPS (443) による通信

混在モード SMS 2003 との互換用 / インターネット上のクライアントは管理しないモードになります。
通信は暗号化されない状態となります。(SSL を使用していないため)
社内ネットワークで利用するのであれば混在モードのほうが構築しやすいと思います。

HTTP (80) による通信

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■WSUS のインストール有無

SCCM では、[ソフトウェアの更新ポイント] の役割を持つサーバーを構築する場合、WSUS がインストールされた
サーバーが必要となります。

[ソフトウェアの更新ポイント] の役割をローカルではなくリモートに持つ場合は、WSUS 本体ではなく、
WSUS 管理コンソールをインストールしておきます。
# WSUS or WSUS 管理コンソールのどちらかが必須コンポーネントとなります。
WSUS の管理コンソールは WSUS のインストーラーからインストールすることができます。

Windows Server 2008 R2 で WSUS を使用するためには WSUS 3.0 SP2 が必要となります。

WSUS の管理 UI を使用するためには、[Microsoft Report Viewer 2008 再頒布可能] が必要となります。
Microsoft Report Viewer 2008 SP1 Redistributable – 日本語
Microsoft Report Viewer 再頒布可能パッケージ 2008 SP1 Language Pack – 日本語

■サイト システムの追加

SCCM のサイトにサーバーを追加する場合は、サイトに対してサイトシステムを追加します。
# 追加するサーバーでインストーラーを起動するという方法ではありません。

image?
サイトシステムのインストールはコンピュータアカウントまたは、使用するアカウントを指定することができます。
使用するアカウントをローカルの Administrators グループに入れておけばインストールはできるかと。
ファイアウォールでドメインネットワークに [ファイルとプリンタの共有] は許可になっている必要がありそうです。

追加する際に、どの役割を持たせるかを選択します。
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サイトシステムの追加をすると、追加するサーバーに対してコンポーネントのインストールが実行されます。
役割を一つも選択しない状態だと、追加サーバー側に対してコンポーネントのインストールは実行されないようです。
# SCCM の構成上登録はされるのですが、追加したサーバーに対して処理はされていないように見受けられます。

コンポーネントのインストール状況は、[コンポーネントのステータス] の [SMS_SITE_COMPONENT_MANAGER] の
メッセージで確認することができます。
image?

インストールの状況は追加するサーバーの [イベントビューア] の [アプリケーション] でも確認することができます。
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Written by Masayuki.Ozawa

3月 29th, 2010 at 10:50 am

Posted in System Center

QNAP の NAS で iSCSI を設定

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先週、QNAP の TS-439 Pro というモデルの iSCSI に対応した NAS を購入しました。
現行モデルは TS-439 Pro Ⅱ というモデルになりこのひとつ前の製品となります。
# この、ひとつ前の製品を型落ちの新品でなく、中古で購入した購入しました。

この NAS を使った iSCSI ターゲットの設定方法を。

■iSCSI ターゲットの設定

TS-439 は Web ベースの管理コンソールを持っており、iSCSI の設定もこの管理コンソール上で実行することができます。
iSCSI の設定もシンプルで、ターゲットを定義して、そのターゲットに対して LUN を割り当てるだけで、
iSCSI ターゲットの設定をすることができます。

  1. iSCSI ターゲットの有効化
    デフォルトでは、iSCSI サービスは無効になっているので、iSCSI サービスを有効にします。
    といってもチェックをつけるだけですが。
    image
  2. ターゲットの作成
    ターゲットについては、ウィザードが用意されているので、ウィザードに従って操作することで作成できます。
    image
    ターゲット名とターゲットのエイリアスを入力して、
    ?image
    CHAP 認証の設定をするとターゲットの設定は完了です。
    image
  3. 続いて LUN の設定です。
    LUN の作成方法には 2 種類があり、[シン・プロビジョニング] という 容量可変と、[即時配分] という容量固定の LUN の
    2 つの方法があります。
    シン・プロビジョニングであれば、設定した容量を実際に確保するわけではないので、検証用のディスク領域を
    十分に確保することができます。
    # この機能があるので、ディスクが 2 本の TS-239 でもよかったのかな~と思っています。
    image?

    LUN をどのターゲットにマッピングするかを選択して設定完了です。

    image

以上で、iSCSI の設定は完了です。
image?

アクセス制御については、ターゲット単位ではなく LUN 単位で設定することになります。
iSCSI イニシエータがアクセスすることができる、ターゲットを設定するのではなく LUN を設定するので、
細かなアクセス制御をする場合は少し大変かもしれないですね。
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QNAP の NAS では、iSCSI ターゲットに必要な基本的な機能は実装されていると思います。
この NAS は Gigabit の NIC が 2 個ついており、ポート・トランキング機能を使って NIC のチーミングをすることも可能です。
最近の NAS はいろいろと機能が付いているんですね。
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私の検証環境であれば、TS-439 というディスクが 4 本入るモデルでなく、 TS-239 というディスクが 2 本のモデルでも
十分だったのですが、新品の TS-239 ProⅡ とほとんど変わらない値段だったので、TS-439 Pro の購入となりました。

今回の NAS を購入しようと思った決め手になったのが、[Supports SPC-3 Persistent Reservation] ということです。
QNAP NAS Products Comparison

[Persistent Reservation] をサポートしているので、クラスタの検証の記憶域のチェックをパスすることもできます。
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CSV でも有効なディスクとして iSCSI の LUN を設定することができ、Live Migration も実行することができました。

ただし、私の環境では CrystalDiskMark や SQLIOSIM のようなソフトで、iSCSI 経由で負荷をかけ続けるとなぜか、
NAS が再起動してしまうという現象が発生してしまい、どこまで使うことができるか少し不安です。
# MPIO を設定すると高確率で再起動するのですが、シングルパスで負荷をかけると発生頻度が落ちる (皆無ではなく) という
  結果にはなっているのですが、根本的な解決方法がいまだわからず…。
  Small Business 向けの製品であるはずなので、それなりに安定しているはずなんですけどね。
??? このような現象の解決について情報をおもちのかたがいらっしゃいましたらご連絡いただけるととても助かります。
??? 突発のシャットダウンが実行されると RAID の再同期が実行され、RAID-5 で 5 時間程再同期に時間が取られてしまうんですよね。

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■パフォーマンスを測定

パフォーマンスをとってみようと、CrystalDiskMark で測定した結果がこちらです。
環境としては ML115 G5 のオンボードの Gigabit の NIC で接続をしている状態になります。
NAS のディスクとしては WDC WD10EARS を使用しています。
MTU に関してはデフォルトの状態です。

ちょっと Seq Write が低いかな~と思うのですがこんなところでしょうか。
image??

ML115 G5 のローカルディスクの測定結果がこちら。
こちらは WDC WD10EADS を使用しています。
# オンボードの RAID コントローラのRAID-10 で組んであります。
ML115 G5 の RAID はソフトウェア RAID のはずなので、速度はそれほどでていないと思います。image

突然再起動するという現象さえ発生しなければなかなか快適なディスクアクセスかと。
QNAP の NAS はこの価格帯の NAS としては高機能で結構使い勝手が良さそうですね。

インターネットだと オリオスペック さんで購入することが可能です。
興味のある方は一度ご覧いただければと思います。

Written by Masayuki.Ozawa

3月 29th, 2010 at 1:56 am

Posted in Storage Server