<MED-V インストール手順 [クライアント 設定編] その 1
ここまで MED-V のテスト用のイメージを使って動作を確認することができました。
あとは実運用で使用する最終的な展開イメージを作成する必要があります。
[展開用イメージの作成]
テスト用イメージだけでは他のクライアントに展開できませんので、最終展開用のイメージを作成します。
この作業も今までのクライアント側の作業と同様に [MED-V Management] で行います。
- [Images] ボタンをクリックします。
- [Local Packed Images:] の [New] をクリックします。
? - [Browse] ボタンをクリックし、Virtual PC の VMC ファイルを選択します。
Image name には任意の内容を入力し、[OK] をクリックします。
この作業はテスト用のイメージ作成のときと変わらないですね。
テスト用のイメージ名がプルダウンから選べましたので今回はそれを選択しています。
# VMC ファイルは手動で Virtual PC のイメージを選択しています。
- 展開用イメージの作成が始まります。
? - [OK] をクリックします。
? - 展開用のイメージは [C:MED-V ImagesPackedImages] に作成されています。
種類が [Kidaro ~] なのはご愛嬌ということで。
# MED-V はもともと Kidaro 社が作っていたものですので。
元の VHD ファイルと比較するとそれなりに圧縮されているみたいです。
? - 作成が終了すると [Local Packed Images:] に展開用イメージが追加されます。
バージョンツリーになっているので細かく管理できそうですね。
[展開用イメージのアップロード]
これで一通りのモジュールは揃いましたので展開用のイメージをアップロードします。
- [Local Packed Images:] からアップロードするイメージを選択します。
- [Upload] をクリックします。
- サーバーにアップロードが開始されます。
- アップロードが完了したら [OK] をクリックします。
- サーバー上にファイルがアップロードされていることが確認できます。
これで一通りの作業は終了になります。
MED-V クライアントは展開用パッケージの作成等で [C:MED-V Images] を使いましたので一度全ファイルを削除してみました。
MED-V の管理コンソールの [Images] もサーバーにアップロードしたものだけになっています。
?
この状態で [MED-V] を起動します。
ログオンとワークスペースの選択画面の後にイメージのダウロード処理が実行されます。
あとはテスト用のイメージ実行等と変わりません。
サーバーに展開したイメージを選択しているワークスペースでは? [Use Test Image] / [Use Deployed Image] の選択はありませんので
スムーズにアプリケーションが実行できると思います。
# (server) がついているイメージですね。
効率の良いイメージ管理方法やセキュリティ、各設定の内容を確認する等、実運用を考えていろいろと検討することはありますが、
この環境があればいろいろと試していけそうです。
テスト用イメージで設定やインストールアプリを変えて展開用イメージとしてパックするといった操作も覚える必要があるでしょうし。
Office を入れて以下の画像のような環境までは作成できました。
File Transfer 機能で Virtual PC 上のファイルを直接コピーすることもできます。(送ることもできそうです。)
# MED-V は画面を転送しているだけですのでファイルの保存をすると Virtual PC 上に保存がされるようです。
?? App-V のほうがとりまわしはよさそうですね。App-V は SCCM 経由でシーケンスしたパッケージも配布できますし。
?
日本語版が発売されるまでは時間がありそうですので、ローカライズされたドキュメントはなかなか出なさそうですね。
App-V も試して、アプリケーション仮想化を一通り触れてみたいと思います。
ひとまず MED-V の投稿はここまでで。この投稿がブログを見ていただいた方の参考になれば幸いです。
今後はクラスタの設定系をまとめながら SQL Server のバックアップの基礎といった投稿も始めてみたいと思います。
# もちろん App-V の設定手順も。そのためにサーバー名を MDOP に設定しましたので。