SE の雑記

SQL Server の情報をメインに Microsoft 製品の勉強内容を日々投稿

[Web サーバー立ち上げ体験日記]Community Server の日本語化

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スキルチャージ プログラムの公開期限まで残り 2 週間程になりましたので公開用に Community Server を
日本語化したいと思います。

[日本語化]

Community Server は英語です。しかし私は英語は苦手です…。
日本語リソースを公開してくださっている方がいらっしゃいますのでそちらを使用させていただこうと思います。
# 日本語リソースは USERS GROUP で公開されているものを使用させていただきました。
  Community Server 2008.5 日本語リソース

  1. ダウンロードしたファイルを [Languages] ディレクトリに保存します。
    image
  2. [languageslanguages.xml] をテキストエディタで開きます。
  3. 以下の内容を追加し [UTF-8] 形式で保存します。

    <language name="Japanese" key="ja-JP" />

    # <language name="U.S. English" key="en-US" />?? の下に追加します。
    image

  4. Community Server のインストールディレクトリの [CommunityServer.config] をテキストエディタで開きます。
  5. 以下の変更をし [UTF-8] 形式で保存します。

    ??? <Core
    ??????? defaultTheme="hawaii"
    ??????? defaultLanguage="en-US"
    ??????? disableEmail="false"
    ??????? disableIndexing="false"
    ??????? disableThreading="false"

    ??? <Core
    ??????? defaultTheme="hawaii"
    ??????? defaultLanguage="ja-JP"
    ??????? disableEmail="false"
    ??????? disableIndexing="false"
    ??????? disableThreading="false"
    に変更します。

以上で日本語化は終了です。
Community Server のトップページを開くと日本語化されていることが確認できると思います。
image

[タイムゾーンの変更]

初期設定ではタイムゾーンは [(GMT -08:00) Pacific Time (US & Canada)] に設定されていますので
これを日本の設定に変更します。

タイムゾーンの設定はコントロールパネルで行います。
コントロールパネルを使用するにはインストール時に設定したユーザーでログインすると使用できます。

image

  1. [コントロールパネル] → [サイトの管理] をクリックします。
    ?image
  2. [Setup] をクリックします。
    image
  3. [Basic Site Configuration] の [Time Zone] を変更し [保存] をクリックします。
    image
    image
    [Date Format] と [Time Format] はお好みに合わせて変更します。

[テーマのコピー]

日本語化ではないですが、今後テーマもカスタマイズしようと思っていますので、デフォルトの [hawaii] の
コピーを作成したいと思います。

  1. [インストールディレクトリThemeshawaii] のコピーをディレクトリ内に作成します。
    今回は [Engineer-Memo] としてコピーしました。
    ?image
  2. コピーしたディレクトリ内の [theme.config] をテキストエディタで開き [hawaii] となっている個所を
    コピーしたディレクトリ名 (今回であれば Engineer-Memo) に置き換えます。
  3. Community Server に管理者でログインしコントロールパネルを開きます。
  4. [システム管理] → [サイトの管理] をクリックします。
  5. [Site Theme] をクリックします。
    image
  6. プルダウンから作成したテーマを選択し [保存] をクリックします。
    ?image

無理やりな気もしますがひとまずこれでカスタマイズ用のテーマを作成することができました。

後は公開に向けて機能の制限等をしてみたいと思います。

Written by Masayuki.Ozawa

4月 29th, 2009 at 11:38 am

MED-V の次期バージョンについて

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Microsoft の MDOP チームのブログを見ていたところ以下の記事が↓
How MED-V v2 helps you manage Windows XP Mode

MED-V v2 の話が出ていますね。

MED-V v2 の内容については Windows チームのブログに↓
How MED-V v2 Helps You Manage Windows XP Mode

  • MED-V v2 will add support for Windows 7 (both 32 bit and 64bit) and Windows Virtual PC.
  • MED-V v2 beta will be available within 90 days of Windows 7 GA
    目玉は Windows 7 と 64 ビットクライアントのサポートのようですね。
  • この記事で MED-V と Windows XP Mode に関しても記載されています。
    MED-V は集中管理や展開といった面で XP Mode より優位性があるようですね。

    Windows XP Mode は Windows 7 の Professional Edition 以上で使用できますが、
    MED-V は MDOP ですので Windows 7 の Enterprise Edition 以上になると
    思いますので利用できるエディションにも違いがありそうです。

    Written by Masayuki.Ozawa

    4月 29th, 2009 at 5:36 am

    Posted in MDOP

    Hyper-V 1.0 と Hyper-V 2.0 間のゲスト OS の移行について

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    私の使用している環境は SCVMM 2008 R2 Beta で Windows Server 2008 の Hyper-V 1.0 と
    Windows Server 2008R2 Beta の Hyper-V 2.0 を複数台管理しています。

    Hyper-V 1.0 と 2.0 の間で SCVMM の移行機能を使ってサーバー間でゲスト OS を移行しようとしたところ
    以下のメッセージが表示されました。
    # Hyper-V 2.0 → 1.0 にゲスト OS を移行しました。

    image?

    バージョンが異なる Hyper-V 間でゲスト OS を移行する場合は以下の条件を満たす必要があるようですね。

    1. ゲスト OS は停止状態にする (保存状態は NG)
    2. スナップショットはすべて削除する

    いろいろとやっていたらうまく移行できずに再構築になってしまいましたが…。

    Written by Masayuki.Ozawa

    4月 29th, 2009 at 5:21 am

    Posted in Hyper-V

    Windows XP Mode と MED-V

    leave a comment

    今日は Windows 7 に搭載される [Windows XP Mode] についての話題が多いのですが、
    ざっくりと記事を読んでみる限りは MED-V に近いのでしょうか。
    Windows XP Mode は?Virtual PC 内に構築された Windows XP 環境に対して
    アプリケーションをインストールして使用するようです。
    ?
    [個人で XP でしか動作しないアプリケーションを使用する場合]
    Windows XP Mode
    ?
    [企業で XP でしか動作しない特定のアプリケーションを展開する場合]
    MED-V
    ?
    という使い分けになるのでしょうか??
    Vista に Windows XP Mode が搭載されるという記事は見当たらないので、Vista の場合は
    MED-V が唯一のソリューションになりそうですね。
    ?
    Windows XP Mode によって Vista を使用する人が一気に減りそうな気が…。
    ?
    ?

    Written by Masayuki.Ozawa

    4月 27th, 2009 at 3:51 pm

    Posted in MDOP

    [Web サーバー立ち上げ体験日記]Community Server 2008.5 SP1 のインストール その 4

    leave a comment

    <[Web サーバー立ち上げ体験日記]Community Server 2008.5 SP1 のインストール その 3

    最後に Community Server をインストールします。

    まずは Web Install 版から実施したいと思います。

    [Web Install 版]

    1. ダウンロードしたモジュールの [Web] ディレクトリをサイトに設定したディレクトリに展開します。
      image image
    2. [Installer] ディレクトリの [default.aspx] をテキストエディタで開きます。
    3. 以下の変更を行い保存します。

      InstallerEnabled = false;

      InstallerEnabled = true;
      に変更
    4. ブラウザで [http://localhost/installer/default.aspx] にアクセスします。
    5. [Next >] をクリックします。
      image
    6. [I Agree] を有効にし、[Next >] をクリックします。
      ?image
    7. SQL Server 名を入力し、[Windows Authentication] を選択し、[Next >] をクリックします。
      # 名前付きインスタンスを使用している場合はサーバー名インスタンス名 (localhostSQLEXPRESS)になります。
      ?image
    8. データベースを選択し、[Next >] をクリックします。
      データベース作成時に既定のデータベースを設定しているので Community Server 用でデータベースが
      選択されているはずです。
      ?image
    9. [Script ASP.NET MemberRoles ] [Create Sample Data] を有効にし、[Next] をクリックします。
      ?image
    10. 管理者ユーザーのユーザー情報を入力し、[Next >] をクリックします。
      メールアドレスは実際に送信できないものでも問題ありません。
      image?
      Community Server 用のデータベースに EXECUTE 権限を設定していないと [Next >] をクリックすると
      以下の画面のエラーが発生します。
      image
    11. テキストエリアに表示されている内容をコピーします。
      image
    12. サイトのディレクトリにある [connectionStrings.xml] をテキストエディタで開きます。
    13. <connectionStrings></connectionStrings> をコピーした内容に置き換え保存します。
      ?image
    14. [Installer] ディレクトリの [default.aspx] をテキストエディタで開きます。
    15. 以下の変更を行い保存します。

      InstallerEnabled = true;

      InstallerEnabled = false;
      に変更

      # Instller ディレクトリ毎削除しても可です。

    16. [SQL Server Management Studio Express] を起動します。
    17. [新しいクエリ] をクリックし、作成したデータベースを選択した状態にします。
    18. 以下のクエリを実行します。

      USE [データベース名]
      GO
      REVOKE EXECUTE TO [コンピュータ名ユーザー名]
      GO

      [実行例]
      USE [App]
      GO
      REVOKE EXECUTE [TESTSERVERAppPoolUser]
      GO

      ?

      REVOKE ~ はインストールが完了し、データベースレベルの EXECUTE は不要なため設定を解除しています。

    [MSI 版]

    手順を一通り作成し終わってから気づいたのですが、 MSI 版でインストールすると事前に作成したデータベースや
    アプリケーションプールは使用されません…。
    インストーラーの中でデータベースを作成したり、[CommunityServerAppPool] というアプリケーションプールが使用されます。

    1. ダウンロードした [.msi] のモジュールを実行します。
    2. [Next >] をクリックします。
      image
    3. [Next] をクリックします。
      image
    4. [I Agree] を選択し、[Next >] をクリックします。
      image
    5. [Just me] を選択し、[Next] をクリックします。
      image
    6. [Next] をクリックし、モジュールをインストールします。
      image image
    7. ウィザードが起動したら [Next] をクリックします。
      image
    8. [Use existing web site] からインストールするサイトを選択し、[Install to root folder] を選択し [Next >] をクリックします。
      デフォルトは [Install to virtual folder] で [cs] が選択されていますが今回はルートにインストールします。
      ?image
    9. [はい] をクリックします。
      image
    10. SQL Server の情報を入力し、[Next >] をクリックします。
      ?image? MSI 版だと新規データベースの作成出ないと駄目なようですね。
      既存のデータベースを設定すると以下のダイアログが表示されます。
      image
    11. データベースを作成できるユーザーを指定し、[Next >] をクリックします。
      image
    12. 管理者ユーザーの情報を入力し、[Next >] をクリックしインストールを開始します。
      image image
    13. [Finish] をクリックします。
      image
    14. [Close] をクリックします。
      image

    ?

    以上でインストールは完了です。

    [http://localhost/default.aspx] にブラウザでアクセスすると Community Server が表示されます。

    image

    これで Community Server のインストールは終了です。

    ブログ / Wiki / フォーラムがあるのでこれでいろいろと情報を載せていくことができそうです。

    Written by Masayuki.Ozawa

    4月 26th, 2009 at 11:43 am

    [Web サーバー立ち上げ体験日記]Community Server 2008.5 SP1 のインストール その 3

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    <[Web サーバー立ち上げ体験日記]Community Server 2008.5 SP1 のインストール その 2

    SQL Server の設定になります。
    SQL Server の設定は [SQL Server Management Studio Express] で実施します。

    [データベースの作成]

    Community Server 用のデータベースを作成します。

    1. [SQL Server Management Studio Express] を起動します。
    2. SQL Server にログインします。
    3. [データベース] を右クリック → [新しいデータベース] をクリックします。
      ?image
    4. [データベース名] を入力し、[OK] をクリックし、新規データベースを作成します。
      image?

    [ログインの作成]

    SQL Server では [Windows 認証] を設定していますので、アプリケーションプールのアカウントで
    SQL Server に接続ができるように設定します。

    image

    1. [SQL Server Management Studio Express] を起動します。
    2. SQL Server にログインします。
    3. [セキュリティ] → [ログイン] を右クリック → [新しいログイン] をクリックします。
      image
    4. [Windows 認証] を選択し、[検索] をクリックしてアプリケーションプールに使用しているユーザーを設定します。
      既定のデータベースも作成したデータベースに設定しておきます。
      ?image
    5. [ユーザーマッピング] を選択します。
    6. 作成したデータベースのマップを有効にし、以下のデータベース ロール メンバシップを設定します。
      db_datareader

      db_datawriter

      db_ddladmin

      db_securityadmin

      image

    [データベース権限の設定]

    インストール時にはストアドプロシージャが実行されます。
    実行されるストアドプロシージャはこの段階では作成されていません。
    現在の設定ではデータベースのデータの読み込み / 書き込み / オブジェクトの作成 / 権限の設定はできますが
    ストアドプロシージャの実行権限はありませんので手動で設定する必要があります。

    1. [SQL Server Management Studio Express] を起動します。
    2. [新しいクエリ] をクリックし、作成したデータベースを選択した状態にします。
      image
    3. 以下のクエリを実行します。
      USE [データベース名]
      GO
      GRANT EXECUTE TO [コンピュータ名ユーザー名]
      GO

      [実行例]
      USE [App]
      GO
      GRANT EXECUTE [TESTSERVERAppPoolUser]
      GO

    これで SQL Server の設定は完了です。
    最後に Community Server のインストールです。

    >[Web サーバー立ち上げ体験日記]Community Server 2008.5 SP1 のインストール その 4

    Written by Masayuki.Ozawa

    4月 26th, 2009 at 11:28 am

    [Web サーバー立ち上げ体験日記]Community Server 2008.5 SP1 のインストール その 2

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    <[Web サーバー立ち上げ体験日記]Community Server 2008.5 SP1 のインストール その 1

    IIS に関しては今までは Default Web Site を使用していたのですが、新しく Community Server 用のサイトと
    専用のアプリケーションプール / アプリケーションプール ID を作成してサイトを立ち上げたいと思います。


    [アプリケーションプールの作成]

    IIS インストール時には DefaultAppPool というアプリケーションプールが作成されており、Default Web Site は
    このアプリケーションプールを使用するように設定されています。

    今回は Community Server 専用のアプリケーションプールとアプリケーションプール ID を使用したいと思いますので、
    これらの設定をします。

    まずはアプリケーションプール ID の作成から。

    デフォルトで作成されているアプリケーションプールはビルトインアカウントである [NETWORK SERVICE] が
    アプリケーションプール ID として設定されています。
    今回は権限はできるだけ制限したアカウントを使用したいのでどのグループにも参加していないユーザーを
    用意したいと思います。

    1. [サーバー マネージャ] を起動します。
    2. [構成] → [ローカル ユーザーとグループ] → [ユーザー]を右クリック → [新しいユーザー] をクリックします。
      image
    3. ユーザー情報を入力し、[作成] をクリックします。
      image?
    4. 作成したユーザーを [Users] グループから削除します。
      image

    これでユーザーの作成は終了しましたので、次はアプリケーションプールを作成します。
    アプリケーションプールの作成は IIS マネージャから実行します。

    image?

    1. アプリケーションプールを右クリック → [アプリケーション プールの追加] をクリックします。
      image
    2. アプリケーションプール名を入力し、[OK] をクリックします。
      image
    3. 作成したアプリケーションプールを右クリック → [詳細設定]? をクリックします。
      image
    4. デフォルトではアプリケーションプールの ID は [NetworkService] になっていますので作成したユーザーに変更します。
      image image
      image

    つぎはこのアプリケーションプールを使用したサイトを作成したいと思います。

    [サイトの作成]

    Community Server で使用するサイトを作成します。
    こちらも引き続き IIS マネージャから作成します。

    1. Community Server のコンテンツを格納するディレクトリを作成します。
      今回は [E:App] を作成しています。
    2. サイトを右クリック → [Web サイトの追加] をクリックします。
      image
    3. [アプリケーション プール] に作成したアプリケーションプールを選択、物理パスに作成したディレクトリを設定し、
      [OK] をクリックします。
      image?

    次は SQL Server の設定です。

    >[Web サーバー立ち上げ体験日記]Community Server 2008.5 SP1 のインストール その 3

    Written by Masayuki.Ozawa

    4月 26th, 2009 at 11:24 am

    [Web サーバー立ち上げ体験日記]Community Server 2008.5 SP1 のインストール その 1

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    <[Web サーバー立ち上げ体験日記]固定 IP アドレスと独自ドメイン名でサーバーを公開

    最初は Windows Sharepoint Services 3.0 SP1 をインストールしようと考えていたのですが、Community Server 2008.5 SP1 を
    使ってみたいな~と思い、まずはこちらをインストールしてみました。
    # 設定しているサイト名やユーザー名の情報は今回の投稿用のものです。実環境では別の名前で設定しています。

    Community Server はバックエンドのデータベースとして SQL Server Express を使用することが可能です。
    これに関しては事前にインストールをしていますのでこれを使用します。

    まずはモジュールのダウンロードから

    [モジュールのダウンロード]

    Community Server は以下の URL から入手することができます。

    Community Software by Telligen

    今回は無償の Community Server Express Edition を使用します。

    ダウンロードするまでの手順は以下の通りです。

    1. [Product] → [Community Server Free Edition] → [Free Download] をクリック
    2. 情報を入力し、[Email Me A Download Link!] をクリック
    3. 入力したメールアドレスにダウンロード先の URL のリンクが記載されたメールが送信されてくるのでリンクをクリック
    4. [Community Server 2008.5] または [Community Server 2008, Web Install] → [Download Now!] をクリック
    5. ユーザー登録をまだしていない場合は、[Click here to Join] をクリックしてユーザー登録を実施
      ユーザー登録時にはパスワードの入力項目はありません。初期パスワードは登録時に入力したメールに送信されてきます。
    6. ユーザー登録がされている場合はユーザー情報を入力し、[Sign in] をクリック
    7. ダウンロード許諾の内容を確認しながらスクロールバーを一番下までスクロール
    8. [I Agree to These Terms And Conditions] を有効にし、[Name] [Email] を入力し、[Submit] をクリック
    9. モジュールをダウンロードします。

    これでダウンロードは完了です。

    Community Server は MSI 版 と Web Install 版 の 2 種類をダウンロードすることができます。
    せっかくの機会ですので両方のインストールを試してみたいと思います。

    次は IIS の設定をしたいと思います。

    >[Web サーバー立ち上げ体験日記]Community Server 2008.5 SP1 のインストール その 2

    Written by Masayuki.Ozawa

    4月 26th, 2009 at 10:45 am

    System Center Operations Manager 2007 SP 1 の SQL Server 2008 の対応状況

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    SCVMM の PRO 機能を利用しようと思い SCOM 2007 の SQL Server 2008 の対応状況を調べていたところ
    KB がありましたのでメモ。

    Microsoft SQL Server 2008 の System Center Operations Manager 2007 Service Pack 1 サポートの説明
    <http://support.microsoft.com/kb/958170/>

    今後サポートされるようですね。

    Written by Masayuki.Ozawa

    4月 26th, 2009 at 5:56 am

    Posted in System Center

    リモート コンピュータをシャットダウンする方法

    3 comments

    リモート コンピュータをシャットダウンする方法として [shutdown.exe] があります。

    Windows NT / Windows 2000 ではリソースキットに含まれています。

    ダウンロードできる Windows 2000 のリソースキットには shutdown.exe が含まれていないため、リソースキットの
    書籍を持っていない場合は NT のリソースキットのダウンロードモジュールを流用できるようです。

    Windows 2000 Resource Kit Tools 管理タスク
    Windows NT 4.0 Resource Kit Support Tools
    ftp.microsoft.com

    Windows XP 以降では標準で shutdown.exe が含まれています。
    以下は XP で表示したヘルプになります。

    使用法: shutdown.exe [-i | -l | -s | -r | -a] [-f] [-m コンピュータ名] [-t xx] [-c "コメント"] [-d up:xx:yy]

    ??????? 引数なし?????????????????????? このメッセージを表示します (-? と同じです)
    ??????? -i???????????????????????????????? GUI インターフェイスを表示します。このオプションは最初に指定する必要があります
    ??????? -l???????????????????????????????? ログオフ (-m オプションとは併用できません)
    ??????? -s??????????????????????????????? コンピュータをシャットダウンします
    ??????? -r??????????????????????????????? コンピュータをシャットダウンして再起動します
    ??????? -a??????????????????????????????? システム シャットダウンを中止します
    ??????? -m コンピュータ名???? シャットダウン/再起動/中止するリモート コンピュータの名前です
    ??????? -t xx??????????????????????????? シャットダウンのタイムアウトを xx 秒に設定します
    ??????? -c "コメント"???????????????? シャットダウンのコメントです (127 文字まで)
    ??????? -f???????????????????????????????? 実行中のアプリケーションを警告なしに閉じます
    ??????? -d [u][p]:xx:yy???????????? シャットダウンの理由コードです
    ?????????????????????????????????????????? u = ユーザー コード
    ?????????????????????????????????????????? p = 計画されたシャットダウンのコード
    ?????????????????????????????????????????? xx = 重大な理由コード (255 以下の正の整数)
    ?????????????????????????????????????????? yy = 重大ではない理由コード (65535 以下の正の整数)

    [-m] オプションを使用するとリモート コンピュータをシャットダウンできるのですがこのコマンドでは資格情報 (ユーザー名) が
    指定できないためリモート コンピュータに対してシャットダウンのできる権限を持ったユーザーからコマンドを実行しないと
    シャットダウンをすることができません。

    WMI であれば資格情報を設定できますので [WMIC] コマンドを使用するとリモート コンピュータを資格情報を設定して
    シャットダウンすることができます。

    以下のようなコマンドで実行可能です。
    # 改行されていますが一行で入力します。

    WMIC /NODE:"<コンピュータ名>" /USER:"<ユーザー名>" /PASSWORD:"<パスワード>" OS WHERE Primary=1 CALL Win32Shutdown 5

    または

    WMIC /NODE:"<コンピュータ名>" /USER:"<ユーザー名>" /PASSWORD:"<パスワード>" OS WHERE Primary=1 CALL Shutdown

    再起動の場合は以下のコマンドで

    WMIC /NODE:"<コンピュータ名>" /USER:"<ユーザー名>" /PASSWORD:"<パスワード>" OS WHERE Primary=1 CALL Win32Shutdown 6

    または

    WMIC /NODE:"<コンピュータ名>" /USER:"<ユーザー名>" /PASSWORD:"<パスワード>" OS WHERE Primary=1 CALL Reboot

    ?
    # Shutdown / Reboot だと強制終了 / 強制再起動はできなさそうです。

    これでリモート コンピュータのシャットダウン / 再起動を資格情報を指定して実行できます。
    これでドメイン環境でなくてもリモート コンピュータを操作できます。

    ただし、XP に対して実行したい場合は以下の KB の情報にあるように XP の設定を変更する必要があります。
    # XP の SP 2 でセキュリティ強化されたことにより設定を明示的にする必要があります。

    Windows XP SP2 の WMI に関する問題のトラブルシューティング方法
    <http://support.microsoft.com/kb/875605/ja>

    最小限の設定だけであれば以下の設定で大丈夫だと思います。
    # Administrator で接続すること前提の設定です。

    1. ファイル名を指定して実行から [gpedit.msc] を実行
    2. [コンピュータの構成] → [管理用テンプレート] → [ネットワーク] → [ネットワーク接続] →
      [Windows ファイアウォール] を開く
      image
    3. ドメイン参加端末の場合は [ドメイン プロファイル] / ワークグループの場合は [標準プロファイル] を開く
    4. [Windows ファイアウォール: リモート管理の例外を許可する] を [有効] に設定
      ?image
    5. [スタート] → [コントロールパネル] → [管理ツール] → [ローカル セキュリティ ポリシー] を開く
    6. [セキュリティの設定] → [ローカル ポリシー] → [セキュリティオプション] を開く
      image
    7. [ネットワーク アクセス: ローカル アカウントの共有とセキュリティ モデル] を
      [クラシック – ローカル ユーザーがローカル ユーザーとして認証する] に設定する。
      image

    以上で設定は終了です。

    グループポリシー (gpedit.msc) でファイアウォールの例外設定をしない状態では以下のエラーが発生します。

    エラー:
    説明 = RPC サーバーを利用できません。

    ?
    ローカルセキュリティポリシーを設定しない状態では以下のエラーが発生します。

    エラー:
    説明 = アクセスが拒否されました。

    Win32Shutdown の引数の値は以下の URL に記載されています。
    Win32Shutdown Method of the Win32_OperatingSystem Class

    Value

    Meaning

    0 (0x0)

    Log Off

    4 (0x4)

    Forced Log Off (0 + 4)

    1 (0x1)

    Shutdown

    5 (0x5)

    Forced Shutdown (1 + 4)

    2 (0x2)

    Reboot

    6 (0x6)

    Forced Reboot (2 + 4)

    8 (0x8)

    Power Off

    12 (0xC)

    Forced Power Off (8 + 4)

    ?

    Administrator 以外で接続する場合には COM のセキュリティ設定や WMI のセキュリティが必要になりそうです。
    image image

    以下は覚書として WMIC の使用例を。

    [リモートコンピュータでコマンドを実行]
    WMIC /NODE:"<コンピュータ名>" /USER:"<ユーザー名>" /PASSWORD:"<パスワード>"? PROCESS CALL CREATE "cmd /c dir"

    [CSV 形式で出力]
    WMIC QFE LIST /FORMAT:csv

    [HTML 形式で出力]
    WMIC QFE LIST /FORMAT:htable > c:tempqfe.htm

    [別コンピュータの情報を取得]
    WMIC /NODE:”%COMPUTERNAME%” /NAMESPACE:rootcimv2 PATH Win32_QuickFixEngineering GET Description,FixComments,HotFixID,InstallDate,InstalledOn,ServicePackInEffect /FORMAT:csv

    [CALL のヘルプを出力]
    WMIC OS CALL /?
    または
    WMIC /NODE:"%COMPUTERNAME%" /NAMESPACE:rootcimv2 PATH Win32_OperatingSystem CALL /?

    [フォーマットの形式を取得]
    WMIC OS LIST /FORMAT /?

    [リストで取得できる項目を取得]
    WMIC OS LIST /?

    Written by Masayuki.Ozawa

    4月 26th, 2009 at 5:52 am

    Posted in ツール