SE の雑記

SQL Server の情報をメインに Microsoft 製品の勉強内容を日々投稿

Tech Ed Japan 2009 1 日目 参加レポート

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1 日目の参加レポートになります。
聞きながら書いているのであまりまとまっていませんが。
# 本投稿は書き終わったタイミングで更新しています。
? LOOX で半角中黒の打ち方がわかりません…。

本日参加したセッション

  1. キーノートセッション
  2. [TH-308] Hyper-V による SQL Server の統合
  3. [T4-402] SQL Server チューニング
  4. [T1-402] Effective Hyper-V R2 – 仮想マシンはクラスタの夢を見るか?
  5. [T1-201] ここが変わった!Windows 7 デスクトップ環境

?

  1. キーノートセッション
    – 次世代の IT の可能性がここにある
    tech ed は今年で 15 周年だったんでね。
    # Windows 95 の時代から続いているんですね。
    私が社会人になる前の 1 エンドユーザーの時から続いているのか~。

    – Dynamic IT
    IT Pro / 開発者 / エンドユーザー間の親和性、最適化により俊敏性の実現
    私は IT Pro なので、仮想化などの新技術とコンプライアンス対応がポイントとなりそうです。
    # インフラの面から開発者と柔軟性のあるアプリケーション配置の連携を考える必要があるのかな。

    – Windows 7
    公開されているスケジュールの説明がありました。
    開発のポイントはエンドユーザーからの声を聞いているということのようですね。
    会場の挙手の状況ではすでに使われている方が多いようです。さすが tech ed の参加者。

    パフォーマンスと互換性に関してはデモがありました。
    スリープ状態からの復旧は早いですね~。2 秒ほどでスリープから復旧していました。
    電源 ON からの起動についてもデモがありました。大体 20 秒程度で起動していました。
    # Core2 Quad と SSD での起動時間ですが。

    ネットブックでフリップ 3D が快適に動きますよというデモも。
    # Pentium M のノート PC を使ったデモも。
    私も LOOX B50 は Windows 7 を 1G メモリ + SSD で動かしていますがストレスはかんじないですね~。

    互換性は UAC により XP とのセキュリティの違いにより動かないプログラムを、プログラム互換性アシスタントでで
    再実行後に起動するようになるというデモがありました。
    あとはおなじみの XP Mode のデモが。

    互換性トラブルシューティング、互換性モード, ApplicationCompatibility Tool Kit は勉強しておきたいなと思いました。

    最適化されたデスクトップ環境ということでは App-V を使用した Office 2003 と 2007 の共存のデモが。
    リモートユーザープロファイルでロケーションに依存しない、共通のデスクトップ環境の利用についてもデモがありました。
    # 最初は VDI かと思っていたのですが、移動ユーザープロファイルとのことでした。

    – Windows Server 2008 R2
    こちらは Dynamic IT を絡めた話になっていました。
    # Dynamic Data Center について
    クラウド時代の新基盤 OS として Windows Server 2008 R2 があると。

    低消費電力ということで 2008 R2 と 2003 R2 x64 の 16 コアの電力比較が。
    2003 R2 215w / 2008 R2 156w

    Intel から CPU の周波数を表示するツールがありそうです。Intel frequency Display??
    2008 R2 ではパフォーマンスモニタで Parking Status をみるとコアパーキングの状況が分かるようですね。

    VHD ブートのデモもあり、ちょっとワクワクしながら見ていました。
    # 現在勉強中ですので。
    BCD で VHD を設定して、detecthal は有効にすると。
    VHD ブートの初回起動時はやはり HAL の自動検出は有効にしておいたほうがよさそうですね。
    評価版が VHD で提供されているそうなので TechNet や MSDN がなくてもお手軽に試せるんですね~。

    WDS による VHD ファイルを使用した OS 展開のデモも。
    これは今日、電車の中で雑誌を読んでいて WIM でなくても展開できるんだ~と思っていたばかりだったので、
    デモが見れてよかったです。
    # PXE ブートでの起動時には boot.wim を使っているようですね。
    WDS で VHD を使用して OS を展開。なんだか Window Azure みたいです。
    SCVMM のライブラリを使用したクライアント展開というソリューションができるかは試してみたいなと思いました。

    -Office 2010 / Exchange Server 2010
    そういえば SharePoint も 2010 になるんですね~。
    #2010 シリーズがずらりと。

    気になったのはどこでも Office (ブラウザー / 電話での利用) ですね。

    デモでは Office 2010 が紹介されていました。
    CTP は私も入手しているのですが MCAS の勉強のため、まだ導入ができていないんですよね。

    Outlook のスレッドを使用したメール管理と Exchange 2010 と連動した UC (ボイスメール)? はなるほどなと。
    2010 同士の連携だと Outlook がかなり拡張されそうですね。
    MOT 2007 を受験する前提の MCAS には Outlook が含まれていないので勉強していなかったのですが、
    通常のメール以外の便利な使い方も勉強しないとな~と思いました。

    Excel 2010 の機能では 「スパークライン」と「スライサー」の紹介が。
    SharePoint 2010 との連携と Excel Web Access では FIreFox で SharePoint を開いて、
    Excel Web Access のリアルタイム連動の紹介が。

    Office Web アプリケーションは Office をボリュームライセンスで購入すればオンプレミス型で使用できるらしいです。

    Gemini との連携もワクワクでした。
    インメモリ BI となるそうで。億のレコードに対してのソートやフィルタもサクサクでした。
    BaqckstageView という BI 関連の機能があるようですね。
    SharePoint の Report ギャラリーは Silverlight を使用しているらしいです。

    SharePoint 2010 では Visio をブラウザ表示できるようでした。
    Groove は SharePoint Workspae と名称が変更され SharePoint との連携も強化されるようです。

    PowerPoint 2010 のデモでは動画関連について。動画の圧縮もできるようでした。
    共同作業の効率化ということで共同編集のデモも。ステータスバーにサーバーと通信のようなメッセージが
    表示されていたので、サーバー使っているのでしょうか??
    PowerPoint が入っていない端末でもブロードキャストで配信できる機能も。
    デモでやっていたのですが、ブロードキャストであればブラウザ経由ですので Office が入っていない
    モバイル端末からも表示できるですね。

    IW の領域もなかなか奥が深いです。

    – IT エンジニアの皆さまへ
    日本語技術情報は 10,000 ページ増やすとのことです。
    Fix it は使ったことがあった気が。
    日本では日本独自の品質検証も実施しているそうです。(MS 本社での検証とは別に)

  2. [TH-308] Hyper-V による SQL Server の統合
    – SQL Server に効果的なHyper-V 2.0 の新機能
    サポートするプロセッサの向上 (64 個)
    # 2008 だと SP2 適用でサポートするプロセッサが増えていたようですね。
    2.0 定番の Live Migration / CSV / CPU 互換性と仮想ストレージのホットプラグも柔軟性ではポイントのようです。
    SLAT / VMQ / TCP オフロード / コアパーキングは H/W に近いところについての新機能ですね。

    R2 の仮想ディスクですが、US の TechEd の資料によると R1 (2008) と比較してもパフォーマンスが向上しているようです。
    R1 の容量固定と R2 の容量可変では同等のパフォーマンスとなるようです。
    # Tech Ed US の DVD は今年販売されないのでしょうか…。とても見たいです。
    また、R2 ではパススルーと容量固定では同等のパフォーマンスとなるようです。
    仮想 SCSI の IO サイズも増えているようで、仮想ディスクを追加する時は SCSI のディスクとして作成したほうがよいかも。
    # 起動ドライブとして仮想 SCSI は R2 でも使用できませんが。

    ネットワーク関連の新機能により CPU 0 の負荷が軽減されるようですね。
    # VMQ に対応している NIC は現状 Intel だけのようです。
    マルチプロセッサ環境では CPU 0 は OS で使われることが多いはずなので、この点はポイントになりそうです。

    Intel VT-c (ネットワーク仮想化支援機能) が VMQ / TCP オフロードで使われるとのこと。
    Intel VT-x (EPT) のサポートが SLAT (ゲスト OS のメモリのアドレッシング) に影響すると。

    いろいろと物理側で OS の処理を肩代わりできるようになってきましたね。

    仮想化をお客様に勧める場合は、標準メニュー (安定した H/W 構成含む) があったほうがよいかなと思いました。

    – 仮想化による SQL Server の統合
    旧システムの意向、サーバー統合 (H/W 統合)、SQL Server 2000 からの移行がケースとしてはありそう。
    # SQL Server 2000 のメインストリームサポート は終了していて現在は延長サポートフェーズ

    仮想化によるメリットは H/W の有効活用と H/W の導入機関の短縮かなと。
    容易な移行が入っていましたが、単純なインスタンスであればよいですが、クラスタの環境は移行できるかが
    要検証かなと思いました。どこかで V2V でクラスタ環境の移行を検証したいな。
    # スキルチャージプログラムのサーバーはこの間 P2V したので単純なケースであれば作業イメージがあるのですが。

    DB サーバーの可用性を考えると Enterprise が Datacenter を使用した LiveMigration 環境を念頭に入れる必要が。
    Enterprise と Datacenter はボリュームライセンスだと価格差はあまりないんですよね。
    Hyper-V ではホスト OS は Datacenter Edition が定番になるのかな~。
    # と思っていたら後の説明で Enterprise はサーバー、Datacenter では CPU ライセンスとのことでした。
    価格差が出ますね。(Datacenter は 2CPU 以上必要になるそうですので。)

    DB 要の VHD は仮想 SCSI コントローラー接続かつ容量固定かパススルーが基本ですね。
    VHD だと 2TB の上限があるので、それ以上はパススルーディスクが必須と。
    # DB サーバーのスナップショットを使用するシチュエーションがあるかどうかは要検討

    Hyper-V で SQL Server を実行した際のディスク構成についてはホワイトペーパーがあるようなので後で読まなくては。
    # 読んだ記憶があるのですがまったく内容が頭に残っていません…。

    そういえばパススルーディスクを使っていると LiveMigration はできないのでは?
    CSV が使えないですよね。

    SQL Server の仮想化をするときは LiveMigration 環境を作ればそれだけで冗長化されるんですよね。
    説明を聞いていてそういえばと思いました。
    ゲスト OS 2 台でクラスタ化するか、ホスト OS 2 台でクラスタ化するか。どっちがいいかな~。

    そういえば SQL Server 2000 は Hyper-V 上での動作がサポートされてないんですよね。すっかり忘れていました。
    # Windows 2000 Server + SQL Server 2000 はサポート外
    ??? Hyper-V では単純な P2V シナリオは少なさそうですね。アップグレードが必須かな~。

    Hyper-V でサポートされている OS の関係上、P2V の際には、OS のバージョンは要確認ですね。
    SP が低いと統合サービスがインストールできないですし。

    仮想化時は 4CPU の制限が一番の問題になりそうです。
    バッチ処理の並列度は 4 が最大になるということですし。
    # SSIS を使用した並行データロードは厳しいかな。

  3. [T4-402] SQL Server チューニング
    自分の中での本日のメインセッションです。
    SQL Server 2005 / 2008 に対応したチューニングセッションになります。

    インサイド SQL Server 2005 に関しては T-SQL 編で全冊出そろったとのことです。

    SQL Server の歴史が出ていたのですが、4.2 と 6.0 以外は使っているんだな~としみじみ。
    # 6.5 は 6.0 ベースなので全く触ったことがないのは 4.2 ですね。

    NUMA に関しては明日。楽しみです♪
    # NUMA を意識した並列機能は 2008 からだそうで。

    SQL 11 で第 4 世代となるとのことです。
    R2 の CTP の段階でもう次期バージョンの話が。

    チューニングのフェーズとしてはクエリチューニングとプラットフォームチューニングの 2 フェーズ。
    私はプラットフォームチューニングの分野のエンジニアですね。
    # アプリを作らなくなってから、クエリは状況取得用のものしか書いていないので。

    チューニングの基本はトライ&エラー。
    インデックス関係はバックアップを検証環境に戻すことで本番佳境を使わなくても状況把握できますが、
    トランザクションミックスの処理は、本番環境の状況を把握することが必須ですよね。

    NUMA では使用するネットワークの関連付けができるとのこと。
    ソフト NUMA でもできるかな??後で調べないと。

    x86 は Windows Server 2008 で最後なので、今後は PAE と AWE は過去の設定になって。いくんでしょうね。
    IA 64 は今もミッションクリティカル用のシステムで利用されているようです。

    プロセッサーでは SQL OS の並列処理がポイント。
    NUMA ではノードとスケジューラが SQLOS で認識される。
    # SMP は 1 ノード / 1 スケジューラ

    SMP は FSB 経由でメモリアクセス。
    SMP では FSB の使用を考慮すると CPU は最大 8 つ程度が目安。
    # それ以上のスケールアップは FSB ネックになり思ったように効果が出ない

    Xeon では 5500 で NUMA に対応

    SQLOS で num runnable が 0 以外だと CPU にキューがたまっている。
    SQL Server では CPU の使用率ではなくキュー待ちに注目。
    SQL Server 2005 以降ではワーカースレッドの数は CPU と、ビット数で自動設定されるので、
    num workes もチェック

    デモで使っているバージョンは SQL Server 2008 (10.0.2531) でした。
    SQLOS と待ち事象の見方についてのデモ。動的管理ビューで状況を取得。
    DMV でパフォーマンスモニタの情報も取得可能。

    SQL Server 2000 ではメモリーが最もクリティカルな共有資源。
    32 ビットアドレスの制限ですよね。
    x64 でフラットなアドレス空間が使えるのは大きいですね。
    ただし、64 ビットんい移行することにより、メモリがフラットに使えるようになって、データキャッシュ以外の
    メモリ使用量が増えるので、競合が発生することもあるとのこと。
    # 非同期のガベージコレクションが実行されないと見使用量は解放されない。

    NUMA の場合はローカルノードとリモートノードの考えがあるので、ローカルノード内のメモリサイズを意識する
    必要があるとのこと。これはなるほどと思いました。

    64 ビットの場合はサービスアカウントで、メモリ内のページのロックが付与されていないと、SQL Server のログに
    メッセージが出力されるので設定しておく。
    熊澤さんも言われていましたが BOL でも少し記載はされているのですが、x64 だと必須かどうか微妙な書き方なんですよね。

    T-SQL で GO の後に数字を入れるとバッチを繰り返し実行してくれるんですね。
    恥ずかしながら知りませんでした。
    クエリ関係のチューニングの第一歩はクエリプランをきちんと確認することから。
    最近の SQL Server は親切設計なので不足しているインデックスと統計は表示してくれます。

    PAGEIOLATCH はメモリかストレージとのデータのやり取り。

    アドホッククエリはなくす方向で開発者に頑張ってもらう。
    # この辺りは、開発者と DBA で連携したいですね。

    SQL Server のレポート機能でも状況は把握できるので利用しよう!!
    # そういえば管理者レポートの作成進んでない…。

    DAS は値段的にもお勧め。(RAID 1+0) で構成
    SSD に関しては NUMA のセッションでデモが見れそう。楽しみです♪
    RAID 構成は複数の RAID コントローラも検討
    SSD はランダムアクセスに効果的 (データとインデックス)
    ログとtempdb は効果が少ない。
    # シーケンシャルアクセスが遅いことに関しては今月の DB Magazine にも載っています。

    tempdb では単一エクステントが望ましい。
    # SQL Server 2008 では ?T1118 は必要ないらしい。何かのブログでこの辺が載っていたはず。

    tempdb の分割は GAM の処理を効率化するため。

    データファイルはインデックス再構築の処理を考慮し、1.5 ~ 2 倍にする。
    # この辺はインデックスのメンテナンス時のオプションで設定項目としてあります。
    動きが面白かったのでどこかでまとめたい内容として未着手になっています。
    特定の設定すると tempdb のログが大量に使われる動きをするようなんですよね。

    IO_STALL が高いとストレージの帯域がネックになっている可能性があり。
    virtual file io stats で確認。

    インデックスの構造 (ヒープ / B-Tree) は理解すること!!
    非クラスタ化インデックス + クラスタ化インデックスの検索の仕組みはファントムを考慮して
    今の実装の形になった。

    null 値と可変長にはインデックスを付けない。
    変更により、列サイズが変更された際にページ分割が発生するため。
    # この動きは何かの書籍に書かれていた気がするんですよね。

    データは生物なのでメンテナンスは定期的に!!
    断片化解消と統計の更新。

    RCSI は Read Committed snapshot isolation の略

    リンクサーバーを使用したリモートクエリは 2008 でもオプティマイザが最適なプランを生成できない!!

    久々のどっぷり SQL Server で楽しかったです♪

  4. [T1-402] Effective Hyper-V R2 – 仮想マシンはクラスタの夢を見るか?
    仮想化とクラスタ化がメインのセッション。(高橋メソッドで発表)
    クラスタ化ホストの上でゲスト OS を実行する。

    Quick Migration はメモリを共有ディスクに書き込み別のノードで実行。
    (Hibernate のメモリファイルを共有ディスクに書き込むイメージ)
    LUN 単位での移動となる。一LUN托生 問題。LUN 爆発 (Exprosion)
    LiveMigration で解決。

    – 狂熱のライヴマイグレーション
    5 ノードクラスタを使用したデモ (5 号機はドメインコントローラーと iSCSI Target)

    ゲスト OS がどのホスト OS で実行されているかを把握できるようですね。
    # デモで使われていたプログラムがそのような動きをしていました。

    – Dynamics が止まらない
    Dynamics CRM を使用した Live Migration のデモ
    # Dynamics のデモをしている裏でこっそり LiveMigration。
    デモ担当の方とは連携せずに突然 LiveMigration 風 (?) のデモ
    業務を止めずにパッチ適用というシナリオ

    – シミュレーションだって止まらない
    HPC を使用した Live Migration のデモ
    HPC Server は x64 をベースとした OS
    MS-MPI (並列計算向けメッセージ通信ミドルウェア)
    計算ノード (ヘッドノード) のデプロイ機能
    HeatMap (システムリソースの監視ツール)
    並列計算中は、計算サーバーが一台でも落ちるとそれまでの計算はご破算
    # ヘッドノードが落ちてもご破算。9 時間目で起きたら悪夢とのこと。

    HPC Cluster Manager / Lizard (サンプルアプリ)

    計算中に Live Migartion
    ヘッドノードは成功 (処理継続)
    計算ノードも成功 (処理継続)

    – いまさら聞けないクラスタの話
    Hyper-V とクラスタは親密な関係
    MSFC / WSFC と呼ぶ
    # 正式な略称はどちらなんでしょう??今回も謎は解けず…。

    カーネルモードでは netft.sys と clusdisk.sys がドライバとして実行されている。
    リソースモニタ (resrcmon.exe) が障害の監視をしている。
    各リソースの監視は clusres.dll。リソースモニタの監視は ClusSvc.exe。ClusSvc.exe の監視はサービスマネージャ。

    仮想マシンは、仮想マシンリソースと仮想マシン構成リソースで構成される。
    仮想マシンリソース DLL vmclusres.dll が仮想マシンのリソース DLL
    クラスタサービス bclussvc.exe と 仮想マシン管理サービス vmms.exe が仮想マシンの管理をしている

    – Live Migration の動き
    移行準備 → VM メモリ転送 → VM 状態転送 → 後片付け
    # VM 状態転送で一瞬止まる部落アウト期間がある

    メモリ転送に使用するネットワークは指定可能
    仮想マシンワーカープロセス vmwp.exe 間でメモリが転送される。
    メモリを転送して、転送後に変更のあったページ (ダーティーページ) をその後に転送する。
    # ダーティーページの移動は 5 回程度繰り返される。
    一挙に移動できるメモリ量になったら状態転送フェーズで一時停止してダーティページを転送
    # 状態転送フェーズが処理される前であればキャンセル可能
    ブラックアウト期間はログに結果が記録される。

    後片付けフェーズで VMMS.exe 間の通信と動いていたノードの VM ワーカープロセスを消滅

    Live Migration 専用のギガビットネットワークが理想
    Live Migration は CSV でなくてもブラックアウト期間が多いが可能
    仮想ネットワークの名前は全ノードで一致させておく
    # 一致していないと 5% ぐらいで失敗する。
    ローカルディスクの ISO をマウントしていると失敗する。

    – CSV
    NTFS はクラスタファイルシステムではないので、複数ノードで同時にアクセスすると壊れる。
    # クラスタでは ClusDisk.sys が制御していることですね。

    CSV では単一の LUN に複数ノードからアクセス可能
    NTFS をそのまま利用しつつ ミニフィルタドライバ CSVFilter.sys で実現している。
    # アンチウイルスや暗号化ソフトもミニフィルタドライバで実装されている。

    CSVFilter より上位には DFS のドライバが位置しているらしい。

    (GetCluster).Enable-SharedVolume? でも有効にできるらしい。
    今後、Cluster.exe は衰退していくらしいので PowrShell を勉強しないとだめですね。頑張ります。

    ボリュームをマウントしているのはコーディネーターノードだけ。
    コーディネーターノードは特殊な処理をせずにアクセスしているようです。
    # コーディネーターは現在の所有者で確認可能です。
    非コーディネーターは CSVFilter が I/O 要求をキャッチ。
    要求の内容によっては LCN (Logical Cluster Number) を頼りに NTFS もスキップしてダイレクトにアクセス

    コーディネーターノードには自動で気に CSV の共有が作られているようです。
    そのため、CSV ネットワーク要件として Microsoft ネットワーク用クライアントと
    ファイルとプリンター共有は必須になるそうです。
    # ハートビートと同一のネットワークを使用する場合は要注意です。
    クラスタのハートビートでは通常、TCP/IP 以外は無効にしますので。
    ?
    2008 ではハートビートもチーミングはサポートされているようです。
    # 文献を探さないと。

    CSV をチェックディスク / でフラグする場合は、メンテナンスモードにして実行する。
    # CSVFilter がファイルをピンしているためだそうです。

    CSV とVSS の関係
    Windows Server Backup は現時点で未対応
    システムプロバイダとハードウェアプロバイダでメンテナンスモードになっている時間が違う。

    このセッションは後でもう一度 Web キャストをみて復習しないと

  5. [T1-201] ここが変わった!Windows 7 デスクトップ環境
    本日初の Windows 7 のセッション
    LOOX のバッテリーもぎりぎりです。明日は予備バッテリー使わないとだめっぽいんですね。
    # 大容量バッテリーではなく普通のサイズのバッテリーなので持ちに不安があります。

    Windows 7 のカーネルは Vista ベースの Longhorn カーネル。
    OS のバージョンは 2008 R2 と同様 6.1。
    定番の情報ですね。

    VHD ブートは Enterprise / Ultimate のみに対応。
    他のエディションを VHD ブートしようとするとどうなるのでしょうか??今度試してみよう。

    – タスクバーと通知領域
    Windows 7 のアイコンの基本は 1 アプリ / 1 アイコンとのことです。
    プログラムバーとタスクバー連携
    タスクバーのアイコンを右クリックしてジャンプリストを表示
    # ピン止め可能
    Live Messenger はジャンプリストでプレゼンス情報を変更できるそうなので便利そうです。

    管理者権限で実行するショートカットは Shift + Ctrl を押しながら実行。
    これは便利そうです♪

    通知領域の基本は非表示だが、通知領域にドラッグ & ドロップすれば常時表示が可能。

    アクションセンターは Windows 7 のセキュリティを一元管理するパネル
    リモートアシスタントのフォロー等でつかえる、問題ステップ記録ツールは便利そうでした。
    # ヘルプデスクの方は便利そうです。
    MHTML で画面キャプチャベースで操作内容が記録されるようです。
    ユーザーマニュアルでつかうのもありかなと。

    デスクトップの表示を透明化するのを無効にするには、Aero プレビューを無効
    ウィンドウの整列機能はコンピュータの簡単操作で無効にできる

    エクスプローラ系の機能としては、ライブラリ管理が。
    tech days でも聞いた記憶があったのですがすっかり忘れていました。
    写真を撮る方は複数フォルダを一元管理できると便利そうですね。
    ライブラリは自分で作成し、共有ディレクトリも追加可能とのことです。

    検索機能が強化されファイル名だけではなく全文検索もされるようになっている。
    AND / OR 検索をするときは大文字で AND / OR と入力する。
    種類: で種類、サイズ: でサイズといったフィルタが可能。
    # タグが検索キーワードとして使えるそうです。

    検索コネクタを設定することで独自の検索コネクタを作成可能。
    TechNet / MSDN で検索して、Search MSDN from Windows のリンクをクリックすると検索コネクタ追加可能。

    ISO ファイルからのメディア作成は便利そうです。
    # マウントもできるのでしょうか??

    VHD ファイルのサポートについても紹介がありました。
    VHD ブートについても話がありました。

    猫に Windows 7 の画面を見せるとアイコンを追いかけるそうです。
    やってみたい…。

    リボンインターフェースが OS の標準コンポーネントになっている。
    ワードパッドとペイントのリボン化
    # ワードパッドは Office Open XML に対応

    マルチタッチの紹介がありました。
    LOOX B50 はタブレットですが、マルチタッチに対応してなかったはずなんですよね。
    残念です。

    Windows 7 ではセンサー API も充実しているようです。
    照度によって文字の大きさが変わるデモがありました。
    GPS との連動もできるようです。
    会社のパソコンに GPS をつけ、社員の居場所を管理する時代が来るのでしょうか…。

    見えなくなって良かった事
    UAC 4 段階設定
    エンドユーザーのパソコンは標準ユーザーでの運用は考える必要がありますよね。
    ITPro や開発者以外の場合、UAC はどれくらい表示されるものなのでしょうか??

    AppLocker によるアプリケーションの実行管理
    AppLocker のサービスを開始しておく必要がある。
    # グループポリシーで許可するアプリの設定もできそうです。

    スクリーンセーバーなしでも画面ロックが可能になったようです。
    私は離籍時に Windows キー + L を押す癖がついてますがこれは便利そうです。

    Vista ではウィンドウを開くたびにメモリが消費されていたのですが、7 では消費されなくなったようです。
    # dwm.exe デスクトップウィンドウマネージャのメモリ消費量に変化があるようです。

    リモートデスクトップの Aero サポートと動画再生の高速化。
    今までのようなイメージ転送ではなくなったようですね。

    ブランチキャッシュのクライアント側のキャッシュはネットワークから外した段階で削除されるとのことでした。
    どのような動きになるか検証したいな。

    BitLocker To Go のでもで DriveScape というソフトが使用されていたのですがダウンロードできるのかな??
    面白そうなので一度使ったみたいです。

明日も頑張って勉強します!!

Written by Masayuki.Ozawa

8月 26th, 2009 at 2:00 pm

Posted in セミナー

明日から Tech・Ed Japan 2009 です

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明日から 3 日間 Tech・Ed 2009 に全日参加させていただきます。
私は、SQL Server と Hyper-V 関連のセッションをメインに参加する予定です。

基調講演はインターネットでも中継されますので興味のある方は明日アクセスしてみてはいかがでしょう?

キーノート ライブ中継 – Microsoft Tech・Ed Japan 2009

せっかく始めたブログですので、参加レポートのようなものをかければいいなと思っています。

3 日間で今年の Microsoft 関連のベーススキルを少しでも身につけてきます!!

Written by Masayuki.Ozawa

8月 25th, 2009 at 1:54 pm

Posted in セミナー

Hyper-V 2.0 では Hyper-v 1.0 の保存状態は戻せないようですね

2 comments

Windows Server 2008 R2 へのバージョンアップが終了したので、バージョンアップ前に
保存状態にしていたゲスト OS を起動しようとしたら以下のエラーが。

image

OS のアップグレード前に保存状態にしていたのですが、保存状態に互換性がないらしく
アップグレード後にゲスト OS を起動することができませんでした。

保存状態はメッセージに表示されているように [~.vsv] のファイルが使用されているので、
このファイルをリネームしてゲスト OS を起動します。
リネーム後の初回起動ではエラーとなりますが、vsv ファイルが見つからずに起動すると
保存状態ではなく、電源 OFF の状態になりますので 2 回目で起動できます。

[Hyper-V Virtual Machine Management] サービスを停止できるのであればゲスト OS の
構成ファイルを開いて <savestate></savestate>のセクションに記載されている?
[memlocation] [vsvlocation] を削除して保存状態を無効にすることもできます。

image

強制シャットダウンと同じになりますのでエラー回復処理が表示されますが起動できるようになります。
image

OS アップグレード前はゲスト OS を保存ではなく、シャットダウンしておいたほうがよさそうですね。

Written by Masayuki.Ozawa

8月 22nd, 2009 at 10:35 am

Posted in Windows Server

Windows Server 2008 を 2008 R2 RTM へアップグレード

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続いて Windows Server 2008 SP2 を 2008 R2 RTM へアップグレードしたいと思います。

RC → RTM へのアップグレード時にゲスト OS が停止していないとインストールできないことが
分かりましたので今回はゲスト OS をすべて停止した状態からアップグレードしたいと思います。

こちらもセットアップを起動して
# セットアップは OS が起動した状態で実行します。
??? メディアブートからはアップグレードできませんでした。

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更新プログラムの取得を設定して

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エディションを選択して

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ライセンス条項に同意して

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アップグレードを選択して

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互換性レポートを確認して

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アップグレードになります。

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手順は一緒ですね。
こちらもインストール完了後にプロダクトキーを入力してライセンス認証すれば終了です。

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RC からのアップグレード同様 1 時間程度で終了しました。

Written by Masayuki.Ozawa

8月 22nd, 2009 at 4:06 am

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Windows Server 2008 R2 RC を RTM にアップグレード

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検証環境の一台は Winodws Server 2008 R2 RC を使っているので RTM にアップロードできるか試してみました。

インストーラーを起動して

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更新プログラムの取得方法を選択して

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エディションを選択して

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ライセンス条項に同意して

image?

アップグレードを選択して

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互換性レポートを確認すると
# Hyper-V でゲスト OS が起動していると互換性レポートでエラーとなります。

image image

アップグレードされます。

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アップグレード後にプロダクトキーの入力とライセンス認証をすれば完了です。

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この投稿を書きながら一時間程で無事に終了しました。
これから物理環境を順次アップグレードしていきたいと思います。

Written by Masayuki.Ozawa

8月 22nd, 2009 at 2:40 am

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Hyper-V Server 2008 R2 の Flash Media Boot について

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Hyper-V Server 2008 R2 で USB 等のフラッシュメディアを使ってブートできる機能が実装されています。
ESXi で USB ブートできる機能と同じイメージでしょうか。

スマートな方法ではないなですが設定の検証ができました。
# 一度ローカルディスクを使っています。

[準備するもの]

  • 4,882 MB 以上の USB メモリ
  • VHD ブートに使用するハードディスク
  • Hyper-V Server 2008 R2 のメディア
  • 64 bit OS が動作する環境

USB メモリは 4,882 MB 以上のものが必要となります。
ブート用の VHD が 4,882 MB より小さいとインストールできません。
# 最近は 8GB のメモリが 2,000 円以下で買えると思います。

USB ブート用の VHD イメージをローカルディスク上に作成してその VHD を USB にコピーしています。
そのため最初の VHD ブートイメージを作成するためにハードディスクを使用しています。

ダイレクトに USB にインストールできればよかったのですがインストールで有効なディスクとして
使用できなかったので一度ローカルに作成しています。

Hyper-V Server 2008 R2 は 64 bit 専用 OS ですので 64 bit OS の実行環境は必須です。

[作業内容]

  1. Hyper-V Server 2008 R2 をローカルディスクに VHD ブートでインストールします。
    手順は Windows 7 の VHD ブートと同じですので省略します。
    Hyper-V Server 2008 R2 が起動したらシャットダウンします。
  2. Hyper-V Server 2008 R2 のメディアで起動します。
  3. [Shift + F10] を押してコマンドプロンプトを開きます。
    まずは USB を初期化してブート可能な USB メモリにします。
    diskpart
    select disk <USB メモリのディスク>
    clean
    create part primary
    format fs=ntfs quick
    active
    exit
    <Hyper-V Server R2 のメディアが挿入されているドライブ>
    bootbootsect.exe /nt60 <USB メモリのドライブ>

    ディスク情報は [list disk] [list vol] コマンドで確認することができます。

  4. ローカルの VHD を USB メモリにコピーします。
    copy <ローカルの VHD ファイルのフルパス> <USB メモリのドライブ>
  5. BCD の設定です。こちらもコマンドプロンプトで実行します。
    USB メモリの中にある BCD ストアを編集します。
    BCD ストアは [bootsect.exe] コマンドを実行することによって USB メモリに作成されています。
    # BCD ストアは隠しディレクトリになっていますので実体を確認したい場合は [dir * ?A:H] で確認してください。
    [locale] の設定はおまけです。

    USB のドライブに関しては [diskpart] コマンドで [list vol] コマンドを実行するか、[mountvol] コマンドで確認して下さい。

    diskpart
    select vdisk file=”<Hyper-V の VHD ブートイメージファイルのフルパス”>
    attach vdisk
    select part 1
    assign letter=z:
    exit
    bcdboot z:windows /s <USB メモリのドライブ> /v
    bcdedit /store <USB のドライブ>BootBCD /set {default} device vhd=[<USB のドライブ>]<VHD ファイルのパス>
    bcdedit /store <USB のドライブ>BootBCD /set {default} osdevice vhd=[<USB のドライブ>]<VHD ファイルのパス>
    bcdedit /store <USB のドライブ>BootBCD /set {default} locale ja-JP
    bcdedit /store <USB のドライブ>BootBCD /set {bootmgr}? locale ja-JP
  6. これで設定は終了です。一度シャットダウンしてハードディスクをはずします。
    シャットダウンは以下のコマンドで実行できます。
    wpeutil shutdown
  7. この状態で USB メモリからブートすると Hyper-V Server 2008 R2 が USB から起動します。

一応この方法で Hyper-V Server 2008 R2 を USB から起動することができました。
最初はインストール時に USB にインストールできるオプションがあるのかと思っていたのですが、
VHD ブートの応用で実現するみたいですね。
BCDEDIT コマンドを使う機会が多くなってきたので BCD ストアの操作方法も理解する必要が出てきそうです。

どこかで BCDEDIT でよく使うコマンドをまとめておくと便利そうですね~。

USB メモリが 2 本と 64 bit 環境が 2 台あれば既存の環境にはあまり影響を与えるくとなく Hyper-V Server 2008 R2の
Live Migration 環境が作れるかも。

Windows Server 2008 R2 の環境整備と併せて Hyper-V Server 2008 R2 の検証もやってみたいです。
自宅の検証環境使って確認したいことがいろいろと増えてきました。

[参考にさせていただいたサイトの URL]

http://www.markwilson.co.uk/blog/2009/07/running-windows-from-a-usb-flash-drive.htm
http://blogs.technet.com/virtualization/archive/2009/07/30/microsoft-hyper-v-server-2008-r2-rtm-more.aspx
http://blogs.technet.com/stephenrose/archive/2009/07/28/a-bootable-usb-utility-to-create-bootable-usb-drives-for-win-7-and-server-2008.aspx
http://www.microsoft.com/oem/sblicense/OPK/default.mspx

# OEM Preinstallation Kit が必須かと思っていたのですが、なくても実現できました。

Written by Masayuki.Ozawa

8月 16th, 2009 at 2:42 pm

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Windows Server 2008 R2 が TechNet / MSDN で提供が開始されました

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サブノートに Winodws 7 のインストールが終了したので MSDN を眺めていたらWindows Server 2008 R2 の
提供が開始されていました。
# そういえば今日、提供開始でしたね。

Hyper-V Server 2008 R2 の提供も開始されています。

  • Windows Server 2008 R2 Standard, Enterprise, Datacenter, and Web (x64) – DVD (Japanese)
  • Windows Server 2008 R2 for Itanium Based Systems (ia64) – DVD (Japanese)
  • Windows Server 2008 R2 Language Pack (ia64) ? DVD (Chinese-Simplified, English, French, German, Japanese, and Korean)
  • Windows Server 2008 R2 Language Pack (x64) ? DVD (Multiple Languages)
  • Microsoft Hyper-V Server 2008 R2 (x64) – DVD (Multiple Languages)

Hyper-V Server 2008 R2 は [アプリケーション] のカテゴリにありますので少しわかりづらいかも。

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少しずつ自宅の検証環境のアップグレードを始めていきたいと思います。

いろいろな情報収集をしていると一日はあっという間ですね~。

Written by Masayuki.Ozawa

8月 15th, 2009 at 7:12 am

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VHD ブートの OS はインプレースアップグレードできないみたいですね

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RC が提供されたときにも話題になりましたが

  • Beta → RC

へのアップグレード同様に

  • RC → RTM

のアップグレードも正攻法ではエラーとなります。

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Beta → RC へのアップグレード時と同様に裏技を使うと回避できますが。

<http://windows7news.com/2009/04/09/windows-7-beta-to-rc-upgrade-instructions/>
# cversion.ini の書き換えです。ご利用は自己責任で。
??? この方法でアップグレードして不具合が起こってもサポートしてもらえないんでしょうね…。

ここからが本題です。

VHD ブートしている Windows 7 RC x64 がアップグレードできるのかを試してみました。
VHD ブートの OS のインプレースアップグレードはサポートされていないんですね。知りませんでした。

image?

ここで気になるのが [仮想ディスク内のオペレーティング システム ~] と表示されている個所です。
VHD ブートは仮想ディスク内のオペレーティングシステムですが、Hyper-V のゲスト OS も
仮想ディスク内のオペレーティングシステムという扱いだと思います。

以下の 2 パターンでインプレースアップグレードしてみました。

  1. Windows Vista Ultimate Edition x64 をアップグレード
  2. Windows 7 Ultimate Edition RC x64 をアップグレード

[Windows Vista Ultimate Edition x64 をアップグレード]

Vista の NonSP の状態からアップグレードをできるかを検証してみました。
# NonSP を使っているのは SP 適用済みの Vista の展開用イメージが作れていないためです…。

SP1 を適用していないとアップグレード自体が NG のようです。

image

ということで SP1 を適用し、再度検証開始です。
まずは、仮想ゲスト サービスはインストールせずに検証してみました。

SP1 インストール直後に Windows 7 にアップグレードしようとしたところ、再起動が必要との
メッセージが表示されたので再起動し、再度アップグレードを実行。

?image

再起動後は次のステップに進めました。

?image

image

[Windows 7 Ultimate Edition RC x64 をアップグレード]

裏技を使ってアップグレードのチェックでエラーとならないようにできれば
インプレースアップグレードが可能でした。

image

?

VHD ブートでなければアップグレードは可能なようですね。

移動中に使用している LOOX には RC をインストールしていたので裏技を使って
アップグレードを試してみたところ、アップグレードは完了したのですが、
ポイントスティックの動きが反転したり、ディスプレイの向きの切り替えが
できなくなったりと、一部の機能が正常に動作しなくなってしまいました…。
# クリアインストールしたら正常に動作しました。

LOOX U/B50 へのインストールは一通り終了したのでじっくり使っていきたいと思います。
メイン PC へのインストールはウイルスバスターが Windows 7 に対応してから実施したいです。

Written by Masayuki.Ozawa

8月 15th, 2009 at 5:10 am

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SQL Server 2008 R2 の UCP を試してみました

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昨日、SQL Server 2008 R2 をインストールしてひとつ新機能を試してみました。

SQL Server 2008 R2 では Utility Control Point (UCP) という機能があります。
この機能を使用すると SQL Server Management Studio から複数のサーバーの状態監視を
行うことができるようになります。

SQL Server の基本機能だけで実装する OpsMgr のようなものでしょうか。

この機能ですが SQL Server 2008 R2 (10.50) 以降かつ、Enterprise Edition でないと使用できないようです。
# 管理される側も上記のバージョンでないと駄目そうです。
??? データ取得に使用する Data Collector のストアドプロシージャが msdb のシステムストアドプロシージャとして
  存在しているようで、SQL Server 2008 Enterprise Edition を管理下に設定しようとしたらエラーになりました。

使用するための手順としては

  1. UCP を使用して監視を統合する SQL Server に UCP 用のデータベース、SQL Server Agent のジョブを作成
    image
    image
  2. SSMS の Utility Explorer で管理されるインスタンスを登録
    image

になります。

SQL Server 2008 R2 の SSMS では [Utility Explorer] という画面があり、この中に UCP が含まれています。

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1 インスタンスしか用意できていないので管理画面が寂しですが以下のようなレポートが表示できます。

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image

CPU の使用状況等に関しては閾値を変更することも可能です。

image

閾値超えがメールで連携できると便利そうなのですが、そのような設定ができそうな画面は
今のところ見つかっていません。

Tech Ed 2009 で新機能について話が聞けるといいな~と思っています。

Written by Masayuki.Ozawa

8月 12th, 2009 at 2:12 pm

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Windows Server 2008 で SQL Server 2005 のクラスタを構築する際のメモ

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時間のある時にきちんとまとめたいと思いますが忘れないようにメモ。

  1. Windows Firewall の設定
    Firewall が有効になっていると ワークステーションコンポーネントのインストールの際に
    [notifacionservices.dll] が登録できなくてエラーとなることがある。
    MSDTC の設定も必要そうだが、Windows Firewall で [msiexec.exe] の例外が必要。
    image?image
    image?
    インストール時には [Windows ファイアウォールによる新しいプログラム~] を有効にしてダイアログを
    表示したほうがよいかも。
    64ビット版の場合は WOW64 配下にも [msiexec.exe] が存在するので両方許可しておくと良さそう。
  2. インストール直後に SQL Server のリソースがオンラインにならない
    Windows Server 2008 で動作するのは SQL Server 2005 SP2 以降のため、インストール時に
    ダイアログが表示され SQL Server のリソースがオンラインにならない。
    SP2 適用後にオンラインにする。
  3. 互換性の表示
    [BI Development Studio] と [SSIS] のインストール時に [devenv.exe] の互換性のメッセージが表示される。
    image
    インストーラーを起動しているノードで表示されている場合はわかるが、クラスタ内の各ノードで表示され、
    インストーラーが一時停止していることがあるので、インストーラーが停止しているように見える場合は、
    各ノードでダイアログが表示されていないかを確認
  4. MSDTC の設定
    クラスタ環境でインストールする場合の定番リソース。
    細かい調査までできていないが、クラスタの既定のコーディネーターリソースの設定が以下の内容であれば
    インストールが正常にできた。
    image image
  5. SP2 のインストール
    MSDTC の設定が行われていないと SQL Server、Firewall の設定が行われていないと
    ワークステーションコンポーネントのインストールで失敗する。

MSDTC のリソースが SQL Server が起動しているノードで実行されているとこの辺の設定はしなくても
インストールと SP2 の適用ができそうであるが、運用後に SP を適用するときに現象が発生すると
メンテナンス時間内で作業ができなくなる可能性があるので構築時に潰しておくとよい。

Written by Masayuki.Ozawa

8月 12th, 2009 at 1:39 pm

Posted in SQL Server