先日、PASS Summit 2025 の Microsoft Keynote が公開され、その中でアナウンスされていて気づいたのですが、Data API Builder (DAB) に MCP Server のサポートが追加されています。
この情報についてまとめておきたいと思います。
Contents
MCP Server をサポートするバージョン
Data API Builder の新機能 に DAB の各バージョンの新機能が記載されていますが、投稿時点の安定リリースの最新バージョンである 1.6 までの情報では MCP Server についての情報は記載されていません。
投稿時点では MCP Server (MCP Endpoint) をサポートするバージョンは Preview (RC) 中の 1.7 でのみ使用することができます。
DAB で提供されているバージョンは Nuget から確認できますが、1.7 以降の一般提供が開始されるまでは、次のようなコマンド (or RC のバージョン指定) で明示的に Previrew バージョンをインストールする必要があります。
dotnet tool install microsoft.dataapibuilder --prerelease
この対応を実施することで、MCP Server をサポートする DAB をインストールすることができます。
Data API Builder の MCP Server
MCP Server のドキュメント
機能の提供開始時には MCP Server としてまとまったドキュメントが公開されていなかったのですが、最近になってドキュメントが公開されました。
MCP Server の有効化
Data API Builder の MCP Server ですが、init / config で設定を行うことができます。
これらのコマンドで MCP Server の設定を有効にすると Data API Builder で作成した API が MCP Server として使用することができるようになります。
Runtime には MCP についての記載はまだ追加されていませんが、MCP Server のドキュメントの ランタイム設定 に設定についての記載があります。
上述のコマンド (dab init / dab config) で MCP 向けの操作を行うことで、runtime セクションに MCP Server 向けの設定が追加されます。
MCP Server のツールとしては「dml-tools」に定義しているツールを使用することができ、ツール単位で有効 / 無効を設定することができます。
現状、各ツールを false にしてもツールとして表示はされますが、MCP Client から利用しようとするとエラーになるという挙動となっているようです。
MCP Server のテスト
ローカルで実行 (dab start) した場合のデフォルトのエンドポイントは「http://localhost:5000/mcp」となり、MCP Client からこのエンドポイントに対してアクセスをすることで使用することができます。
テスト目的のアクセス方法については、MCP Inspector Testing Guide で公開されており、MCP Inspector を使用してテストを行うことができます。(Streamble HTTP のアクセスでテストをすることができます)
Visual Studio Code からの利用
DAB で作成した MCP Server は標準的なものですので、Visual Studio Code 等からも利用できます。
先日投稿した Azure のコストを Parquet ファイルでエクスポートして SQL で検索する のクエリを MCP 化して、Visual Studio Code からアクセスした結果が次の画像となるのですが、DB アクセスの MCP Server を容易に作成することができました。