dynabook Tab VT484 (de:code で配布された通称教材タブレット) に Windows 10 Preview 9926 をクリーンインストールできるか試してみました。
VT484 については x86 の環境となってますので、32 ビット版の ISO を使用します。
充電が 100% 完了した状態であれば、途中で電源が落ちることもなく作業を終了することができますので、作業前には十分に充電をしておくとよいかと。
また、試される際は回復ドライブの作成をお忘れなく。
■デバイスドライバーのバックアップ
まずは、Double Driver のようなデバイスドライバーのバックアップソフトを使用して、初期の環境で使用されているデバイスドライバーのバックアップを取得します。
Windows 8.1 のドライバーであれば、Windows 10 Preview でも使用することができます。
■インストールに必要な機器
インストールできるかを試す際には以下が必要になります。
- Micro USB から USB に変換するケーブル
- USB ハブ
- USB 接続のキーボード
- ISO をマウントできる HD ケースか USB メモリ
8 インチタブレットのデフォルトの外部接続は Micro USB となっていますので、SANWA SUPPLY USBホスト変換アダプタケーブル(MicroBオス-Aメス) 10cm AD-USB18 のようなケーブルを準備しておく必要があります。
このケーブルで USB 機器を接続できるようになりますので、USB ハブを使って複数の機器を接続できるようにします。
# 今回はインストール用のメディアとUSB 接続のキーボードを接続しています。
インストール直後はタッチパネルが使用できませんので、キーボードで初期設定をする必要があります。
私の場合は、レノボ・ジャパン ThinkPad トラックポイント・キーボード がマウスも使えて便利なのでこれを利用しています。
Windows 10 Preview は ISO で提供されていますので、ISO のファイルを使用してブートできるようにする必要があります。
USB メモリを作成する場合は、以下のようなコマンドで USB メモリをフォーマットして、その後 ISO をマウントしてすべてのファイルをコピーします。
diskpart.exe select disk clean create part primary active format fs=fat32 quick exit
ISO をマウントできる HD ケースについては、ZALMAN の ZM-VE400 等を利用するとよいかと。
これで準備は完了です。
■ブートメニューの表示
ボリュームアップを押しながら電源を入れて、「Boot Menu」が表示されるまで固定しておきます。
Boot Menu が表示されると接続している USB から起動することができます。
これで USB メディアからインストーラーを起動することがきますので、Windows 10 Preview をインストールします。
■デバイスドライバーのインストール
インストールが完了したらキーボードで初期設定を行い、OS の初期起動が完了するまで作業を進めます。
初期起動が完了したら、Double Driver からデバイスドライバーのリストアをすることでタッチパネルを含めてすべてのデバイスを使用できるようになります。