以前、Data Migration Assistant (DMA) の後継機能 という投稿を書きました。
Data Migration Assistant は廃止となり、バージョンアップの評価は SSMS 21 以降に含まれる「Migrate SQL Server」の機能に移行されました。(Data Migration Assistant のダウンロード からインストーラーの提供も廃止されているようです)
- SQL Server Management Studio で SQL Server 移行コンポーネントを使用する
- General Availability of SQL Server Migration Component in SSMS 21
この機能がリリースされていることは気づいていたのですが、まだ使用していなかったので、この機会に試してみました。
Contents
SSMS を使用した SQL Server のバージョンアップの評価
前述のとおり SQL Server のバージョンアップの評価は、SSMS に移行されており、SQL Server Management Studio で SQL Server 移行コンポーネントを使用する の内容で実施することができるようになりました。
本機能が実装されたのは SSMS 21 ですが、最新の SSMS は SSMS 22 となります。
SSMS 22 でも当然ながらこの機能は実装されており、最新の SSMS からも利用可能です。
バージョンアップの評価は、SSMS で該当の SQL Server に接続して、インスタンスを右クリックし「Migrate SQL Server」の「新しい評価」から実行することができます。
UI としては、DMA に近いものとなっており、SSMS 22 では、SQL Server 2016 ~ 2025 までのアップグレードの評価を実行することができます。
評価を実行すると次のようなレポートを表示することができます。これも DMA と同様のレイアウトで確認ができますね。
DMA との違いで気づいた内容
アドホッククエリの評価機能がない
DMA では、Data Migration Assistant (DMA) によるデータベース アップグレード / マイグレーション評価の応用方法 で書いたような、Data Access Migration Toolkit と組み合わせて、DB のオブジェクトとして含まれていない、アドホックに実行されるクエリの評価機能が含まれていました。
この機能は SSMS の評価機能では含まれていないため、アドホックに実行されるクエリを評価対象とする機能が弱くなっているように思えました。
拡張イベント / トレースのフォーマットが不明
SSMS のアップグレードの評価では、拡張イベント / トレースを入力情報として追加することができます。
しかし、どのようなイベントクラスで情報を取得すればいいのかが不明でした。
DMA の場合は 評価するデータベースと拡張イベント トレースを追加する に記載されている拡張イベントを作成して情報を取得すればよかったのですが、SSMS の評価では同様のイベントで取得したログは認識しなさそうでした。
これについては継続して調査していきたいと思います。