先日、Microsoft Copilot in Azure の一般提供が開始されました。
- Microsoft Copilot in Azure is now generally available
- Generally Available: Microsoft Copilot in Azure is Now Generally Available
これに伴い、Microsoft Copilot in Azure with Azure SQL Database も一般提供が開始されています。
Microsoft Copilot in Azure with Azure SQL Database の機能ですが、一般提供開始のタイミングでプレビューから機能が変わっている箇所があります。
プレビューとしてリリースされた当初は、Microsoft Copilot skills in Azure SQL Database を使用したデータベースの稼働状況の調査について で記載したような機能が提供されていました。
この機能は、Copilot で Azure SQL Database で使用する Copilot サンプル プロンプト に記載されているようなプロンプトを使用すると、Portal にアクセスしているユーザーの権限の範囲で DB に対してクエリを実行し、DB の情報を取得して回答に含めるというものとなっていました。
もう一つの機能としては、Azure Portal のクエリエディター で自然言語で入力した内容を基に T-SQL を実行するという機能がありました。
これら二つの機能ですが、一般提供開始時に削除されたようです。
ドキュメントの修正としては、https://github.com/MicrosoftDocs/sql-docs/commit/1ad76aa467604b90e96dc58e25e0b2cb78bea180 で行われており、プレビューで提供されていた機能がドキュメントから削除されています。
現在の Microsoft Copilot in Azure with Azure SQL Database は、DB 向けのスキルとして、https://sqlcopilot.azure.com/api/SQLCopilot/GetEvaluation から回答が取得されていますが、DB に対してクエリを実行して情報の取得は行われておらず、SQL Database の汎用的な情報の回答の生成となったようです。
Azure SQL Database で使用する Copilot サンプル プロンプト の情報を見ると、DB から情報を取得して生成を行うように見えますが、現状 DB を直接アクセスすることはな意図のことです。
DB に直接アクセスして Copilot を利用する場合は、Copilot in SSMS を使用することになるのでしょうかね。