Azure のインスタンスはゲスト OS が展開される形で構築されています。
この展開時に使用されていると思われる Sysprep の応答ファイルの内容を見てみようというのが今回の投稿です。
■応答ファイルのキャッシュから確認してみる
Sysprep の応答ファイルですが [%WINDIR%panther] にキャッシュがされます。
Windows セットアップの実行方法
そこで Web Role で上記のディレクトリを覗いてみます。
Unattend.xml が存在していますね。
これがキャッシュされた応答ファイルになります。
# このディレクトリの Unattend 内にも応答ファイルが含まれており、こちらも応答ファイルとなっています。
Web Role と似たような環境を作りたいと思った時、このキャッシュされている応答ファイルを使用して、Sysprep をしてみると同等の環境ができそうですね。
応答ファイルを見ていると RegisteredOwner に RedDog Lab と設定されていたりしてなかなか興味深いです。
他にも [%WINDIR%SetupScripts] フォルダにも Sysprep 後に使用されるファイルが格納されていますのでこのあたりもコピーをしておいてから、Sysprep してみても良いかと。
展開する際に参考になりそうな設定がいくつか入っていますので、勉強としてもこのあたりのファイルは役に立ちそうですね。
ちょっとした小ネタでした。